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    2025.May29①「読む」のです。「眺める」のではありません。

    キャンパスNEWS 令和7年5月27日現在
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    小学2年生~6年生…大募集中!

    昔の子どもの方が読む力が高かった…
    とは思いませんが、
    YouTubeyやInstagram、テイックトック動画の影響で文字を読む機会は減ったというのは事実でしょうし、
    教科書やテキストになるとそもそも読もうとしないという子は結構います。
    昨日の道場部や中学3年生の一斉でも、
    そもそも設問を読もうとしなかったり、
    早々に諦めてしまったりという状況がありました。
    では、
    そんな時にどうすべきなのか?
    あくまで私の話…
    学年とその子の状況で対応が変わりますが、
    主には以下の通りです。

    ①目の前で音読してもらう
    これで解決することは少なくありません。
    そもそも、
    「問題文を読んでね?」と伝えても「眺めているだけ」の子は本当に多いです。
    頭の中には「どうせ分からない」という意識があるのでしょう。
    目の前に行き、
    「ちょっと先生も聞くからこの問題を超えに出して読んでみて?」と伝え、
    音読してもらう。
    すると、
    個人差はありますが数回の音読の中で「あ!」と言って解き始めるわけです。

    ②小学生なら目の前で、注釈をつけて音読してあげる
    これで解決することも多いです。
    自分で読んでも分からなくとも、
    代わりにゆっくり、区切りながら、注釈をつけながら読んであげる。
    それだけで解決することが少なくないですし、
    算数なら設問に書いていることを図解すると「分かった!」ということが殆どですね。
    ※解いて正解できるかは別の話。
    実際、
    昨日の中3一斉では、
    長方形の髪の4すみから1辺が3㎝の正方形を切り取って長方形の容器を作る
    という設問の意味を理解できない子が複数…
    ということで、
    私が設問を読んで図解。


    するだけで全員解決(-_-;)
    勿論、
    いつまでもそんな手取り足取りはやっていられません。
    テストは自分の力だけで対応しなければいけないのですから。
    ただ、
    これもステップです。
    現状こちらから何も言わずともガンガン解ける子もいるし、
    設問を眺めて心が折れる子もいる(笑)。
    なら、
    その状況の子は一歩ずつ前進させるしかないわけです。
    私は子育てに大した貢献はできていませんが、
    子育てでも塾での指導でも、
    そのステップを大切んにしています。

    まずは、
    前に立って導く。
    場合によっては草を刈ったりして歩きやすい道を作る。

    次は並走です。
    最初は手をつないでゆっくり。
    そこから手を放して、
    徐々に徒歩からジョギングに変える。
    そのジョギングのスピードが上がってきたところで…

    自分は一旦ストップして前に出す。
    自分でどんどん加速してもらい、
    それを後ろからサポートする。
    はじめのうちは近くで見ているが、
    徐々に自分は走るのをやめて、
    中継地点に立って必要な時だけ助言する。

    何が言いたいのか?
    大人からすれば「読む」というのは当たり前に思えても、
    特に小学生や勉強での躓きが多い中学生には、
    読むという行為自体が難しこともあるわけで…
    それを改善していくとすれば、
    ちゃんとステップが必要なんですって話です。

    「うちの子国語が苦手で~」
    と口にされる保護者さんは少なくありませんが、
    であるなら…
    家庭内での会話を大切にすることが大切でしょうし、
    語彙を増やすための努力だって必要でしょう。
    国語の演習機会の確保も。
    会話の中で何を聞かれているか理解できているかを確認し、
    日本語を読む為の語彙力を高め、
    国語の問題演習を通して読解力を高める。

    課題があるのに、
    それを放置したら絶対に状況は変わりませんね。

    一歩ずつ前進する…
    大切なのはそれだと思います。