自分は何のためにそこにいるのか?

昨日は中学1年生部の一斉授業でした。

英語の導入説明を終え、演習を机間巡視している際にある生徒のノートが目に留まりました。

いや…

目に留まったというより、「違和感」を私の能が完治したという感覚でしょうか。

※調子こくなという話ですが(笑)、これは本当です。例えばpleaseがpreaseになっていたり、気にしないと見落としがちなものもほぼ確実に脳が察知するように思います。経験って…素晴らしいですね(笑)

その違和感を感じたのは、前回の個別指導時のページです。

上記のようなスペルミスが相当あるのに、それがほぼ〇になっていました。

◆areがaerになっている

◆上記の通りpleaseがpreaseになっている

◆疑問文に?がない

◆書き出しが小文字のものもある

YesやNoの後ろのカンマが抜けている

そう…

1年生にありがちな「間違え」のオンパレードです。

※私はこれを「ケアレスミス」とは呼びません(「ミス」なら分かりますが)。これは完全なる間違いです。

ここに潜む問題は大きく2つです。

まずは、生徒自身の意識…

正答を見て〇つけをしているはずなのに、〇つけが正確に出来ていない…

これは自塾生も本当に多く、

この状況から早く抜け出さないと、学力向上への道はどんどん険しくなっていくばかりです。

ですから、

私は〇つけの重要性は本当に口酸っぱく、どんな場面でもしつこく言っています。

難しい問題を解きなさいと言っているわけではありません。

〇つけを真剣に行う。

注意力をマックスにして行う。

そうすることで、間違えを間違えとして認識できることで、

初めて「正答」に近付けるのだと思います。

これに関しては今後もしつこく、本当にしつこく…

ぎっとぎとの味噌ラーメンのようにしつこく、何度も何度も言い続け、絶対に修正していきたいと思います。

で、私が最も問題したのはもう1つの方…

これが「授業中であった」という点です。

つまり、目の前に講師がいる状況でこの〇つけが行われ、その修正がなされなかった…

これは自塾の個別の講師の問題ではなく、完全に塾としての、私の問題です。

一斉授業と個別指導を併用しているキャンパスにとって、

個別指導の最大の武器は「演習過程」にスポットあてた指導(確認)が出来るということです。

個別だから分かり易く説明できる…

そんなん個別指導のメリットでもなんでもありません。

悪い意味ではなく、そんなん学生講師より学校の先生や我々社員講師の方が上手いわけですから。

だって…

そうじゃなきゃおかしいでしょう(笑)

学校の先生はプロです。

我々もプロです。

それで人生を生き、家族を養っているのです。

それを長くても数年、しかも週に数回授業を担当する学生講師の方が上手い!っていうのなら、

我々は廃業です(苦笑)

とはいえ、キャンパスの学生講師が指導を軽視してるとかは全くありません。

どの講師も本当に、本当に一所懸命授業予習をして、準備をして挑んでいます。

そういう意味では学生であっても「プロ意識」は確実に持っている素晴らしい学生たちだと思っています。

あ…

話が逸れた。

戻します。

それと、よく聞くのが「一人ひとりのペースに合わせてくれるのが個別指導のメリット」なんていうのもよく耳にしますが、

それも私はメリットだと全く思っていません。

そんなん…

絶対に勉強が嫌いな中学生は前進しませんから。

ある程度の勉強の「素質」を持っている子は話は別です。

そういう子はそもそも塾に行かずとも、やれば上がっていくので。

ほっといても。

でも、その性質上個別指導を選択する子は学力上位層より下位層の方が多いと思います。

あくまで割合の話ですが。

※ただ、私は実は逆で、個別は学力上位層向き、一斉は学力下位層向きだと思っています。今も。

とするなら、下位層の子のペースに合わせ、しかも本人にその気がなければいつまで経っても同じ単元を繰り返さなければいけません。

でも、定期テストは日時が決まっており、当然範囲も決まっています。

その子のペースでやってしまったら、

テストまでに範囲が全く終わっていない…

そうなるのが関の山です。

だから、です。

あくまでキャンパスの個別指導は、

「一人一人のペースに合わせて」でも

「超分かり易い」でもない(そもそも分かりづらいならその時点でアウトなわけですから…塾として)、

「演習過程をバッチリ見て、自分で出来るように引っ張る」というのが最大のメリットなんです。

にも関わらず、その「過程」における確認漏れが出てしまった…

やはりこれは講師全員が問題として共有し、

絶対に改善していかなければならないわけです。

いや、1対3という指導形式上こういうのを「0」にするというのは不可能なのかもしれません…

どうしても説明に熱が入っている最中に隣の生徒が〇つけしていれば、

そこまで完全に把握するのは困難だとも言えます。

でも、やはり「0」を目指したいわけです。

キャンパスとして、個別指導の講師は「何を目指す」のか

自分がその場に「先生」として、中学生の前で指導する以上、

「何を最優先すべき」なのか?

繰り返しますが、授業の予習や準備に関してはかなり高いレベルでやってくれていると思います。

だからこそ、そういうメンバーだからこそ、

こういう問題もクリアにしていけると思います。

昨日は私と佐久間でその件を話し、

その後学生講師にもこの話を通してみんなで問題点を共有しました。

ので、今日からまた…

「もっと良い指導」を目指して個別指導に挑んでくれると思いますので、

塾生自身も〇付けへの意識をもっと高めて授業に挑んで欲しいと思います。