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    7/10(金)②気付け、小学5年生!と家庭学習の誤った認識

    《キャンパス21泉教室夏期講習のご案内と塾内連絡》
    夏期講習2020のご案内こちらです。ご興味御座います方はご覧下さい。
    ※中学3年生の今年度の募集は終了とさせて頂きました。
    ※中学2年生は定員の為夏期講習の募集は御座いませんのでご了承下さい。
    ※中学1年生は残席僅かです。

     

    さて…
    小学生の授業
    体験面談
    自習生のフォロー
    を終え、
    今日の業務が9割終わりました。
    あとは…
    今日、明日で完成予定の9月の中学3年生の授業計画があるので、
    そこをある程度進めたら今日は帰りますが。
    ので、その前に…
    今日は春期講習からここまでで、
    5年生に一番厳しいトーンで話をしました。
    というのも…
    算数のCTで今日は一発合格が無し。
    単元は通分だったのですが、
    火曜日の授業では注意して欲しいところ(ポイント)を4つだけに絞り、
    そこに関してしつこく伝えました。
    理解度に差はあるものの、
    一番低い子でも70%、一番高い子だと95%…
    これが私の感触でした。
    ので、
    宿題をしっかりこなしてくれば、
    恐らく全員一発合格(不合格になる子がいても1名)…
    と思っていたのですが、
    結果的に一発合格無し。

    ありえない…

    そう思ったので、
    問題はすぐに回収し、
    その後に私は何1つ教えることなく、

    今日の内容は止めて、30分後に再テストをします。
    だから、もう一度宿題のページをやり直すこと。

    それだけ伝え、
    30分後に再テストを実施しました。
    繰り返しますが、
    テスト後に私は何1つ教えていません。
    が、結果的にどうなったのか?

    3名は満点になりました。

    なぜか?
    何も教えていないのに、
    たった30分宿題をもう一度やる時間を設けただけなのに、
    なぜ変わるのか?
    なぜ満点になったのか?

    考えて欲しいのはそこなんです。
    テストに対する意識
    テストに対する姿勢
    宿題に対する意識
    精神論じゃではありませんが、
    結局はそこに尽きるのです。
    ※あくまで「今日は」です。問題の難易度、単元…そういうのを考慮してという話です。
    中学生にもしつこく言っていますが、

    出来るようになるのが勉強の目的

    という当たり前のことを絶対に忘れてはいけないのです。
    家庭学習も同様です。

    ページをびっしり埋めることは勉強の目的ではありません

    びっしり埋めようが埋まってなかろうが、
    覚えることが出来ていれば、
    出来るようになっていれば、
    勉強の目的は達成されているのです。
    逆を言えば…
    どんなにびっしりノートが埋まっていようが、
    全く覚えていない…
    全くできるようになっていない…
    のであれば、
    勉強としての成果は「無し」なのです。
    ※にもかかわらず、「ページを埋めなさい!」「空白を作ってはいけません!」という家庭学習に対する指導が、子供たちの勉強に対するズレた認識を作ってしまっていると私は思っています。ページをびっしり埋めれば勉強は出来るようになるのでしょうか?ただ「埋める為」だけの漢字練習はその子にとってプラスになるのでしょうか?「びっしり埋めていてよく頑張ったね!」という先生の誉め言葉に喜ぶ子供は少なくありません。そうすれば、褒められるのが嬉しい子供たちは尚更「埋めれば先生に褒めてもらえる」という認識がどんどん大きくなってしまいます。

    勉強の目的は出来るようになること!

    これをしっかり頭の中に入れて、
    しっかり勉強に取り組んでいきましょう。