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キャンパス式学習法1~スタメモ~
今頃、東中と山王中の3年生は実力テストに挑んでいます。
僕の中で、今回からちらほらと数値に出てくるはずだと思っていますが、それ以上に…
何度も言いますが、結果に一喜一憂せずに、しっかりと自覚できた課題の修正に取り組んでほしいと思います。
さて、以前「秋田式」がどういうものかさっぱり自分には分からない…という記事を書いたので、
「偉そうに言いやがって!じゃあオマエはドウナンダ?」という声が聞こえてきそうなので、
今日に至るまで多々変わってきたところはありますが、自分がキャンパス生に取り組んでもらってきたことを紹介してみたいと思います。
全部は無理なので、気が向いた時に書いていこうと思います。
で、今日はその第1回として「スタメモ」の紹介です。
キャンパスは(恐らく)秋田県では最も早く「一斉授業」+「個別指導」を全塾生(中学部)に受けてもらう指導形態を取り入れました。
とはいえ、最初からこのスタイルだったわけではありません。
これについては、僕なりの考えや普段の塾生の様子を見ていて、子どもたちの成績をもっと伸ばすために何が必要かと考えた時に、
自ずと今の指導形態に行きついたというだけです。
よって、これに関しても「もっと良い方法」だと確信できる、もしくはそのポテンシャルを強く感じる際には、
指導形態はいつでも変えます。
当然です。
僕らはそれを常に考え、子どもたちをより伸ばせるように全力を注ぐのが務めなのですから。
話を戻しますと、僕の中で一斉授業で身につけてほしい知識(スキル)と、個別指導で身につけてほしい知識は別であり、
一斉授業の中では勉強のみならず、
◆話の聞き方
◆発言の仕方
◆座り方
◆ノートの取り方
こういった、勉強を通して「社会でも求められる能力」を高めることも目的としています。
特に…
昨今の子どもたちは以前に比べ、本当にノートを使いません。
学校の授業も、基本的にはプリントが多いようですし、それは「学校」という役割、授業時間を考えると必然でもあるように思います。
そんな中で、恐らく一番私用する「ノート」は「家庭学習ノート」なのでしょうが、
それも「秋田式」という言葉が独り歩きしているだけで、基本的な「型」があるわけでもありません。
そうすると…
同じノートに「書く」という行為でも、
「考えてまとめる」のと「教科書をただ写す」のでは全然違うことすら気付けない子がいるわけです。
「勉強」と「作業」の違いを知らずに育つ子が出てくるわけです。
で、何とか実用性を併せ持って、ノートの使い方を向上させられる方法が無いか?と思ってスタートさせたのが、
このスタメモ(以前はスタプリ)でした。
実物はこんな感じ…
ちなみに、これは現在高校3年生の卒塾生のモノです。
※現在塾生のモノが手元になかったので…
そして、上手に一生懸命にかけている子を選んだわけではありません。
(今では)どの学年でも、3年生になるとこれがスタンダードになります。
で、内容は「授業内容を白紙のノートにまとめてくる」というものです。
大人の感覚で言えば「レポート」のようなものでしょうか。
ただ、原則「テキストの要点の書き写し」は禁止ですし、単なる問題演習のみでの提出も禁止です。
あくまで「授業内容を振り返って、扱った問題についてまとめてくる」というのが条件です。
※プラスαでは、扱っていない問題をやってもOKです。
ここには、エビングハウスの理論や行動科学の理論も実は含ませていて、記入日にもルールがあります。
そして、必ず提出後には講師から「内容」や「基本の書き方のルールに従っているか」などについての添削とコメント、評価をいれて、
返却する…
今年は意図的にスタメモの機会を減らしていますが、それでも過去から振り返ると…
◆スタメモの評価で大騒ぎする学年(生徒)
◆ちらっと見て、ささっとノートをしまう学年(生徒)
◆評価を見て、ニヤニヤしている学年(生徒)
等反応も様々です。
正直…面倒です(笑)。
この添削だけでも相当の時間が持っていかれます。
が、僕自身子どもたちに日々言っています。
「正しい方法でやれば、伸びる方法でやれば時間はかかる」と。
なので、しょうがない(笑)。
君らはやりなさい。と塾生に偉そうに語り、
自分は受験生以下のことしかしていない…では話にならないですから。
ということで、キャンパスでは1つの仕組みとして、この「スタメモ」を活用しています。
さぁ、第2回はいつになるか…
気が向いたら書こうと思います。