うーーん…塾関連の記事が取り上げられている…

さて…

6月頭からは定期テスト対策特訓も始まりますが、

並行して夏期講習の準備も進行しなければなりません。

まずは、時間割…

自塾の場合、第一は「夏期講習から来る生徒」ではなく、

「すでに在籍している生徒」を念頭に置いた時間割を組んでいきますので(新規生を想定せずに組んでいるわけでは有りませんが)、

必然的に「現在の授業進度」と「今後の進行予定」の調整をしながら考えていくこととなります。

で、とりあえず…

今日で夏期講習前までの授業計画案を最終確定。

一斉授業と個別指導を組み合わせるから出来る指導上のメリットを最大限活かし

単元も実力テストと定期テスト、どちらも想定して授業案を組んでいく。

ただ順番に並べるのではなく、つながりを意識して組み込む分、当然頭も使います。

で、これが楽しい(手を付け始める前は、やるのが億劫になり少し苦しい(笑)。

あとは1・2年生です。

楽しみながら金曜日までに終了させたいと思います。

で、タイトルの件です。

タブーなのかもしれませんが、一応業界の件なので触れないのもどうかと思うので自分なりに思うことを書きたいと思います。

まず、今年…

学習塾関連の話題が(大きくは)2つ、新聞やネットニュースで取り上げられました。

1つは、大阪での「合格実績」に関する塾同士の(仁義なき)闘い。

もう1つは昨日ヤフトピに登場し、今日の魁新聞にも出ていた塾の経歴に関するもの。

まず、どちらのケースについても言えるのは、塾生の為を考えれば「もめる」のも「騒がれる」のも良くないということ。

当然です。

「自分なりの見解」を持てない年代の子ですから、とにかく情報に踊らされてしまうでしょう。

折角塾に行ったのに、塾生同士でその話になり、勉強どころではなくなっている。

講師は講師で、自分が悪いわけでは無くとも、どこか後ろめたい気分になってしまい、普段通りの始動が出来ない。

結果…

非常に微妙な空気のまま、時間だけが過ぎていく…

こういう状況になることもあるでしょう。

生徒のことを思えば、やはり早急に収束させるように全力を尽くすべきと思います。

そして、2つ目(昨日)の件についてです。

これに関しては、秋田(というかかなり近く)にも該当する塾さんがあるので言葉を選ぶ必要があるのかもしれませんが、

まず思うこと…

そんなん勝手に上層部がよかれと思って誇大広告にしたのであって、現場の講師が何か悪いことをしたんじゃないんだから、

先生は堂々といつも通りにやれば良いのでは?と。

塾に限らず、会社なんてのは規模が大きくなればなるほど、現場の声を吸い上げ、運営に活かしていくという当たり前の機能が低下していきます。

ま、個人的見解ですが。当然例外の組織もあるでしょうが。

恐らく、現場の講師の方には、言いたくても言えない事やそうせざるを得ないようなこともあったでしょう。

でも、生徒のことを想い、一生懸命に指導に取り組んでいたなら…

それを続ければ良いのでは?と。

僕はそう思います。

語弊があっては困るので念のために書いておくと、

その会社を擁護しようなんてつもりはありません。

ただ、現場で働く講師の方にまでその責任が及ぶのは違う、ということです。

次に、この件に関して思ったことです。

正直、僕の知りうる範囲では「数字の偽装」なんてものは、この業界当たり前に行われています。

そのくらい「未成熟」な業界であり、まだまだ閉ざされた業界だということでしょう。

僕自身、規模は小さくとも、全然大手塾ではなくとも…

結果を公表すること自体は大切だと思っていて、塾のHPや広告でも合格実績を掲載するのも「務め」だと考えているからです。

でも、生徒数が一定数を超えると…

その数値のもつ真実味は一気に下がります。

そして「盛る」ことに対しての罪の意識もどんどん低下していくのだと思います。

キャンパスくらいの規模なら、盛ったら一瞬で分かりますから…

だって、生徒同士・保護者様同士のパイプだってあるわけです。

誰よりも子どもたち自身が分かるわけです。

毎日あっていたメンバーなのだから。

でも、塾生同士の交流がさほどなかったり、

教室数が3つ以上あったりすると…

こういう数値操作はどんどん容易になっていくのかもしれません。

で、そういう塾お決まりのフレーズが…

A高校△△名!

B高校○○名!

C高校○○名!

他△△名!

って、おい!

って話なわけで。

自分が教えていたかわいいかわいい生徒を「その他」とか「他」なんて括ってしまうのか?と。

それは無いわけです。

だから、思います…

ここからは、塾を選ぶ保護者様方に向けてですが、

以下のことを踏まえて「数字」を見ましょう。

※あくまで私見です、私見…

①一定数の生徒・教室数がある塾の合格実績は、確実ではない可能性も有ると考えて参考にする。

②お友達や知り合いが通っていた場合、合否結果を塾から聞かれていないし報告もしていないという場合があったら、

 その塾の合格実績の信憑性はかなり低い。(だって、おかしい話でしょ?)

③分母(母数)を明確にしている場合の数値は信ぴょう性が高い。(自塾がそうだからというわけではありません)

④成績アップ率〇%というのも、信憑性が低いケースの方が多い。(あれ、こう書くと自塾も該当してしまうぞ(-_-;)

数字を第一にして塾・家庭教師を選ぶなら…

以上の4つは参考にすると良いのではないでしょうか。

加えるなら…満足1位!とかも、何を根拠にしているか僕は謎なので、あまり参考にしない方が良いと思います。

というか、参考にする人自体いないか(笑)

何だか書こうと思っていたことからかなり脱線してしまったので、最後に1つだけ…

講師が○○大学卒業生のみ!

とか、そういうのは謳い文句に出来るかもしれません。

実際、自塾の場合も「国公立大か高専卒(在籍)」が採用の前提となっていますし…

ただ、そんなんで講師の力量を計れませんし、子どもを伸ばせるかどうかも在籍(出身)大学で決まるものでもありません。

自塾の場合は、個別指導の特性上で、教科対応が可能な「国公立大か高専」としているだけであって。

○○大学卒の先生だから、その先生に任せれば子供が伸びる!なんて思っている親御さんもいないでしょう。

イメージ的に、逆の発想はあるかもしれませんが、

でも実際はそんなん関係ないでしょう。

実際、恥ずかしいから大きな声では言えませんが、僕高校生の時に

数学Bで38点、

数学Ⅱで35点

とか、とったことありますよ。

じゃあ、当時僕よりも成績良かった子が全員僕より上手に数学を教えられるのか?って言われれば、

そんなこともないでしょう。

だから…

講師の学歴のみを売りにするってのは、ちょっと違うんじゃないかなって…

僕はそう思いました。

はい、お仕事再開します。

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL