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    キャンパス的授業計画

    さて…

    既に冬休み前までのカリキュラムは中学3年生を除いては最終確定しています。

    で、3年生分はここから1週間で完成まで持っていき、そのまま今月中に冬期講習のカリキュラムまで完成。

    既に冬期講習の教材サンプルも届いていますので、あとはガッツリ頭を使って組み立てていくのみ。

    僕の場合…

    カリキュラム作成は大きく分かると3段階。

    まずは年度初めに大まかな年間計画を作成し(これはエクセルで作成)、

    それを更に夏休みまで、冬休みまで、春休みまでと3期に分けて細かな詰めを行い(これは画像のような手書き)、

    更に必要が生じた分に関しては週ごとに修正。

    この画像は3年生分のみなので、単純に×3学年分。

    授業計画を細かに決めていく作業というのは塾の務めとして当然のことですが、

    実際は自分(=実際に授業を担当する講師)の裁量で決められることが実は恵まれたことなのだということも最近知りました。

    まぁ…

    大変です(笑)。時間も相当かかるし、この他にクラス毎に数パターンの個別指導案も作成するとなると尚更。

    でも、1回の授業を大切にするってことは、こういうことなんだと思います。

    塾生に1回の授業を大切にしなさい!

    と口にする指導者が、その1回の授業を軽視していては話になりません。

    個別指導に関しても、

    僕は学生講師が授業計画を作成するというのは理解出来ない(別に批判でもなんでもありません。個人的見解です)。

    僕自身、学生講師には「プロとしての意識を持って指導にあたって欲しい」ということは常々口にしますが、

    それは「子どもたちと接する際の振る舞いや授業準備」の話であって、

    保護者様方から預かっている子どもたちの勉強の計画を組み立てるのは、学生講師の仕事ではない。

    僕はそう思います。

    故に、授業に関する準備や講師への指導手順の手引き、指導時のポイントの統一…

    こういうのを図ろうとすると、それこそ膨大な時間がかかります。

    でも、それが無いと…

    「○○先生に教えられた方法と□□先生に教えられた方法が違う」という抱かせてはいけないギャップを生徒に持たせてしまうわけで。

    実際、これに関しては「実は同じことを教えられている」ことが多いのですが、

    子どもたちはそれにも気づけないことが多いわけです。最初は。

    だから、それを踏まえてこちら側は全ての準備をしていく必要があります。

    で、なんでこんなことを書いたのか?

    それは、やはり1回の授業を大切にして欲しいからです。

    そして、宿題を大切にして欲しいからです。

    本当にやむを得ない事情は、それはしょうがない。

    でも、「休んでも支障がない授業」なのであれば、それこそ塾としての存在意義が問われます。

    やらなくても問題ない宿題なのであれば、宿題は出しません。

    昨日の三者面談でもある生徒が言っていました。

    「もっと1・2年生の頃にちゃんとやっておけば良かった。」と。

    僕からすれば、その生徒はやるべきことはちゃんとやれていた生徒です。

    だからこそ、結果もついてきていました。

    でも、思っているわけです…

    もっとちゃんとできた。

    もっと時間を有効に使えた。

    と。

    どの学年の生徒にも共通して言えますが、

    やるべきことをやっていれば、確実に伸びてきます。

    これは間違いありません。

    だから、これまでを振り返って思うような結果になっていないのであれば、

    まずは自身の修正すべき点を、修正できる点を考え、即実行に移していきましょう。

    君の頑張りだけでは難しいかもしれません。

    僕や講師だけが頑張ってもしょうがありません。

    親御さんだけが悩んでも変わりません。

    三者のベクトルが同じ方向に向かった時に、しっかりと結果は出てくれるんです。

    あっという間に、早い中学では定期テスト3まで1ヶ月を切りました。

    今月の27日には対策特訓第一陣も始まります。

    テスト前でなく、今だからこそ…

    今一度自分の学習を振り返り、改善すべき点を改善していきましょう。