カテゴリー別表示: 高校入試制度や資格試験

    15期生進路確定2人目!おめでとう!と高校入試制度改革

    ★秋田県高校入試前期選抜まであと…6日!
    ★国立秋田高専学力試験日まであと…23日!
    ★秋田県高校入試一般選抜まであと…41日!

    昨夜…
    授業中に吉報が届きました。
    県外の私立を受験した子が、
    第一志望校への合格…
    本当に、本当に良かった。

    その際、
    報告を下さったお母様が仰っていました。

    先生、夢じゃないですよね?

    いやいや…
    報告を下さったのはお母様じゃないですか(笑)
    にしても、
    客観的に「かなり厳しい」と思われる中でも挑み、
    己の努力…
    そして、
    それをしっかり支えて下さったお母様との二人三脚でつかみ取った合格だと思います。
    改めまして、
    H…
    本当に、本当におめでとう!
    そして、お母様…
    本当に、本当におめでとうございます。

    キャンパス生としては、
    その高校への進学は初となりますが、
    あくまでこの合格はスタートライン。
    本当に大切なのはここからです。
    歩みを止めず、
    いや…
    歩みを更に加速させ、
    更なる成長の為に勉強を続けていけなければいけないよ?
    そう話した時にしっかり頷いてくれていました。
    ここから入学まで…
    高校での勉強に向けて、
    最善の準備をしていきましょう。

    そして、もう1つ…
    1月17日、そして本日と、
    魁新報に現小学6年生の年からの高校入試制度改革に関して掲載がありました。
    この2つに掲載されている状況から考えると、
    恐らく宮城県、青森県がモデルケースになっているように思います。
    その可否は置いておいて。
    で、この入試改革の議論の前提になると思うのが、

    ★現行の入試制度に関しての「問題点」
    例えば当日点数と調査書の比率や「自己推薦」であるはずの前期選抜が、実際は「高校推薦」というカタチになっていること、人為的ミスの可能性が否めない採点についてなどなど。

    が明確になっていることだと思うんです。
    が…そこが本当に明確になっているのか?
    何が問題点で、
    受験生の為に、
    それを支える保護者さんの為には、
    公平性、透明性の観点からどういう入試制度を目指すべきなのか?
    高校側、
    教員側の負担等を考えた時に、
    どういう入試制度が理想的なのか?

    そこから議論がスタートするべきだと思うのです。
    私も入試制度改革に関しては大賛成です。

    だって…
    こんな閉鎖的な入試制度があって良いはずがない。

    本気でそう思いますから。
    たった1日の試験の為に、
    5時間に満たない試験の為に、
    受験生は必至の想いで勉強します。
    時間をかけ、
    やりたいことを我慢し、
    自身の人生の選択肢を広げる為に、
    必死に勉強しているんです。
    であるなら、
    当日の採点は出来る限りミスが起こらないようにして、
    加えて答案用紙が返却されるなど、
    ミスが生じた際の対処策も考えるべきだと思うんです。
    ※個人的には高専のように基本マークにするのに賛成です。そうなると…自塾の英語指導は思いっきり路線変更しますが。マークシートではなくても、記号問題中心になっているところもありますし。

    調査書も同じです。
    例えば部活も頑張った。
    生徒会活動も真剣に取り組んだ。
    中には「入試に有利だから」という根拠のない大人の話でそれをやる子もいるわけです。
    じゃあ、
    具体的に、どの高校で、どのくらい有利になるんですか?
    ●●高校なら生徒会長をやっていたら、どのくらい加点されるんですか?
    私はもしそういうことを言われたら、
    具体的にそういう質問で返すように言っています。

    部活や生徒会なんてものは、
    入試に有利になるから…
    なんて理由でなくて、
    その競技が好きだから頑張った。
    生徒会が楽しそうだからやってみたい!
    そうして、
    やりたいことをやっていたら、
    結果的にそれが入試でも有利になった
    くらいで丁度良いんだと思います。

    ※もし、具体的にそれが数値化されてプラスになると明らかになっていて、その為に生徒会をやる!そういう子がいたら、私はそれはそれで素晴らしいと思います。だって…自分が進みたい道に進む為にやるのは全く問題ないんだから。

    話を戻すと、
    そういう「明確でない」調査書のお陰で、
    事実と異なる問題で振り回される子だっているんです。
    なら…
    そういう部分ももっと透明性を高め、
    受験生自身が明確に分かるようにしていかなければいけないのではないか?
    私はそう思います。

    あぁ、やばい…
    話しが止まらなくなりそうなので、
    結論から。

    この制度改革に関して現状私が気になっているのは、
    ★試験日を同じにすることによる具体的な受験生にとってのメリットは何か?私は別日受験にすべきだと思うので。だって…大学入試だってそうだし…
    ★宮城や青森をモデルケースにしているのであれば、現状における「問題点」のヒアリングはしているのか?そのヒアリングをせずに改革に踏み切ったら、同じような問題が発生するのは容易に想像できるでは?
    ★2次募集は実施するとしても、これは「地域によるアンフェアな状況」が絶対生まれますよ?県央部の子にとっては二次募集はないですよ?それ以外の地域の子には実在する二次募集。県央部の子には実在しない二次募集。この状況をどうするんですか?
    などです。
    パブリックコメントも募集するようなので、
    私もパブリックコメントを寄せようと思います。

    だって…
    かわいいかわいいキャンパス生がいずれ受験することになるのです。
    ならば…
    制度として、
    出来るだけ公平で。
    出来るだけ透明で。
    そういう制度になるように、
    微力ながらも、
    自分に出来ることをしたい…
    そう思います。