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    別れと新たなる出発

    あなたは仕事が好きですか?

    あなたは仕事に誇りを持っていますか?

    あなたは仕事が楽しいですか?

    もしこういう質問をされれば、

    私は断言で「はい!」と答えます。

    でも、

    好きだからと言って、辛いことが無いわけじゃない。

    誇りを持っているからと言って、打ちひしがれることが無いわけじゃない。

    楽しいからと言って、楽しくないことが無いわけじゃない。

    それも事実です。

    そして、その中の1つには「退塾」があります。

    今年は退塾生が出ない(出さない)ように…

    年度初めにそう固く決意したものの、

    結果的に今年度も複数の退塾生を出してしまっているのですが、

    その退塾もいくつかのパターンに分かれます。

    例えば完全に自塾の力不足が原因のパターン。

    成績が上がらない=成績が上がるような意識に生徒を導けなかった

    通塾が大変=そんな中でも頑張ろう!という意識を持ってもらうように導けなかった

    結局、「結果」は「その過程」にあるわけで、

    そういう意味で「過程」に変化を起こしてもらい、

    自身で向かう段階になって貰えなかったのが原因と言うパターンです。

    で、他にもある中の1つに「やむを得ない理由での退塾」というのがあります。

    ほぼ毎年いるのが、「引っ越し(=転勤)」による退塾です。

    これはどうしようもない…

    ※それでも、わざわざ親御さんに単身赴任してもらってまで最後まで通いたいと言ってくれ、卒業まで通い通してくれた子も複数いました。それを受け入れて下さった親御さんには本当に感謝しかありません。

    で、昨日…

    自塾としては初めてのケースでの退塾となった子がいました。

    とはいえ、私の中では「退塾」ではなく「一足早い卒塾」なのですが…

    これは自塾の指導形態とその生徒が通う学校の特性上、中学3年間通塾頂くことが困難な状況でした。

    私としては寂しい。

    本当に本当に寂しい。

    小学生の頃から長きにわたって指導に携わらせてもらったので尚更です。

    厳しい言葉をかけて泣かせてしまったこともありましたし、

    勿論授業の中で楽しい時間も共有してきました。

    そういう生徒と、

    「卒業」という区切りでないタイミングでの別れ…

    でも、

    やはりその生徒の状況を考えれば、

    その生徒の4年後を考えれば、

    その生徒が置かれている学校の状況を考えれば、

    絶対に「ウチ」ではない方法で向かっていく必要があるわけです。

    私はこう見えて涙もろいので、

    こみ上げてくるものがあると我慢できません。

    だから、昨日の最後の別れ際も

    「頑張んだぞ!」

    と一言かわし、握手をして最後の塾生としての見送りをしました。

    複雑ですね…

    これからも恐らく塾に来ることはあるでしょう。普通に。

    自習しにかもしれませんし、

    もしかすると気愛を入れに来るかもしれません(笑)。

    兄弟の迎えに来ることだってあるかもしれません。

    でも、一緒の教室で勉強することは出来ない…

    ただ、これまでの期間でその生徒が身につけてきたものは本当に沢山あります。

    「キャンパスだったから」ではなく、

    その生徒だったから、

    そしてその生徒の親御さんがいて下さったから、です。

    小学生の英語教室でも多大なるご協力を頂きました。

    入試の際も、本当にわが子の為に尽力されているのが痛いほど伝わってきました。

    そして、そういう過程があったからこそ、

    検定だって、入試だって、

    しっかりと合格を果たしながら今に至っているのは間違いありません。

    これからも…

    いや、これまで以上に、

    明確な目標に向かい、

    誰に何と言われようと「そんなの関係ねー!」とばかりに学年TOP5を目指して…

    いや、学年TOPを目指して、

    頑張っていってほしいと思います。

    そもそも「やろう!」と思わなければ何も出来ません。

    「出来るかな…」でもできません。

    高い目標であればあるこそ、

    「絶対にやってやる!」という意志が必要であり、

    それがあれば逆に不可能だってないわけです。

    新たな環境で、

    あらたなステージに向かって…

    精一杯頑張って欲しいと思います。

    先生も…

    頑張るよ、マジで。

    負けないように、

    久しぶりに会った時に、

    「何かショボくなったな」とか言われないように(笑)

    頑張るよ。

    だから、お前も頑張れ。