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    それはだめでしょ…自分で判断できるようになりましょう

    昨日は6年生の通常授業&中学2年生の一斉授業が私の授業担当でした。

    相変わらず良い雰囲気の6年生に、

    最近徐々に全体の雰囲気が上向いている中学2年生クラス。

    で、今日の表題は6年生の授業でのやり取りについてです。

    6年生の算数は昨日資料の整理を行い、

    残すところ「量の単位のしくみ」のみとなっています。

    よって来週で6年生の単元は1周し、

    翌週からは重要単元…

    つまり、中学数学に直結する単元のみに絞って2周目に突入します。

    ※まぁ、量の単位の仕組み以外ほぼすべてやることになりますが。

    いやいや、今日の本題はそんなことではなく…

    6年生の前回授業が「場合の数」でしたので、

    昨日の授業はその単元確認テストから開始。

    ※その前に百マスレース、宿題の確認&不明点の質問は終えています。

    で、その演習が終え、交換〇付けで次のような質問がありました。

    「せんせー、2の(1)で斜め線で消してるのっていいですかー?」

    で、私は即答します。

    「駄目です。」

    他の生徒からも質問は続きます。

    「じゃあ、横線で消しているのはどうですか?」

    「駄目です。」

    更に続きます。

    「せんせー!じゃあ、〇で印をつけているのはどうですかー?」

    「ダメだっつーの!」

    はい、これだけでは伝わりませんね?

    問題はこういう感じです。

    A君、B君、C君、D君、E君の5人から図書委員を二人選びます。その二人の組み合わせを表している表の中から、同じ組み合わせが無いように、余分な組み合わせを✖で消しなさい。

    ※問題文は変えています。

    AーB、AーC、AーD、AーE
    BーA、BーC、B-D、B-E
    C-A、C-B、C-D、C-E
    D-A、D-B、D-C、D-E
    E-A、E-B、E-C、E-D

    この中から余分な組み合わせを消しなさい。

    ✖で

    そう…

    問題文にそう書いている以上、ダメなんです。

    だって…

    手で投げなさい

    と言われているのに、

    足で蹴ったらその瞬間アウトですよね?

    フライングをしてはいけません。

    と言われているのに、

    フライングして1位をとっても失格なわけです。

    単純な話です。

    だから、仮に消すものがあっていたとしても、

    スラッシュや横線で消していればアウト!

    そこは揺るがないわけですが、

    何が問題って、それを生徒自身が「問題視していない」ってことなんです。

    今年の6年生もここに問題を抱える子が少なくなく、

    とにかく問題を読めない…

    日本語を読んで、その指示に従うということが出来ない…

    ※これ、中学生でも本当に多いです。そして、話を聞けない子ほどこの傾向は強くなります。勉強と言うのは色々な要因が絡んでいるというのはこういうのも含みますし、だからこそ「簡単に、すぐに成果が出るわけではない」わけです。逆を言えば、そこが元々備わっていたり、元々のセンスが備わっている子は結構早めに成果につながることもありますが、それを個人差と言います。

    本来ならば…

    この類の質問すら出ないようにしたい。

    仮に出るとしても、質問と言うよりは

    「先生。2の(1)ですが、スラッシュで消してあるのですが、問題文に×印でと書いているのでここは✖でいいですか?」

    という確認になって欲しい…

    そう思います。

    とはいえ、こういうのは一朝一夕ではいきませんので、

    じっくり、じっくり修正していきたいと思います。

    ちなみにこれは完全に私見ですが…

    こういう「聞く能力」や「何を問われているかを判断する能力」ってのは、

    先天的なものもあるのかもしれませんが、

    後天的に成長させることが出来ると思っています。

    が、出来れば小学1年生までに…

    そこまでに親子間のやり取りでその能力を育まないいと、

    その後が苦戦するのかなと思っています。

    ※現在苦戦している37歳がここにいます(笑)読書も好きだし、算数の計算も好き(できるかどうかは別として)。でも、「問い」に対する答えがずれているというわが家の長男。昨日持ち帰ったテストでも、次の中から「ころがりやすいかたちを2つえらびなさい」という問いがあったのですが、直方体、球、円柱、直方体の見取り図(確か)が選択肢にある中で、「球と立方体」の2つを選んでいました。それをちゃんと見たのが帰宅後…既に子どもは寝ていたので(当たり前です、午前2時半くらいなので(笑)直接は聞けませんでしたが、私の中では「あぁ…あいつ、完全にサイコロと混乱してるな。サイコロを「転がす」っていう発想で、立方体を選んでるな…」と。こういう1つ1つを教えていくのは、やはり親の務めなのかなと思います。

    子どもの可能性ってのは本当に無限に広がっていると思います。

    だからこそ、

    その土台をちゃんと築いてあげたいな…と。

    塾生に対しても、わが子に対しても、

    同様に思います。

    ということで、あっという間に合宿まであと2日となりました。

    昨日までで、

    ◆三者面談の資料仮完成

    ◆冬期講習の大枠の時間、日程の正式決定&その詳細決定の為にエクセルテンプレート作成完了

    この他、

    ◆合宿授業準備

    ◆テスト直しノート(←本気で終わりが見えません(-_-;)毎日1時間かけても3冊とか…生徒が頑張っている分、そのチェック&添削も相当時間が…

    ◆月末月初の経理作業

    他にもやることてんこ盛りですが、

    1つ1つを大切に、丁寧に…

    しっかりと進めていきたいと思います。

    おし…がんばろ!