カテゴリー別表示: 日常の塾のこと

    7/11(土)②自分のぺーでやるから出来なくなる…

    《キャンパス21泉教室夏期講習のご案内と塾内連絡》
    夏期講習2020のご案内こちらです。ご興味御座います方はご覧下さい。
    ※中学3年生の今年度の募集は終了とさせて頂きました。
    ※中学2年生は定員の為夏期講習の募集は御座いませんのでご了承下さい。
    ※中学1年生は残席僅かです。

     

    体験生面談の合間を縫って、
    夏期講習から参加する中1生、中3生のフォローに入っていますが、
    痛感します。

    やはり4月、5月の内容はめっちゃ大事!

    数学なら、
    正負計算や文字式計算。
    乗法公式に因数分解。
    この土台が脆いと、
    当然ながら一次方程式も二次方程式も出来ません。
    英語なら、
    主語と動詞の判別とbe動詞、一般動詞。
    ※それ以前にアルファベットと単語のスペルを正確に転写できるか?も…ここ最近、この転写が正確に出来ない子が非常に目立ちますし、そういう子はやはり苦戦する子が多いです。

    こういった学年のスタートの内容で躓いてしまうと、
    そこから先は雪だるま式で出来なくなります。
    どの学年も。
    自塾の場合、
    入塾テストもないし入塾の基準も無いので、
    体験時にはそれはそれは幅広い学力層の生徒が集うわけですが、
    でも…
    結局全員が最低限到達しなければいけないラインは存在するわけです。
    だって…
    高校入試はみんな同じ問題なんだから。
    A君用の入試問題。
    Bさん用の入試問題。
    そういう風にはなっていません。
    にもかかわらず…

    自分のペースで頑張りたい

    と考える子は年々増えているように感じます。
    これ…
    学力層が高い位置にいる子は良いのです。
    そういう子は、
    ★分からない所、出来ない所も自身で把握できている
    ★よって、そういう箇所を中心にバランス良く学習できる基礎が出来ている
    という状況にあるからです。
    問題は、

    学力層が低めの子の自分のペース

    です。
    現状で課題が多い…
    分からない所が多い…
    そういう子が自分のペースでやったら、
    その先差は埋まっていくでしょうか?
    差は広がっていくでしょうか?
    言わずもがなです。

    学力層が低めの子ほど、
    自分が周囲のペースに合わせ、
    ★まずは平均点
    ★まずは定期で400点
    そういった自分なりの目標ラインを設定し、
    そこに向かっていかなければならないのです。

    勉強だってスポーツだって…
    自分より上手い子に追いつきたいのであれば、
    まずはその子以上に練習するのが前提となるでしょう。
    自分より点数が高い子に追いつきたい…
    現状で点数で届いていない高校に合格したい…
    というのであれば、
    今以上に勉強するのが前提となるでしょう。

    でも…
    そういう時に出てくるわけです。
    例の必殺の一言が。

    自分のペースで!

    ダメなんです、自分のペースじゃ。

    やりたくないときだってあるでしょう。
    苦しいときだってあるでしょう。
    でも…
    それを超えていかないと、
    成長も無いわけです。

    自分のペースに合わせてもらうのではありません。
    自分が合わせていくのです。

    自分なりの体の良い言い訳をするのではありません。
    覚悟を決めて練習するのです。
    覚悟を決めて勉強するのです。
    ※但し、大前提で上手くなりたい、勉強が出来るようになりたいという切なる思いがあるのなら。

    自分のペースという殻を破って…
    覚悟を決めて頑張りましょう。