悔しさを力に

10月末から受験生は三者面談を行っています。
毎週金曜日、土曜日、限られた時間ではありますが、
進路選択において有意義な場となるよう、
私の経験とこれまでみんなと一緒に過ごしてきた時間から、
いろいろな話をさせてもらっています。

先週、ある生徒との面談でのお話です。
掲げている志望校との距離はまだあり、
テスト結果を分析して今後の話をしました。

少し厳しい話にはなりましたが、
勉強を「やっている」という事実だけでは結果は思うようについてきません。

大切なことは、
やったことがテストでも解けるようにすることです。

そのためにもテスト直しをはじめとして、
一度勉強した内容の反復は絶対にやるべきです。

そうすると必然的に勉強時間が必要になりますので、
平日や土曜日の塾にいる時間はもちろんですが、
例えば17時前に登塾して勉強している生徒もいますし、
22時の授業終了後も塾で勉強している生徒もいます。

そして休塾日でもある日曜日の使い方も、
勉強中心の過ごし方に変えていかなければいけません。

面談時に話を聞いてみると、
その点については私が思っている以上に十分にできていました。

毎日帰宅後には1時間程度勉強し、
日曜日は図書館に行っている、
受験生の意識としては十分です。

それだけに結果が出ていないことが悔しく、
親の前では我慢していたのですが、
その後は感情を抑えることができなかったようです。

悔しい

その気持ちがあればまだまだこの先は大いに可能性があります。
ただし、勉強時間を確保するだけではなく、
その時間の質を上げることが必要です。

難しいことをやるとか、
器用なことをやるとか、
決してそういうことではありません。

ただ一つ、
勉強した内容を絶対にその場で覚えるという意識を強く持つことです。

そのためにも当日、翌日、三日後等、
とにかく反復を徹底することです。

手を広げるのではなく、
一つずつ確実に固めていくことです。

今、受験生はやるべきことがたくさんあります。

日々の復習(学校、塾)に加えて、
テスト勉強(定期、実力)、テスト直し(実力、模試)、
そしてO.D.Tに向けた勉強、
優先順位を付けて、スケジュール管理を徹底しなければ、
そのどれもが中途半端になってしまって消化不良になりかねません。

ですので、本当に一つずつ確実にという意識を持ち、
焦らず、でも確実に進んでいく必要があります。

ただ惰性で毎日を過ごすのではなく、
その気持ちを決して忘れることなく毎日を過ごしていきましょう。

時間は掛かるかもしれませんが、
その先には必ず良い結果が待っているはずです。

苦しいときも、辛いときも、
自分を信じて、仲間に刺激を受けて、
そうやって進んでいきましょうね。

がんばれ、受験生。