答えが無い問題は渡すべきではない
毎年のことですが…
この時期になると私立の入試問題を質問に持ってくる子がいます。
ただ、これも毎年のことですが…
解答(模範解答)は貰っていない。
これってどうなんだって…僕は思います。
前もってお断りですが、これは学校批判でもなんでもないつもりです。僕は。
だって…
問題を配るなら、授業では扱わずとも自分でやって欲しいなら、解答は渡すべきでしょ。
解答はあるが(意図があって)渡さない。
のと、
解答が無いから渡さない。
のは絶対に違います。
で、僕は毎年この状況なので後者の「無いから渡さない」のではないかと思っています。
実際、僕が回答を作ってきたので。まぁ、それを保管しておけば良いのでしょうが、捨てるので毎年解くことになるのですが…
話を戻します。
当然、配布されればその学校の受験を考えている子はその問題を解いてみるでしょう。
でも、答えは無い。
ここでまず一つ…
公教育は絶対に公平性を欠いてはいけないというのが僕の考えですが、
塾に行っている子は塾で答えを教えて貰うことが出来ますが、
そうでない子は出来ないわけです。
合っているかどうか、分からない。確認も出来ない。
これは確実に公平性を欠くこととなります。
そして、2つ目に…
僕も公立の過去問や高専の過去問はやらせますが、私立の過去問は別にやらせたいと思っていないんです。
私立軽視という意味では有りません。決して。
毎年私立の問題を見て良問だな~と関心もさせられます。
でも、あくまで僕自身が塾として目指しているのは公立と国立です。
だから、そちらの問題にだけ特化してやらせていきたい。
いえ、正しくは「意識を公立、国立に一点集中させたい」のです。
だから、私立専願の子に関しては毎年持ってきた問題には模範解答も作ってきました。
ただ、学校の先生も配布するには意図があると思いますし、
解いてほしいとも思っているはずです。
なら…解答は渡すべきではないのか?と僕は思うんです。
僕は…小学生も中学生もプリントを渡すということには重大な意味があると思っています。
自分がこういう方向に持っていきたいという想いを持ち、それに近づけるために子どもたちに解かせたいプリントを渡す。
当然配布するテキストもそうです。
限られた時間の中でする勉強ですから、そのテキストだってプリントだって適当に選んではいけないはずです。
実施、僕自身来年度のテキストは既に検討しています(半分は決まってます)し…
と考えた時に、そういう想いを持って渡すプリントならば絶対に生徒の解いてほしいわけで、
その子に何とか学力向上を期待するならそこで解答を渡さないというのはどうなんだと僕は思うのです。
まぁ、話を逸らすと…
生徒たちはそこまで考えていません。
だから、とにかくプリントが欲しいとか塾にあるテキストに手を出したりとか…
自分のテキストも満足に終わっていないのに…
しかも、成績超上位性は基本的に塾のテキスト+α最低限のことしかやっていないというのに…
僕はこれが嫌で「塾内のテキストを使いたい場合には断りを入れるように!」
と何度も言ってますが、その意図は全く伝わっていない子もいるわけです(苦笑)
話を戻します。
ということで、やはり配るプリントやテキストは明確な意図が無い限りは解答を渡すべきではないかと僕は思います。
あくまで…私見ですが。
僕はそう思います。
余談ですが、最近密かにやっている子が多いのは魁自習室です。
あれ、良いと思います、僕は。
英語の長文はちょっと秋田の形式に即していないので(注釈が多すぎて他県とか私立の問題みたい)うーーんとは思いますが、
語順整序とか穴埋めと化の文法問題はすごく良いと思いますし。
ただ…これを読んで今から無理にはじめないでね(笑)
さて…やるぞ!
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