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    まずは「今」を見直す

    さて…

    今日はある男子生徒の受験生と話をしました。

    彼には彼に思うところを話したのですが、これは全員に考えて欲しい事でもあるので…

    その話の内容は「居残り」についてです。

    まぁ、毎年この時期に必ず話題になる恒例行事とも言えます。

    まぁ、例年よりも遅いですが。

    で、基本的な僕のスタンスを改めて書いておくと、

    残りたいなら残りたいだけ残って勉強せよ。

    人生でそう何度もない受験なんだから、懸けていいじゃないか?

    です。ただ、当然ながらそれには以下の条件がつきます。

    ①今の生活を見直し、無駄な時間が無いかもう一度考えること

    ②学校の授業中寝ない事

    ③塾の授業中寝ない事

    ④保護者の了承を得ること

    ⑤居残りするなら行動のけじめをしっかりとつけ、無駄時間を作らない事

    特に今日言いたいのは①について…

    先述した僕の基本スタンスからおさらいしますが、僕は…

    頑張りたいと切に願い、今できる限りの時間をねん出して勉強に費やしているんだけど、それでも時間が足りない…

    だから、最終手段として塾で居残り勉強をして何とか自分を高めたい

    のであれば、居残りは全然問題ないし、むしろ頑張れと思っています。

    自分に出来ることなら、いくらでも協力するから!と…

    が、しかし…僕は居残りを奨励するわけでも一人でも多くが居残りすることを望んでいるというわけでは有りません。

    例えば…

    学校の授業中ちゃんとやっていないのに塾に居残り…

    全く意味ないです。

    学校から帰ってテレビを見て、友達とメールして、それから塾へ行って授業後の居残り…

    まずはテレビの時間とメール、ラインの時間を削るべきです。

    授業中寝ているのに居残り…

    もはや、訳ワカメです。

    つまり…

    安易に居残りをする、夜更かしをするの前に、今の生活リズムの中で修正すべき点が無いかをちゃんと考えてますか?

    ということです。

    夜残っているという事実が自己満足に繋がるだけになる可能性は有りませんか?

    ということなんです。

    夜塾に残って勉強するとね…感じますよ、恐らく「頑張っている感」を自分に。

    でも、肝心なことを忘れてはいけません、絶対に。

    まずは隙間時間、無駄時間を削って生活リズムを修正する。

    その上で、居残りを考えましょう。

    ちなみに…

    夜帰っても無駄に起きている、無駄にラインをしているなどの状況があるのなら、そしてそれを強制的に排除する(される)環境が無いのなら、

    塾でやるのが得策かもしれませんね…

    そして、もう一つ…

    僕は朝型を推奨するつもりもありません。

    生活のリズム、自分に合ったサイクルなんて絶対にみんな同じじゃないんですから。

    ちなみに僕自身は完全に夜型です。いや…むしろ朝型というべきか…気付けば普通に日が昇ってるから(笑)

    でも、生徒に夜型にしましょう!なんて言いませんし、朝型にしましょう!とも言いません。

    「自分に合ったリズムを、試しながら見つけていこう!」と思うからです。

    だからそう伝えてきました。今までも。そして、これからもそうでしょう…

    受検当日は確かに理想の起床時間がありますが、そんなん1ヶ月もあれば十分すぎるほどに合わせられます。

    大切なのは、それまでの時期に以下に最大効果を生む環境下で勉強を進められるかだと思うんです。

    だから一般論とか、研究結果とかもあるでしょうが、そんなん…

    大体にして歴史的偉業を成し遂げてきた人はみんなショートスリーパーだって話なわけで…

    ※ちなみに、朝ごはん効果とかエビングハウスとかそういう「自分が信じたい=効果を実感していて実験結果がある」ものは思いっきり推奨しています。

    現在のスタメモも元々はこういう理論や記述に慣れさせる、説明を上手にさせる等の目的から生まれたものです…

    ということで今日の結論…

    睡眠時間を削る前にまずは今の生活の見直しを!

    その上で頑張りたいなら超ウエルカム!

    ちなみに、既に居残りをしている子たちはそういう試行錯誤の上でリズムを作ってるし、

    けじめを持って勉強している子たちばっかりなので、それを頭に入れておいてくださいね…

    でした。