取るべくして取る

昨日は3年生の定期テストが返却されたようです。

全員が全教科返却されたわけではありませんが、
夏休み終盤の努力がしっかりと結果に反映されているようです。

クラス平均はおそらく400点を超えてくるでしょうし、
上位陣は軒並み好調なので、今回もTOP10にたくさんランクインするでしょう。

ある生徒が、
「先生、10人全員がキャンパス生だったらどうしますか?」
と聞いてくれたので、
「銅像を作る!笑」
と答えておきました。

そのくらい彼らには手ごたえがあるのでしょう。

そして今回奮闘しているのは、
その彼らを虎視眈々と狙っている生徒たちです。

1年生最後の春休みに入塾したRは、
これまで一度も定期テストで点数を下げることなく、
右肩上がりに結果を出し続けています。

そして今回は4教科返却時点ですが、
いよいよ450点の大台を狙える位置にいます。

また夏期講習からは明らかに勉強への取り組み方が変わったSは、
初の400点突破、国理社では大きく自己ベストを更新しました。

久しぶりに400点を超えてきたH、
前回に引き続き400点を超えて自己ベストを大きく更新しそうなY、
2連覇達成も見えてきたH、
初のトップ10からTOP5も狙えるS、
安定した結果を出し続けるS、S、K、I、
今日で全て結果が返却されるはずなので、
ドキドキしながら待ちたいと思います。

こうして見ると華々しい結果のようですが、
一方で残念ながら結果が出ていない生徒がいることも事実です。

昨日、授業後にある生徒と話をしました。
志望校を掲げている以上は、その高校に入学するための努力をしなければいけません。

そういう意味では、この夏休みが勝負だと生徒たちには伝え続けてきました。

気持ちは分からなくもありません。
せっかくの夏休みなので、遊びに行きたい気持ちは分かります。
友人から誘われたのであれば、断り辛いということも分かります。

ですが、その時の思い出はきっと一瞬です。
夏休みの努力はこの先の受験勉強に大きく影響します。

終わってしまったことは仕方ありません。
もう取り戻すことができない一か月を悔やむのではなく、
ここからの半年は人の倍以上の努力をすることで、
必死に取り戻しましょう。

現状を考えても、志望校との距離はかなりあります。
ここから合格ラインに達するためには、
全て時間を勉強に使うほどの覚悟が必要です。

周りとは状況が違いますし、
先輩ともそれは違います。

楽な方に流されるのではなく、
逃げ道や言い訳を探すのでもなく、
現実を受け止めてそれを克服する勇気が必要です。

真面目ですし素直な子なので、
私と話をしている時には涙を流しもしていましたが、
ここから行動が変わってくれることを願いますし、応援します。

課題は教室以外での取り組みです。

本人には伝えましたが、
夏期講習中の英単語テストでしっかりと結果を出した時に、
私は心の底から安心しました。

まだまだできる。

言われたことだけをやるのではなく、
自分に必要なことを考えて、
逃げずに向き合って勉強することができれば、
まだまだ可能性は大きく広がっていきます。

ここからだからね。

昨日の数十分の話が転機になって、
意識の底から大きく変われるようにしていこう。

受験勉強は自分を見つめ直して、
大きく成長することができるチャンスでもあります。

ここからの半年間は、
覚悟を持って過ごしていきましょうね。