カテゴリー別表示: 日常の塾のこと

    5月13日水曜日①差がつくのは「今」

    スゴイ雨です。
    気温の寒暖差も大きいので、
    皆さん体調管理に努めるようにしましょう。

    では、本日のブログです。
    昨日は中学2年生のzoom一斉もありましたが、
    夕方は小学生の授業でした。
    こちらも久しぶりの授業でしたが、
    その間…
    例年であれば結構な課題を出すのですが、
    今年はその1/3程度の量でした。
    が…
    その仕上がりには本当に大きな差がありました。

    ある子は…
    漢字も仕上げ
    テストも一発合格
    算数の宿題も普段から言われていることをしっかり実践し、
    結果的に確認テストも合格
    ※更には英語教室のテスト勉強もある中で、それらをバッチリこなしてきた子が5年生にも6年生にもいたのは本当に素晴らしいことだと思います。

    対して…
    そもそも漢字練習を全くしてこない子もいれば、
    ※厳しい言い方をすれば、これは論外です。これだけの時間があったのにやってこなかった…これは絶対に反省しなければいけません。少なくとも塾に通っている以上は。
    やってはいるものの、
    自身でチェックををしていないが故にテストも不合格という子もいました。
    算数も同様です。
    その取り組み方には大きな差がありました。

    で、昨日はそれについて結構時間を取って話をしました。
    中学生でもそういう子は一定数いますが、
    やはり小学生は

    宿題は終わらせるもの

    という感覚が染みついてしまっています。
    でも…
    本来そうではないはずなのです。

    宿題は出来るようになるまでやるもの

    なのです。
    良いでしょうか?
    毎日の勉強の中で生まれる子の意識差は、
    想像以上に大きな差を生みます。

    例えば家庭学習でもそうです。
    とにかく終わらせること、
    ノートを埋めることだけを考える子は、
    毎日毎日漢字と計算だけになりがちです。
    ※漢字、計算練習が悪いのではありません。「それだけ」だと良くないということです。例えば小学生の漢字の短冊ドリル…あれって、しっかり使えば本当に素晴らしい教材です。漢字の成り立ち、例文、書き順…そういうのを全てあのボリュームに納めてあのクォリティにしているのって実はかなり凄いことだと思います。今週から再開した次女の朝活の国語の勉強でも兄姉のものを利用していますが、当面は小学生の短冊ドリルだけで十分すぎます。

    しかも…

    〇付けすらしていない

    という子も少なくありません。
    〇つけをしない勉強…
    私がそれが世界一意味がない勉強(もどき)だと思っていますが、
    勉強の目的が出来るようになることだとすれば、
    〇つけをしないというのは、

    出来ていることと出来ていないことの仕分け作業をぶっ飛ばしている

    ことになるのです。
    だって…
    〇つけをして、
    初めて〇か✖かが分かるわけですから…

    ですから、
    そういうことを何度も何度も伝えながら、
    まずは日々の勉強の質を上げていくようにしていきたいと思います。

    追記
    昨日…
    ある保護者様とお話をしましたが、
    その際に、
    「宿題はやったの?」という親御さんのあるあるワードについての話になりました。
    少なくとも私はですが…
    わが子を含めて、
    子供たちの「やった」に関してはほぼ信用していません。
    だって…
    自分が子どもの頃だって、
    「やった?」と聞かれれば、
    仮にやっていなくても「やった」と答えましたから(笑)。
    そして、
    その「やった」というのはその子その子でも大きな差がありますから。
    昨日もそうでしたが、
    漢字テストの勉強はやったの?
    と尋ねると、
    自信満々に「やりました!」と答えた子が、
    実際は数行しかやっていなかったということもありました。
    なら…
    保護者様にも、
    どのようにやったのか?
    わが子は、どの状態を「やった」と言っているのか?
    たまにそれを確認してあげてもらい、
    それを踏まえて、

    より具体的な声がけ

    をしてあげると、
    子どもの勉強も前進するのでは?
    と思います。
    勿論、
    私たちもしつこくしつこく子供たちに伝えますが、
    やはり…
    親御さんとタッグを組んで子どもたちをサポート出来れば、
    その方が確実に効果的と思います。

    いずれは自分で出来るようになってもらう…
    でも、
    そこに至るには周囲のサポートは必要です。
    自転車もそう…
    最初から自分で乗れる子もいるのかもしれませんが、
    私は最初から一人で出来ませんでしたし、
    わが家の子どもたちもそうです。
    自分で走り出すまでのサポートを大切にしていきましょう。