2024.Aug01夏期講習⑨夏休みの宿題を全廃…

◆学習塾の選び方
以前書いた記事
です。塾選びのご参考に…
◆19期生高校受験体験記
19期生と保護者様から頂いた受験体験記です。是非ご覧下さい。

 

夏期講習は9日目…
あっという間に8月に入りました。
連日の授業や空き時間の業務で、
何もしないとそのまま惰性で日々が過ぎてしまいます。
よって、
地方紙である魁新報に加えて、
必ず教育関連、政治経済関係の記事を1日に各2つずつは読むようにしています。
そんな中で昨日目にしたのがこちら。

小学生の「夏休みの宿題」が減った理由

記事内容には共感できる点も有りますが、
私は疑問も感じます。
「勿論自分の考えが正しい」なんて大それたことを思っているわけでは無く(笑)、
こういうのは多角的な意見を踏まえて考えていかなければいけないよな…と。

この記事に限らず私が疑問を感じることが多いのが「自立」という言葉です。
中学校の入学説明会でも頻繁に耳にしますが、
中学生の自立ってなんでしょう?
例えばgoo辞書では

[名](スル)

1 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配助力を受けずに、存在すること。「精神的に—する」
2 支えるものがなく、そのものだけで立っていること。「—式のパネル」

と定義しています。
記事内容でも出てくるワードですね。
これが、
親からの自立
ということであれば聞こえは良いですが、
そもそも中学生は経済的に自立できません。
新聞配達等で自分でお金を稼ぎ、
衣食住を自分で賄わないかぎりは。
では、
精神的自立ということならどうか?
それは放っておいても自立していきます(笑)
反抗期も有れば、
親に嘘もつく。
自分なりの考えをもって日々行動するわけですから。

問題は、
この「自立」という言葉を大人が都合よく使ってないか?
ということです。
何なら、
大人にだって自立できていない人は沢山いるわけですから。

だから、
義務でもある教育の根幹を担う学力を育むための「宿題」と、
抽象的でイマイチ掴めない「自立」を結びつけるのが私はそもそもおかしいと思うわけです。
そしてもう1つ…
そもそも塾は学校を超える存在には絶対にならないのに、
「塾で宿題が出されるだろうから…」というのはおかしいよな…と。
なら、
塾に通っていない子はどうなるの?
塾に通えない子はどうなるの?
と思います。
生徒一人ひとりの状況をヒアリングし、通塾していない子には課題を出している
のであれば話は別ですが(-_-;)

繰り返しになりますが、
自分の考えが正しいなどとは思っていません。
ただ、
ここ数年のインターネットとSNSの発達も有って、
一面的な意見がいかにも正論のようにメディアに出て来る機会が増えて来たな~と。
そんなことを思ったわけです。

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