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    追試にも資格を設けることにしましたの巻

    はい、タイトルの件です。

    今日は2年生の一斉授業。

    2S数学は連立方程式の利用に突入し、2A英語はユニット2の本文和訳&表現の確認。

    で、事件(?)は2年生Aクラスの英語で起こりました。

    事前に告知している範囲(ユニット2)からの単語テストを実施しましたが、33点満点、合格30点のテストで…

    合格者1名…

    点数は

    16点

    28点

    7点

    28点

    25点

    28点

    3点

    27点

    15点

    28点

    26点

    9点

    14点

    25点

    30点

    19点

    21点

    15点

    11点

    23点

    欠席者3名

    で、今までは強制的に実施してきた追試ですが、さすがにこの状況で追試をやっても意味がない…

    というよりも、本来「自分で頑張っている子たちの授業後の質問等に対処できるはずの時間」が追試の管理に全て持ってかれてしまいます。

    それは「塾」として役割が逸脱しています。

    勉強を出来る子だけに力を注ぎたい?

    そういうことじゃありません。

    出来ない子に手をかけない?

    全然そんなつもりじゃありません。

    少なくとも、出来るようになろう!という想いが皆無の生徒に今の状況では何をやっても無駄だということです。

    自分から望んで、自主的に全員がやってくれれば最高ですが、

    中学生ですからそうそう簡単にそういう状況は作れません。

    でも、そんな中にあっても、「やはり最低限のことはしっかりとやらなければ」という想いを持ってもらい、

    その想いを育てられる様に僕らは全力を尽くしていくべきだと思っています。

    が、今日のテストの状況…

    ちょっとあり得ません。

    春期講習からずっと、ずっと言い続けてきました。

    覚えるべきは覚えなければいけないよ。

    そして、それは毎日少しずつの積み重ねでちゃんと出来るようになっていくんだよ、と。

    それを身をもって体感してもらうために、講習内では「単語暗記」の時間を設け、

    どのくらいの時間でどれだけの量を覚えられるようになるのか?を実体験として積んでもらい、

    同時に、「ちゃんとやれば出来るんだ!」ということも経験値として積んでもらいました。

    なのに、今日のこの結果…

    積み重ねていなかったとしても、昨日「やばい!」と思ってやり始めたとしても、

    それでも「20点」は超えるはずなんです。

    なぜか?なぜそう断言できるのか?

    春期講習でも同じテストをやらせていたからです。

    だから、20点に届いていない生徒は昨日の時点でも「やらなければ!」という想いすら持っていなかったということになります。

    合格しなくてもよい。

    追試で合格すればよい。

    そういう思考の生徒には、

    ◆追試になれば、本来塾に行かなくても良い日に親御さんに送迎をしてもらわなければいけなくなる可能性がある。

    ◆追試になれば、授業後に残って追試を受け、それによって翌日も仕事がある保護者さんに遅い時間にお迎えを頼まなければいけなくなる。

    こういう「自分以外の人に強いることになる負担」を全く考えていないのでしょう。

    なら、合格しなくてよいと最初っから思っているのであれば…

    追試はしません。と。

    テスト対策特訓が始まってから、単語練習や漢字練習、計算練習に追われ、

    点数を伸ばすための勉強に本来避けるはずの時間がどんどん失われていくのだということを身をもって知ってもらうしかないのだと。

    そう思っています。

    良いでしょうか?

    目の前のことにすら真剣に取り組めないのに、1か月先、一年先の自分の成長なんてありえません。

    単語を覚えない子が、英語力の向上なんてありえません。

    計算練習をしない子が、数学の力を付けていけるわけがないんです。

    今日7点だった生徒に至っては、「授業後に追試(前回分)をやるよ」と言っていたのに勝手に帰宅していました。

    あれだけ自分でやりたいと言って、親御さんに頼んで通塾を開始したんじゃなかったのか?

    絶対に頑張ると言って、親御さんに頼み込んで通塾の承諾を得たんじゃなかったのか?

    いくら中学生だからと言って…

    自分が口にした言葉、決意に対してもうちょっと責任を持つべきじゃないのか?

    プライドはないのか?

    僕はそう思います。

    出来るようになっていることそうでない子の差…

    これ以上分かり易い差はありません。

    (覚えるまで)やったかやらなかったか?それだけです。

    唯一の合格生徒は2Aクラスの中でも最も忙しい部活に所属している子です。

    その子のノートには、クラス全員にみせましたが、ちゃんと「やった」形跡がありました。

    部活を言い訳にせず、大変だったでしょうがやったんです。

    ついでに言うと、今メキメキと勉強に対する姿勢を見せている子もあと2点で合格を逃しましたが、同じ部に所属している子です。

    あとは…

    君次第です。

    僕らは、君が頑張るという気持ちがあるのならいくらでも付き合います。

    今日のこの件を踏まえ、これじゃだめじゃん!と自分で気づき、そうして姿勢を変えていくのであればいくらでもサポートします。

    やらずに出来るようになっていく方法はありません。

    断言です。

    逃げれば逃げた分だけ、取り返していくのがどんどん困難になっていきます。

    今だから、まだまだ間に合わせられるんです。

    そして、他の子たちが「中総体」に意識が向いている今だからこそ、

    差を詰めていけるチャンスなのです。

    考えてみて下さい…

    人と同じことをやっていたのでは、差は詰められません。

    みんなが頑張りだす時に自分が頑張っても、差は埋まらないんです。

    能力差次第ではどんどん差が開いていくのです。

    毎日全てを我慢して勉強に向かおう!と言っているのではありません。

    毎日少しずつの積み重ねをしていこう!と言っているのです。

    春期中にも言いましたね?

    毎日10分本気で単語練習をしたら2週間で2時間分だよ、と。

    毎日20分の計算練習を続けたら、間違いなく1ヶ月後にはスピードも正確性も今より断然上がっているからね、と。

    その時はみんな真剣に、頷きながら聞いていました。

    そして、殆どの生徒が「そうだ、やろう!」と思っていたはずです。

    でも、一か月半が経過した今…

    やれていないんです。誰も。

    そういうことなんです。

    やればできる…

    いつも言ってますが、そんなん当たり前です。

    その「やる」が何よりも難しいのであって、

    やらないから出来ないのは何の不思議もないんです。

    気付いて、行動に移していきましょう。