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    2024.Mar22①昨日の小6授業のお話~時間は作るもの~

    《通塾生募集再開》
    ◆中学3年生…若干名
    ◆中学2年生…定員の為募集停止中(来年度通塾開始予約は受け付け中)
    ◆中学1年生…3名
    ◆小学6年生…3名
    小学5年生以下は余裕があります。まずは無料体験授業をご活用下さい。
    《学習塾の選び方》
    以前書いた記事
    です。塾選びのご参考に…
    《19期生高校受験体験記》
    19期生と保護者様から頂いた受験体験記す。是非ご覧下さい。

     

    昨日の小6授業では、
    CTに向けた準備の話から派生し、
    ちょっと時間を設けて話をしました。

    ついさっき、
    NEWSの6月号にも書いたことなんだけどね?

    という話も6年生にしましたが、
    折角なので「鉄は熱いうちに…」ではないですが、
    そのまま転載しておきます。
    校正もしていないので、
    誤字脱字があったら何とか解釈して読んで欲しいと思います。

    ※先週から、中学生の全学年と小学生の英語クラスでも同様の話をしています。つまり、同じ課題を持つ子は非常に多いということです。特に中3生には読んで欲しいです。

    毎年春に実施している保護者会が無事終了しました。お忙しい中ご足労頂きました皆様には改めて感謝申し上げます。有難うございました。
     どの学年も、
    ◆改めてキャンパスの授業の進め方を伝えると共に、それを軸にして塾生にどのように自学を進めて欲しいか?
    ◆各学年の現状
    ◆高校入試の結果と今後の秋田県入試について
    等のお話をしました。特に時間を割いたのが自学に関してですが、今年度がスタートして2ヶ月が経過し、相変わらずCTの状況は2極化しています。特に問題視しているのが中学3年生で、一発合格する為の準備をしてくる生徒がいる一方で、受ける前から追試を受ける前提でCT直前にテキストを開いて確認するのみという、ちょっとあり得ない姿勢の子も複数います。5月13日に至っては、授業開始時間になってもCTに関係ない話で騒いでいる子たちが、軒並みCTに不合格…。呆れて何も言いたくなかったのですが、それでも放置するわけにはいきませんので切々と伝えたつもりでしたが、翌週のCTも英数共に不合格の生徒が5名で、不合格になる生徒は固定化しています。ちなみにですが、CTに不合格になる生徒たちに理由を尋ねると、口を揃えて「 勉強する時間が無かった」と言います。逆に、私から見ても本当にハードな毎日を過ごしている子たちほど提出物は期限を守りますし、仮に不合格となるテストがあったとしても「 時間が無かった」と口にする子はいません。違いは何か?これまでもブログやNEWSで何度も書いていますが、当たり前の基準が違うこと。そして、時間は創り出すものという認識を持っていることです。
     まず、当たり前の基準に関しては、そもそもCTは一発合格すべきものと考え、その為に逆算して準備しています。中3生なら、木曜日に個別指導があったら金曜日から日曜日に個別指導の宿題は終わらせ、月曜日のCT直前は間違えた問題や不安箇所を再演習しています。対して、不合格になる子たちはそもそも木曜日の個別の宿題に週末取り組んでいないのです。部活やクラブ、習い事を理由にしてやらない。同じ状況でもしっかりこなしている子たちは複数いるというのに。だからCTの直前も的を絞った勉強が出来ないので、テキストと解答を並べて、ただそれを眺めているだけなのです。その状況CTに合格するなんてのは到底無理な話です。ちなみにですが、小学5,6年生のCT直前の様子の方が良い意味で緊張感がありますし、テスト直前にすべきことが出来ていると感じます。
     そしてもう1つが時間に対する意識です。先日中3の授業内で話しましたが、例えば朝9時から夕方4時まで部活があったら5時間の勉強時間を創り出すことは可能でしょうか?私は「 絶対に5時間は出来る」と考えます。これは睡眠時間を出来るだけ削って勉強時間を捻出するということでは有りません。仮に9時からの練習で8時に自宅を出るのなら、6時に起きれば準備や朝食の時間を除いて1時間半は勉強できるはずです。帰宅が16時だとして、疲れもあるでしょうからお風呂に入って、1時間ほど仮眠したとして18時。その後夕食を食べて、19時~22時半までやれば5時間です。口で言うのは簡単だけど…と思う人もいるかもしれませんが、よく考えてみて下さい。多くの子は帰宅したらまずスマホやテレビでだらだら過ごしていませんか?直ぐにお風呂やシャワーで汗を流せばよいものの、それもせずにだらだら…夕飯時も食べ終わったらすぐにやるべきことをやれば良いものの、それもだらだら…親御さんに「 いい加減お風呂入りなさい!」と言われても、スマホやタブレットをいじってだらだら…結果、気付いたら22時や23時というのが日々時間を無駄にしている子の典型パターンです。逆に、時間を創り出す子は先述した様にやるべきことをやって、余白の時間にスマホやゲーム等自分の好きなコトをやっています。これは歴代の塾生を見て、話を聞いているので断言できます。
     ここまで書いてきたことは中学3年生に限った話では有りませんが、やはり一番時間の大切さを考え、日々のCTに高い意識で取り組むべきは中学3年生のはずです。直接何度も伝えてきましたが、人間は皆平等だなんてのは、単なる綺麗ごとです。人はみな平等では有りません。しかし、1日24時間という時間は全ての人間に唯一平等に与えられているものです。生まれも育ちも関係ないし、生まれ持った学力や運動能力も関係ありません。ならば、その平等な時間を出来る限り有効に使い、己を高めていくことが自身の未来の可能性を広げていくのです。
     保護者会の話題から逸れているように感じてしまうかもしれませんが、1週間をどのように過ごすか?どのような習慣を創り出していくのかというのは、その子の成長速度を大きく左右します。そして、学力や運動能力のポテンシャルには差があれど、後天的に自身の努力と習慣化で身につけた能力のはそのポテンシャルの差なんて一気にひっくり返すだけの力があります。有限である時間を大切に使い、中総体を控える今だからこそ勉強にもしっかり注力して、受験勉強のベースを構築して欲しいと思います。

    以上です。
    どの学年の生徒にも是非考えて欲しいと思います。