メラメラメラ・・・

今週末から始まるテスト対策講習③に向けて、
昨日の一年生の一斉指導後に伝えたいことを伝えました。

それは、
『学校ワークをしっかりと進めておくこと』です。

数学と英語は通常授業でも一緒に勉強しているので、
現段階でもある程度は仕上がっています。

ある程度は、です。
というのも昨日の単元確認テストの結果が思ったよりも良くなかったためです。

数学は100点満点のテストで最高点が94点、次点が7割台3名、
英語も100点満点のテストで最高点が88点、8割台が3名という状況です。

点数に対して欲が出てきている彼らにとって、
これで満足できるはずもなく、事の重大さを感じたのか表情が引きつっている生徒も見られました。
が、私はそれを見て安心しました。

というのもこの結果にヘラヘラして、
「やべー、全然だわー」などと言おうものなら即座にドカンです。

しかしその心配は杞憂に終わり、
テストに向けて気を引き締める良い機会になったようです。

またある生徒は自分の得点に満足することができずに、
自ら再テストを受験したいと申し出てきました。

普段はムードメーカーでいつも賑やかな彼が、
静かに闘志を燃やしているのを感じました。

これには驚いたのと同時に非常に感心させられました。
しかし、この姿勢が彼の強さの理由でもあります。

というようにやるべきことがはっきりと見えている数学と英語以外の教科、
つまり理科、社会、国語の学校ワークを進めようという話をしました。

テスト対策講習期間にはこれらの教科の授業も追加して行いますが、
たった数回の授業でテストの点数が取れるほど甘いものではありません。

あくまでも授業はきっかけであり、補充です。

ですので授業が始まる前にある程度学校ワーク等で知識が入っている状態と、
全く何も分からない状態とでは、
吸収出来ることの量も質も、効率もまるで変ってきます。

学校の授業で一度習い、学校ワークで復習し、
対策講習中の授業で補充する、
これが理想の流れです。

なので土曜日までにしっかりと進めておくこと、
それでも足りなければ土曜日の午後一から登塾して夜コマの授業までにやることもできるよと伝えました。

そういった話を一通りした時の彼らの表情は真剣そのものです。
授業中、休み時間にあんなにも賑やかなクラスですが、
全員が顔を上げて私の方を向き、視線を合わせ、話を聞いています。

定期テストでは圧倒的な強さを誇る今の3年生に雰囲気が似ているかもしれません。
逞しくなったね、1年生。

3週間後に迫った定期テストに向けて、
やるべきことをしっかりとやって徐々にモチベーションを上げていくんだよ。