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    まずは自分の生活を、使える時間を知る

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    要項及びご案内の詳細はこちらに御座いますので是非ご覧下さい。

    まずは、お礼からです。

    Sや…わざわざのお土産有難うね。

    先生たちで美味しく頂きました。

    本当に有難う!

    そして、りょーかママさん…

    わざわざ申し訳ございませんでした。

    本当に何もしておりませんし、場所を提供しているだけですのでお気になさらないで下さい。

    私も彼女をいじって楽しませてもらっていますので(笑)

    さて、今日は本題に入る前に1つ紹介させて頂きたい記事があります。

    神奈川県の慧真館、岸本先生による

    ブラック部活よりも文武両道至上主義の方が酷である

    というこの記事です。

    部活に対する見解というよりも、

    中学生に求めるスタンダードに対する見解という感じですね。

    岸本先生は以前も何度かこのブログでも紹介させて頂いておりますが、

    まぁ…素敵な先生です。

    この記事に関しても共感できることばかりでした。

    ※ちなみに、私が以前部活動に関して書いたブログがこの記事です。他にも何回か書いているはずなんですが、検索かけても出てきませんでした。

    部活動…永遠の課題ですね。

    つい先日、どこかの県でも「第3日曜日は部活動完全休止日を実施」という記事を見ましたが、

    骨抜きになってしまう可能性は高いと思います。

    子どもたちの為に、

    学校の教職員の方々の為に…

    そう考えても、部活動よりもクラブ化させる方が良い!

    多少の考えの違いはあっても、

    今のところずっと前からぶれないのはここです。

    だって…

    少子化の影響で、

    部活動も他中学との合同チームを組まないと試合も出来ない…

    そういう部は増えてきていますし、

    今後ますますそれは進んでいくことと思います。

    なら、いっそのことクラブチームにしてしまえば、

    ◆その種目を頑張りたい子にとってもプラスになる

    ◆別に部活をやりたくない子が無理に練習や試合、大会に連れ出されることが無くなる

    ◆勉強を頑張りたい子ば勉強に集中できる

    ◆指導者もその種目の専門家なので、より技術の向上に繋げられる可能性が高い

    ◆教職員の放課後の部活動指導や休日出勤が無くなり、授業準備や家族との時間を増やせるので、仕事のパフォーマンスも高まる

    パッと思いつくだけでもメリットがどんどん出てきます。

    もしかすると「部活顧問をやりたいというのも先生になりたい動機の1つだった」という先生もいるでしょうが、

    その場合は有給にしてパートタイマー扱いにしてしまえばよい。

    ※勿論副業禁止という規定に手を加えていかなければならなくなりますが。

    ※クラブチームが整備されていない地域も多いという現状の課題も重々承知していますが、そこは何とでもなるのでは?と楽観的に捉えています。小学生の部活動と連携させる形をとっても良いわけですし。

    あぁ…前置きが長くなり過ぎたので、さっさと本題にいきます。

    昨日、授業後にある受験生と話をしました。

    で、その生徒との話で出てきたのが「時間の使い方と学習計画」に関してです。

    これは他の中3生でも同様のことが言えます。

    ついでに言うと、丁度関連することが先ほどリンクした私の記事にも書いてありますね(笑)

    ただ、今日の話は「時間を作る」という観点ではなく「時間を知る」という観点での話です。

    というのも、先述の昨日の生徒ですが、

    毎日勉強する内容は学習計画表に落とし込めていました。

    自分なりに「毎日の基本となる学習量」を決め、

    それに合わせて毎日細かな内容とページを落とし込んでいくという感じですね。

    ただ、私がその生徒の計画表を見て感じたのは、

    自分の生活リズムや学習理解度、そして自分が勉強に使える「時間」を把握できていないということです。

    例えば…

    自塾の中3生であれば、

    毎週月曜、水曜は19時30分~22時30分までは一斉授業(※10月からは30分前倒しになりますが)があります。

    で、木曜日から土曜日の間に個別指導が1回。

    すると、

    毎週一斉がある月・水と個別がある曜日、そして完全に自習に時間を費やせる曜日では学習量に差が出てくるはずなのです。

    その生徒の場合になりますが…

    毎日23時に帰宅し、その後は出来るだけ最低限のことだけして寝るとすれば、

    ①一斉がある曜日は授業外の時間で4時間。

    ②個別がある曜日は授業外の時間で5時間半。

    ③完全自習の曜日は自学に使える時間が7時間。

    このくらいの時間が(どんぶり勘定ですが)自学に使える…

    更に週末だともっと増えるわけですが、

    そういう「自分に与えられている時間」を考えずに、

    毎日ほぼ同じ分量の計画になっていました。

    加えて…

    同じテキストでも、

    ◆解説メインのページなのか?

    ◆演習メインのページなのか?

    ◆演習でも入試問題抜粋のページなのか?

    こういう「内容」により、同じ1ページでもかかる時間は大いに変わってきます。

    更に、現状の自身の学力で進められるスピードも変わってきますね?

    関数が得意な子なら30分で終わるページでも、

    苦手な子なら1時間…いや、2時間かかる子だっているでしょう。

    良いんです。時間かかったって。

    適当に答え写して、

    分かってないのに分かったことにして、

    覚えるべきも覚えないでどんどん進んだって意味ないんですから…

    ただ、大切なのは「出来るようになった」と言う段階までもっていくことなわけです。

    そして、そういう勉強こそ時間だってかかるわけです。

    ですから、

    ここからの学習計画を考える際には、

    ◆今、自分の生活リズムがどうなっていて、曜日毎に自学の勉強にどのくらいの時間を費やせるのか?

    ◆その時間でこなせる、適切な分量がどのくらいなのか?

    ※これに気づけない子は、週報を見て下さい。個別の宿題にいつもどのくらいかかっているのか?そういうのが目安になっていきます。

    ◆現状の自分の得意教科(単元)や不得意強化(単元)はどこなのか?

    こういったことを踏まえて決めていけば良いと思います。

    本当は…

    三者面談で配布しようと思っていたツールがありましたが、

    昨日のその生徒との話を踏まえて、もう来週に配ってしまおうと決めましたので、

    詳細は来週に改めて説明します。

    が…

    中学1・2年生も、小学生も折角の機会ですので、

    曜日ごとの自分の時間を知る!

    ということをやってみて欲しいと思います。

    さて…お仕事再開です。