初めての模試返却
今日、3年生の一斉指導時に模試の結果を返却しました。
※自宅に戻って提出していないようでしたら、
お子様に是非一言お声がけください。
土曜日の時点で私の手元に結果はありましたが、
みんなの顔を見て直接伝えたいことがあったため、
今日の返却となりました。
先日もブログに書きましたが、
模試の結果はあくまでも中間地点です。
これを見て現状がどうなのかを把握し、
これからの作戦を立てる必要があります。
特に中学生が最も気にするのは、
「合格可能性」「志望校判定」です。
数値やアルファベットではっきりと書かれているので、
分かりやすいですからね。
ただ、表面的なものに騙されてはいけません。
むしろそれを一番伝えたくて、今日みんなに話をしました。
例えば『合格可能性90%』と出ていたとします。
それはあくまでも“現時点での可能性”です。
偏差値は相対的な数字ですから、
これに気を良くして手を緩めようものなら、
ここから本気になる受験生に一気に飲み込まれます。
なので捉え方としては、
「今までやってきたことが間違っていないから、
これから油断しないで、今のペースをキープ、むしろ上げていこう」
というものでなければいけません。
また、『合格可能性50%』と出たとします。
これが本番でしたら非常に不安ですよね。
ただ、今までと同じペース、勉強時間、時間の使い方、
そして勉強に対する、受験に対する意識のままでは、
本番までその可能性は上がりません。
さらには周りの受験生も更に本気で勉強に取り組みます。
ですのでちょっとやそっとのペースアップでは、
平行線をたどっていくだけです。
差を埋めるためには、
自分よりも上にいるライバルたちよりも更に努力しなければいけません。
簡単なことではありません。
ですが絶対に不可能なことでもありません。
ここから大逆転を起こした先輩たちには、
決してぶれない太い軸がありました。
「志望校に絶対に合格する」
それが原動力となって生活の中心を勉強に据えて、
どんなに辛くても下を向かずに、
必死に努力を重ねて結果を出してきました。
現状に満足していない生徒は、
まずは『覚悟』を決めてください。
勉強とは甘いものではなく、
たくさん問題を解いたから、長い時間勉強したから、
必ずしも結果が出るわけではありません。
そしてその結果が目に見えるわけではありません。
(もちろんある程度はテストの点数に表れますが、
力が付いた分だけ全てが点数になるわけではなく、
点が線になるまでには個人差があります。)
まずは目的をはっきりと決めること、
そのために必要なことを、自分のためにやること、
そして何にも負けない強い意志も持つことです。
人生で一度きりの高校受験です。
我武者羅にやってみましょう。
絶対に人生の財産になります。
そうやって覚悟を決めて走り出したなら、
私たちにできることは何でもします。
一人でやるのではなく、
力を合わせてこの受験期を思い切り駆け抜けましょうね。