カテゴリー別表示: 受験生とは

    反省は必要。でも、凹む必要は無し!

    基本的に夜書くことが多かったブログですが、

    ちょっと思うこともあって2時30分には帰宅する!というリズムを作るように努める為に、

    ブログの更新が昼だったり夜だったりと不定期になると思います。

    毎日更新はしますので、こんなブログですが今後も宜しくお願い致します。

    さて、タイトルの件です。

    勉強の難しいところは(スポーツもそうですが)、「成果が確約されていない」ということです。

    ※まぁ、全部そうですが(笑)

    昨日もある受験生が話に来ました。

    「先生、どうやれば数学上がりますか?」と。

    そうですね…

    その生徒、夏期講習から目に見えて姿勢も変わってきました。

    まだまだ「甘さ・弱さ」もありますが、それでも純粋に「出来るようになりたい!」と思って勉強しているのが伝わってきます。

    そして、その子は夏期で社会の勉強が楽しくなったんですね。

    で、日々の自学の時間を見ていると、やはり社会をやっていることが多い。

    それ自体は歓迎すべきことで、勉強に「楽しさ」を感じたことは素晴らしいと思っています。

    でも、反面…

    「覚えたら次の日に同じ問題をやったらちゃんと答えられる」ということは体感したのですが、

    「思考する」という科目、単元の勉強に以前より壁を作ってしまっています。

    ※これは僕がその生徒を見て感じていることです。

    だから、僕はその子に言いました。

    「まずは、やることだよね…数学。」

    その生徒は、数学全般が苦手ということではありません。

    得意な単元もあるのです。実際。

    ただ、そうじゃない単元も多い。

    そして、決定的なのが計算ミスが多いんです。

    ※これは11期生全般に言えます。今年の受験生は計算力が弱く、単語の語彙も不足しています。

    じゃあ、どうするの?って話です。

    今までも「計算力を高めたいなら、毎日15分だよ。」という話を何度も何度もしてきました。

    ※実践している子は数名しかいませんが、その生徒たちは確実に前進してきました。

    あとは、思っていることを実践に移していく。

    それだけです。

    そして、もう一点…

    今位の時期から受験生はプレッシャーも感じ始めます。

    特に、毎日塾に行って勉強しているんだから、出来るようになってるでしょ?

    という視点でテスト結果に対し、「結果だけ」を見た言葉を親御さんからかけられると子どもはきつくなります。

    自分だって頑張っている。

    自分だって本気でやっている。

    と。

    ※結果に関して保護者様が言葉をかけるのは良くないという意味では御座いません。そして、勿論受験生自身にだって課題は多々多々御座います。それは承知の上で書かせてもらっています。

    じゃあ、どうするのって話になるわけですが、極論我慢だと僕は思っています。

    だって…

    定期ならまだしも、実力テストで結果を出していくってのは容易なことでは無いですから。

    確かにすぐに成果が表れる子もいますが、そうでない子の方が圧倒的に多いんです。

    ※ただし、すぐ結果が出た=その子の学力がすぐ上がったではありません。

    5教科中学3年分…

    膨大な量の学習を取り戻している最中です。

    そうすると、実力テストも「比較的最近やった内容」は出れば点数に還元される可能性は上がりますし、

    まだ手を付けられていない単元が多ければ必然的に点数は取れません。

    ※まぁ、実力テストも一応範囲はありますが。また、入試本番は範囲が無いので、模試の範囲を入手するのは止めて欲しいと塾生には言っています。出来る限り「本番」に近い状況で挑むべきだと思っていますので。

    そして、僕も経験しましたが…

    新たなコトをガンガン勉強すると、先週で来ていたはずのことができなくなってしまいます。

    これは脳の容量が決まっているからであり、人間は忘れる生き物だからです。

    正直…泣きたくなります。

    というか、僕は大学入試勉強で何度涙したか分かりません。

    とにかくつらくて、苦しかったです。

    ※そんな日々があって今があるわけですが。だから、僕は子供たちにつらい、苦しいと思う経験を沢山してほしいと思っていますし、それを将来に生かしてほしいと切に願っています。

    そう…

    だから、我慢なのです。受験生にとっても保護者様にとってもだと僕は思います。

    ※保護者様がわが子に言うべきことを控えて下さいということでは決して御座いません。態度が悪いなら注意をお願いします。感謝の気持ちがないなら、放置して頂いて構いません。ただ、勉強における結果についてはという、ただその一点に関してです。

    でも、その我慢の先に沢山のギフトが待っているんです。

    受験生には受験生へのギフトが。

    そして、保護者様には保護者様へのギフトがちゃんと届くのだと思います。

    何だか話が逸れまくっていますが、

    結局言いたいのは…

    今回のテストが思うようにいかなかった…

    それに対して、この世の終わりのような落ち込み方をする必要はないってことです。

    反省は必要です。

    でも、必要以上に凹むな!と僕は思います。

    そして、具体的にテストを振り返りましょう。

    これに関して、この2週間毎回口を酸っぱくして伝えていますよね?

    大切なのは、しっかりと次につなげること。

    前進していくことです。

    そして、その際後退することもあるって知っておくことです。

    だって…

    ジャンプするときにはかがむでしょう?

    一旦低い姿勢になって上に向かって飛ぶわけです。

    そういう「沈む」時期があることだって、そりゃああります。

    これまでの卒塾生を見たって、順調に毎回上昇を続けた生徒は2割もいません。

    学年に。

    そして、毎回順調に上昇したから能力値が高いってわけでもありません。

    だから…

    目標を見失わず、目の前の一歩一歩を大切にして…

    そうして頑張ってほしいと思います。

    頑張れ、11期生!