カテゴリー別表示: ブログカテゴリ

    お父さんパワーと宿題の意味

    いよいよ11月最終日…

    今日は中学3年生が実力テストに挑んでいます。

    ※明日の子もいますが…

    テストラッシュ週間2発目となりますが、しっかりと最後まで問題を読んで、

    やりきってきてほしいと思います。

    そして、いつも通り…

    テストが終えたらまずは直しです。

    最近提出がある直しノートは本当にクォリティが高く、

    自分の穴をしっかりと見つめ、1問1問理解しながら関連知識も確認しながら勉強できている受験生が本当に多いです。

    その流れを大切にして、また「次」に向かってほしいと思います。

    さて、話は表題の件へ…

    まず1点目は、昨日の2年生の一斉授業開始前にのび太君が質問に来ました。

    内容は中学自習室の数学の問題。

    どうやらのび君が解けず、それをお父様に質問したそうです。

    で、お父様…

    解いたそうです(笑)。

    マジか?

    失礼な表現ですが、私はそう思いました。

    いや~…凄い。

    で、彼の質問は「この解法で良いのか?」というものだったのですが、

    問題を見て一言…

    「お前、この問題でお父さんの手を煩わすな!」

    まぁ、この時期の中学3年生ならお約束の問題です。

    相似を使って辺の比を出して、底辺比でどんどん面積を削っていく。

    そんな問題です。が、ちなみにのび君お父様は三平方の定理まで使って解いているという…

    いや~…改めて凄い。

    父の力は偉大なり…そう思った瞬間でした。

    余談ですが、私はこうやって親御さんとお子さんが一緒に考える機会と言うのは非常に大切だと思っています。

    ※一緒に解くという意味ではありません。中学生にもなれば勉強はそれなりの難易度になりますし、親御さんは忘れていて当然だと私は思っています。だって…先生と呼ばれる職業の人間でも、担当外の科目であれば忘れているわけですから…ましてや小学生の算数なんてそれ以上です。私は一番指導が難しいのは小学生だと思っています。その理由は難易度以外の理由の方が多いのですが、でも高学年の算数なんて秋田高校を目指している中3に解かせても解けない問題普通に有りますから…だから、「解いてあげる」というよりも「一緒に考える機会、その時間」を指しています。

    例えば自塾で言えば、小学生の英語教室です。

    ある意味、子どもより保護者様が一所懸命にあれこれ考えて下さっているご家庭も御座います。

    一緒に考えたり、一緒に覚えたり、プレテストを作ってあげたり…

    そして、そんな時にふと思うこともあるんじゃないかなと思うんです。

    「もっと勉強しておけばよかった」

    とか

    「勉強って覚えるとこんなにもやりがいを感じるものなのか」と。

    加えて、

    「やっぱり覚えること、出来るようになることって簡単ではないんだな…」と。

    私は人の苦労はそれを自分も経験することで初めて分かると思っています。

    ですから、

    男性には女性の出産の苦しみは一生理解できないでしょうし、

    親としての苦労は子どもがいない人にはやはり理解はできないのだと思います。

    実際、私自身が今それを痛感する日々です。

    子育ての大変さや1つの習い事に対しての送迎の面倒。

    お弁当を作る手間や子供に何をどのタイミングでどのくらい与えていくべきか?

    送迎やお弁当は私自身がやっているわけではありません。

    でも、その様子を見ていて、初めて自分もリアルに感じられる様になりました。

    ※ですから、ある意味では本当に理解できているとは言えないかもしれません。

    塾やとして、保護者様にお願いしてきた負担がこんなにも大きいものだったのか…

    自分自身分かっているつもりではいたのですが、

    やはりそれは「つもり」でしかなかったわけです。

    話を戻すと、

    そういう苦労を共感するということは相手への理解に繋がります。

    これは「甘やかす」という意味ではありません。

    保護者様方も少年時代に勉強の苦労は経験しています。

    ただ、これも人間の性で、時がたてばその苦労は忘れます。

    そうすると、「勉強に向かっている我が子」へどうしても厳しい目が先に立ってしまうと思うのです。

    「どうしてできないの?」

    「なんで点数が上がらないの?」

    その想いがこういう言葉に形を変えて、子どもたちにぶつけられます。

    でも、

    出来るようになりたいと思っていない子もいませんし、

    点数を下げる為に勉強している子もいません。

    みんな思っているんです。

    出来るようになりたい、と。

    点数を上げたい、と。

    それでも、苦労するのが勉強なのだと私は思っています。

    ※とはいえ、私は塾で子どもたちに厳しい言葉もガンガンぶつけますが(苦笑)。ただ、やはり行動面に限定するようにしています。具体的に「何がどうして悪いのか?どう修正すべきなのか?」を。ただ…これもそうそう簡単にいかないので、悪戦苦闘の日々になるわけですが(笑)。

    ただ、そこで親御さんからの共感があれば…

    子どもたちの意識・行動にも必ずプラスに働くものと私は思っています。

    「どうしてできないんだ?何をやっているんだ?」

    から、

    「そうだよな~…まぁ勉強は簡単ではないよな。やったと思ったら忘れることもあるし、1週間前に出来ていたはずのことがテスト直前には忘れてたり。お父さんもそういう経験あるんだよな~。でもさ、だからこそさ…今回の反省点は何だと思うんだ?何を修正していけば、次は自分自身納得できる結果に繋げられると思うんだ?」

    へと…

    その言葉は、確実に子どもたちの心に響いていくんじゃないかなと…

    そう思います。

    って…

    完全に話題が変わってしまいました(-_-;)

    私の悪い癖です。

    まとめると、親御さんがお子さんの苦労を共有するのは素晴らしいことだと思います。

    ということと、のび君のお父様すげぇ!ということでした。

    余談ですが、キャンパス生…

    ママさん方も皆様素敵な方ばかりですが、パパさん方も素敵な方ばかりです。

    今日もK君パパさんとFやパパさんとじジムでお会いしましたし、

    同じジムにはRかパパさんもMかパパさんもいらっしゃいます。

    もしかしたらお会いしたことないだけで、他にもいらっしゃるかもしれませんが、

    皆様とにかくエネルギーに満ちています。

    ※ジムだからそう見えるということでは無いと思います(笑)

    また、面談へお父様がお越し下さることも少なくありません。

    私も…そんな素敵なパパさんになっていけるように男を磨きたいと思います。

    で、もう一点書こうと思ったのですが、こちらは明日にまわします。

    ※思った以上に1つ目が長くなってしまったので(笑)。

    内容は「6年生の子が宿題も(彼女なりに)ちゃんとやってきてはいたのですが、もう一歩踏み込んでほしかった」という件に関してです。

    詳しくは明日…

    さて、シゴトシゴト!