カテゴリー別表示: ふと思ふこと

    いじめ…1年で2倍なのか?表面化しただけなのか?

    今朝の魁新報にあった小学校のいじめ件数に関する記事。

    この記事

    ※全文見れませんが…

    記事によると、

    秋田県内の公立小学校が2015年に把握したいじめは、前年度の2倍近い976件にのぼることが…

    とのこと。

    そもそも何をもっていじめと捉えるのか?

    ブリタニカ国際大百科事典によると、

    自分より弱い者に対して暴力や嫌がらせを加え、身体的、心理的に苦痛を与える行為。1980年代、特に学校において校内暴力が沈静化するとともに問題となり、いじめが原因とみられる不登校、自殺、事件型八。深刻な社会問題、政治問題となった。

    こう定義されています。

    ただ、そこに関しての話になると私が今日触れたい話とは本筋がずれるので、今日はそこは割愛します。

    で、改めて…

    普通に書かれているわけですが、いきなり前年度の2倍になるってありえるのか?

    というところです。

    考えられるのは、

    ◆2015年度の新1年生にいじめを好むが沢山いた。…ので2倍になった。

    ◆2015年度の小学6年生にはいじめを抑制する子が多数いて、その子たちが卒業してしまった。…ので2倍になった。

    ◆元々あったものが表面化してきた。

    この3つくらいでしょうが、上の2つは現実的ではないですよね?

    加えて、私自身が子どもたちとの日常で感じる感覚でも、一昨年までの数値は低すぎるように思います。

    いや、実際…

    いじめは学校だけでなく塾でも起こり得るものですし、実際自塾でもありました。

    まぁ…不思議はありませんよね?

    子どもだけでなく、大人の社会でもいじめ自体なくならないわけですから…

    私は(こどもたちの)いじめの根源にあるのは、

    他者に対して攻撃的な発言や言動をする周囲の大人だと思っていますので、

    結局のとこはそこが変わっていかないとどうにもならないと思うのです。

    だから、私は自塾生に伝えています。

    みんながみんな、仲良く…

    そうなってくれればそれに越したことはない。

    でも、中にはとっつきにくい人やちょっと苦手と感じる人もいるかもしれない。

    それはそれでおかしいことじゃないし、ある意味当然だと思う。

    俺はだけど。

    ただ、絶対に守ってほしいことが1つだけ。

    自分がちょっと苦手だと思っても、それを態度に出す必要はない。

    八方美人でいなさいってことではなく、普通で良いでしょ?

    そして、一番は攻撃的になってはいけない。

    絶対に。

    それは相手だけでなく、第3者を巻き込む形で合っても。

    例えば、LINEでの影口…

    卑怯だし、しょぼすぎるので止めて下さい。

    例えば、誰かに同調を求める影口…

    「○○って△△だよね~」みたいなやつね?

    聞いていて不快になるし、絶対に自分に返ってくるので止めて下さい。

    例えば、明らかな無視…

    見ていて気分が悪くなるので止めて下さい。

    いじめがあった。

    もしくは、その兆候が感じられる。

    そういう場合には、今までもこういう話をしてきました。

    当事者の間に入って対処したこともありますし、

    残念ながらそれを理由に塾を辞めて頂いたこともありました。

    ただ、です。

    こういう私自身が「いじめ」にどう対処するのか?

    ※自分の対処が間違っていないとは思っていませんし、今後変わる可能性は大いにあります。まぁ…その時その時で自分が考える最善の対処をしていくというのだけは確定しています。

    等考える中で、今回のような記事を見て思うのです…

    で、どうするんですか?

    と。

    一応記事では

    県は先月、県いじめ防止対策推進条例を制定。県、学校、保護者、県民それぞれの責務を盛り込んだほか、重大ないじめを調査する審議会の設置を決めた。

    と結んでいますが…

    それで本気でいじめが減ると思っているんですか?と。

    机上の空論、性善説的に「子どもを盲目に信じる」中での綺麗ごとでいじめをなくせると思っているのであれば…

    それはちょっと厳しいと思うのです。

    いや、えげつないケースは本当にえげつないですから…

    「たかだか子ども」かもしれませんが、

    その「子ども」だからこその怖さがどれほどなのか…

    実際に、何人もの尊い命を自ら断つ子どもがこれだけいるのです。

    そこまで追い込まれるということは、どれだけのえげつない攻撃行われているのか?

    そういう所に本当に覚悟を決めて突っ込まないと、いじめは減らないと思うのです。

    だから、です。

    こういう記事を発信する中で、記者の方には「そこ」も踏み込むべきなんじゃないのかな…と思いますし、

    何より…

    こういう統計を取って公表するなら、それなりの「もの」を示しましょうよ…

    そう思うのです。

    だって、お金をかけて、時間をかけて、

    現状こうでーーーーす!(^^)!

    って公表をして終わりって…

    そして、全国平均との比較ともありますが…

    そんなん全国平均と比較してもしょうがないでしょうに…って思うのは私だけでしょうか?

    これは進学実績、テスト結果とは違います。

    幸福度の問題です。

    心の問題…

    そんなん全国平均も何もないでしょうに…って。

    私はそう思います。

    と、気付けばこんな時間…

    今日からは受験生の進路面談も始まります。

    ご足労頂きます保護者様、そして何より高校入試、高校生活に向かっていく12期生に有益な場にできるように…

    最善を尽くしたいと思います。

    まずはお仕事再開です。