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    繰り返しの先に待っているもの

    まずは、Rか&Sとママさん…

    昨日はわざわざのお心遣い有難う御座いました。

    また今日からガンガン指導させて頂きます(苦笑)。

    そして、自分はといえば(昨日からですが)9月に突入し、久しぶりにジム通いを再開しました。

    8月は夏期講習期間で通えないのでジムを休会し、たまに時間があると外を走ったわけですが、

    久しぶりにマシンで走って思ったこと…

    音楽だけでなく、PVを見ながら走れるのはやっぱり良い!と。

    僕の中では走っている時にアイデアが浮かぶことも多いので、

    明日以降も自分の午前のルーティンである

    起床⇒朝活&読書or自分の勉強や自宅の掃除等々⇒ジム⇒出社を守りつつ、

    時には外も走りながら…

    健康的に、そして仕事もガンガンやっていきたいと思います。

    さて、本題です。

    今までも塾生には耳タコで言っているのですが、実際にそれをやってくれる子がかなり少ないので、

    今日は実話を踏まえてちょっと…

    まず、「それ」とは継続的な計算練習、単語や漢字練習のことです。

    もう、春期講習のときから言いまくってきました。

    授業内でも機会がある度に、どの学年にも言ってきたつもりです。

    にも今回の定期テストでも、とにかく計算や漢字、単語で落とす子が多い。

    特に今の在籍生は全体的に計算のスピードも足りないし、正確性にも欠けている子が多いです。

    だから、講習に入る前にも具体的な方法を提示して、その成果も伝えたのですが…

    やはりやっている子が少ない。

    で、「実話って何?」って話ですが、

    現在保育園年長の長男は掛け算九九を一旦中断し、

    2段階、3段階のの思考回路を作らせるために答えが20以内の3つの数の足し算、引き算をやっています。

    例えば、

    ◆7+8+5

    ◆9-2+8

    ◆16-8+3

    ◆4+8-7

    こんな感じの問題です。

    この前の段階では、

     9+6

    =9+ +5

     +5

     

    こういう考え方の練習をさせました。

    まぁ、繰り返しやらせればこんな面倒なことをしなくても…って話では有るのですが、

    こういう考え方を身につけさせないと思考力や発想力が育たないかなと思ってやらせているわけです。

    ※なんかこの辺は以前にもブログで書いたような気がしますが…

    話を戻します。

    で、夏休み前に一度上記のような3つの数の足し算、引き算をやらせたわけですが、

    その時は20問を解くのに確か23分(その時メモを残していませんでした)。

    夏休み中は夏期講習もあって子供の勉強を見れる時間が休日しか無いので、

    休みの日には自分が、そしてそれ以外は出来るときに母親に見てもらうようにして、内容もほぼ自由にしてやらせていました。

    で、夏期講習も終了し、つい先日から私との勉強を再開したわけですが、

    1日目は計測不能(理由は後述)

    2日目は内容は同じだけど数字が違う、隣のページをやらせて23分

    3日目は1日目と同じ問題をやらせて、16分。

    4日目、2日目と同じ問題をやらせて7分(ちなみに20問中2問間違え)←今日ココ!

    そして、初めて息子から出てきた言葉が、

    「9を足すのが分かんなくなる」と。

    ちなみに今日間違えたのは、

    ◆7+2+8

    この答えが16に。

    ※まだ、交換法則とかは教えていません。あくまで順番通りに計算するので、彼の頭の中では9+8をやっています。

    もう1問は、

    ◆4+4+9

    この答えが16(15だったかな?)に。

    ※ちなみに、この問題も彼の頭の中では8+9になっています。

    で、先述の

    9を足すのが分かんなくなる

    です。

    ※つまり、前にやらせていた数を分解する考え方がまだ不完全ということです。

    そう…

    こういうことなんです。

    断っておきますが、彼の頭脳のスペックは「並」です。

    塾長の息子だろうが何だろうが、親のスペック(つまり私)が「並」なんだからしょうがない(笑)。

    自虐的な意味ではなく、本心です。

    だから(というのは、その「並」の能力の保育園児でも出来るのだから)、断言できるんです。

    ◆問題練習を繰り返すことで、スピードも正確性も上がっていく。
    ちなみに、この時間短縮はかなりの自信になっていきます。両親が「おぉっ!凄いじゃない!時間半分になってんじゃん!」と褒めると、彼の表情は文字通り「にや~」となっていきます。加えて、最初の日は「こんなんわっかんなーい…」と言い放ち、私に「じゃあ、やらなくてよい。もう、お前の勉強は今後一切お父さんは見ない」と勉強道具を全てしまわれ、突き放され、半泣き←これ初日の計測不能の理由(笑)。そんなだったのに、今では「今日も時間測る?」と聞きながら取り組んでいます。しかも、結構ノリノリで(笑)。継続のみ力なり…ですね。

    ◆問題練習を繰り返すことで、自分が何が原因で間違えるのか?を気付ける。
    当然です。保育園児ですら気付くわけですから、中学生で気づけないわけがないのです。これ、私に指摘された子も多々いますね?
    ★文字式計算なのに、勝手に分母の公倍数をかけて整数にしてしまう。
    ★方程式で、4x=20のような時に、両辺に係数の逆数を掛けずに、移項の考えで右辺から4を引いてしまう
    ★因数分解での符号ミス
    ★どうしても癖で√12を3√2にしてしまう
    等々、殆どの子には傾向があります。
    ※問題練習をすると、テキストの☑がついている問題を再度間違えることが多いことからも分かりますね?

    時間はそんなに長くなくても良いんです。

    毎朝登校前の15分、20分もあれば十分です。

    たかが15分、20分の積み重ねが、気付いた時には大きな力になっているのです。

    できないんじゃない…

    出来るようになる為にやるべきことをやっていないから。

    時間が無いんじゃない…

    時間を作ろうと自分が本気で思っていないから。

    それだけです。

    今回のテスト結果を踏まえて…

    やるか?やらぬのか?

    やった先には、必ず前進が待ってくれています。

    次は60点!

    次は85点!

    次こそ100点!

    一人ひとりで目指すラインには差があるでしょうが、

    まずは前進していくことです。

    それに向かって、継続の第一歩を踏み出してほしいと思います。

    ということで、今日も頑張っていきましょう!