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    何のために…

    先日の写真撮影に続き、今日は子どもたちの七五三のお参りに行ってきました。

    イヤタカ神社へ。

    秋田に来てから、早10年以上経ったわけですが、初めてイヤタカ神社に行ったわけですが、

    素敵な雰囲気ですね。

    あの坂を上って行くと、あんな場所に神社があったなんて…

    ちなみに、あの坂を下っていった辺りで、これまた10年ほど前でしょうか?

    今だから出来る話ですが、

    さくら先生が運転する車が酔っ払って道路に寝ていた警●官に接触した(まぁ、タイヤでひいたということです)ことがあります。

    ※当時は極力女子生徒の送迎はさくら先生に、男子生徒は僕がという感じでした。

    深夜まで残って自学していた、当時中学生だった哉子ちゃん先生を送っていった時の話…

    勿論、●察官だというのは事後に分かったわけですが、

    職業的な問題もあったのか、

    大した怪我がなかったからなのか、

    結果的に何の問題も無く、事なきを得たわけですが…

    当時は本当に焦りました。

    開校間もない塾が、これで終焉を迎えたらどうしよう…

    と一瞬思ったとか思わなかったとか。

    まぁ、開校11年…

    色々あったわけです。

    開校15年くらいに色々と暴露してみようかな…

    今だから言える話的に(笑)

    話が思わぬ方向に逸れましたが、

    先日とは違う衣装でお参りした子どもたちは、嬉しそうでした。

    ※写真の日にそのままお参りに行くより、別の日に行った方が値段が安くなるという素人目線の不思議…

    これで七五三関係は全て終えたので、The・日常に戻る子供たち…

    健やかに育ってほしいと思います。

    さて、本題です。

    タイトルの言葉は、僕が敬愛している中村文昭さんの行動指針となっている言葉ですが、

    当然僕自身も日頃からそれを頭のど真ん中において生活をしています。

    で、なんでその話になったのかというと、

    最近ちょっと心配な1年生が数名いるからです。

    そのうち2名とは、昨日直接話をしました。

    二人とも本当に素直ですし、日頃の生活も「大問題」があるわけではありません。

    が、しかし…

    「ちょっとしたズレ」の蓄積が、問題をどんどん大きくしていくと僕は思っています。

    で、その根底にあるのが「目的意識」だとも思っています。

    つまり、

    何のために?

    です。

    昨日話をした生徒に限らずですが、

    何のために塾に通っているのか?

    友達と一緒にいたいから、なのか。

    あの友達が通っているから、なのか。

    親が通えというからなのか。

    楽しいからなのか?

    ここに関しは理由は様々あるでしょうし、ご家庭によっても異なるのかもしれません。

    が、少なくとも僕自身は、

    ◆塾生の成績が向上し、進路選択の幅を広げてほしいから。

    ◆努力をすることの大切さとそこから得るものを実感してほしいから。
    =成長とは苦しさの先にあり、苦しい時期を乗り越えた先に成長が待っていることを知ってほしいから。

    ◆勉強のやり方を身につけ、その面白さに(いつか)気付いてほしいから。

    この3つが柱のように思います。

    であるからこそ、その柱とずれている子がやはり気になるわけです。

    宿題を雑にやっている。もしくはやってこない…

    これでは成績向上につながるわけがありません。加えて、努力もしないで勉強ができるようになるわけがないのです。

    だから、やるべきことをやっていない子は深夜に及んだとしても必ずやって貰う…

    親御さんにご迷惑はお掛けするのですが、ご理解を頂く…

    そうやって、どうにか自分で気づき、成長していってほしいと思うわけです。

    ※その想い届かず、残念ながら退塾になる(してもらう)ということもあるわけですが…

    言われたことを言われた通りにやらない(というかそもそも聞いていない)…

    アルバイトの全職時代を含め、15年以上中学生の指導に携わってきて本当に思います…

    素直な子ほど伸びる。

    話をしっかりと聞ける子ほど伸びる。

    例外もあるかもれしれませんが、僕の中では断言できます。

    で、以前も書いたように思いますが…

    今年の1年生の課題はここにある子が多いです。

    ※まぁ…2・3年生もですが(苦笑)

    問題の解法に関してもそうです。

    言われたことをやってる子(設問への印付けや比例・反比例の表作成など)が毎回のテストでも合格しますし、

    不合格する子の解答用紙は全員言われたことがやれていません。

    例えば…

    「グラフを作成するときは表を書く」とスタメモに書いておきながら、

    そのスタメモでグラフを書く際に票を書いていない…

    で、グラフも訳が分からない座標を通っている…

    分かるでしょうか?

    結局これらの原因を考えると、行きつく先は1つなのです。

    「生徒自身が何のための通塾なのかを分かっていない(忘れている)」

    これにつきます。

    勉強ができるようになる為に塾に通っているなら、言われたことはやるわけです。

    だって、それが近道なのだから。

    成績を上げる為に塾に通っているなら、宿題は絶対にやるはずなのです。

    だって、それをやらないと出来るようにならないのだから。

    ただ、通塾動機が違えば話は変わります。

    ◆お友だちと楽しく過ごしたい

    ◆お友だちが言っている中で自分だけ塾に行かないのは不安(勉強以外の面で)

    ◆超楽をして、超成績を上げたい
    ※これは叶えてくれる塾はどこかに存在するのかもしれませんが、少なくとも自塾は無理です…

    で、もう一度…

    今こうして通塾しているというのは、そこに目的があるからなのです。

    自身が望む「理想の姿」に近づくためだと思うのです。

    ならば…

    その目的を忘れず、多少面倒、大変と思うことだってやらなきゃいけないわけです。

    それは、「成長」と常にセットになっていることなのですから…

    ということで、今一度…

    自分のすべきことにしっかりと取り組める、

    目の前にあることを大切にできる、

    そんな小・中学生であって欲しいと思います。