自分の意志で

昨日家に帰ると、起きてきた奥さんが慌ててこう教えてくれました。

長女が学校の体育の授業で転んでしまい、
顔が少し腫れているのと、足首をひねってしまった。

これだけを聞くとまぁよくあることだと思うのでそれほど驚きはしませんが、
実は今週末に小学校で『チャレンジマラソン』なるものが行われる予定で、
長女は昨年よりも良い順位でゴールしたいと相当に意気込んでいました。

心配なのは足首で、
それが原因で練習の成果を発揮できないことになると、
楽しみにしていた分、可哀そうだな・・・、と心が締め付けられました。

おそらく彼女の性格から考えると、
走ることが好きなので多少の痛みでもきっと我慢して参加するでしょう。

回復してくれることを祈ります。。。

走るネズミのキャラクター

昨日、夕食を届けに来て下さった保護者様と少しお話をさせて頂く時間がありました。

卒塾生(現高校3年生)の進路がまもなく決まりそうだということでした。
数ある選択肢の中から一つ選び、その意志は相当に固かったそうです。

大学ともなれば日本全国に多くあるので、
それを一つ決めるということも高校受験とはまた違った大変さがあります。

ですが、最後はやはり自分の行きたいとこをに行くことがベストだと思います。

先週の泉教室での土曜補習の際にも少しだけ自己紹介で話しましたが、
私は『小学校→中学校→高校→大学①→大学②→社会人』という少し変わった進路をたどってきました。

第一志望として掲げていた前期で失敗し、
(模試でもA判定だったので行く気満々でした)
かといって浪人するつもりがなかったので後期で地元の大学①に入学しました。

しかし昔から思い描いていた自分のやりたいことがそこでは叶えられず、
首都圏の大学②に編入学することを決意しました。

※ですが、身体的な理由でその夢も結局は叶いませんでした。

そして同級生よりも3年遅く社会人となり、
塾講師という仕事に出会い、今に至ります。

一見遠回りに見えるかもしれません。
確かに最短ではありませんからね。

ですが私はまったく後悔していませんし、
むしろ当時があったから今の自分があると思っています。

もしかしたら大学卒業後にすぐ就職していたら、
今の塾講師伊藤はきっと存在しません。

話を戻しますね。

高校3年生も、中学3年生も、
今受験という人生の分岐点に立っています。

何が正解ということもありませんし、
学力の高い学校が必ずしも良いというわけでもないと私は思っています。

将来のことなんてまだ分からない、
どんな仕事をしたいかも分からない、
これがほとんどの生徒に当てはまると思います。

ただ、せっかくのこの受験期を無駄にしてほしくはありません。

一生に数度、目標に向かって全力で頑張る時期だからこそ、
自分を大きく成長させてくれるはずです。

努力して、悩んで、
それで自分が出した答え、目指す目標が決まったのであれば、
私たちは全力で応援します。

目の前の進路選択から逃げずに、
諦めたり投げ出したりせずに、
必死に考えて、努力する最高の機会です。

大切なことは“自らの意志で決め、自らの足で歩む”ことです。

そのためにも今日という一日を大切に、全力に過ごしていきましょうね。