直しは何のために?

勝平中は定期テストまであと今日を入れてあと2日です。

私はというとみんなが解いた実践問題(予想問題)の直しをひたすらに見ています。

3年生は流石と言いますか、
テスト直しは実力テストや模試などで慣れているため、
直す部分はほとんどありません。

引っかかるだろうなーという問題もきっちり質問に来るので、
(昨日はある生徒の質問の質が一気に上がっていて、
テスト前の意識の高まりと勉強に対するモチベーションの高まりを感じ、
こっそりウルっと来てしまいました(´;ω;`)ウゥゥ)
テストの使い方はしっかりとできています。

しかし、気になるのは一年生の一部生徒です。

今日登塾した際にも伝えますが、
自分の力にするためではなく、
ノートを提出するための勉強になってしまっています。

実践問題は意図があって解説を付けずに解答のみ配布します。
(これについては今回の対策講習で思う部分があったので今後改善する可能性はあります)

しかし、その解答になるよう無理やり解説を作っているのです。

例えばこんな問題です。
関数y=12/xのグラフ上の点で、x座標とy座標がともに整数になる点は何個あるか。(答え 12個)

とある生徒のノートにはこう書いてありました。

比例定数が12なので12個。

正しくは、
xに整数を代入していき、その時にyも整数になるものを数える。
そして反比例のグラフは原点に対して対称なので、
それぞれ符号を逆にしたものも数える。

よって(1,12)(2,6)(3,4)(4,3)(6,12)(12,1)
(-1、-12)(-2、-6)(-3、-4)(-4、-3)(-6、-2)(-12、-1)の12個。

初見の問題ではありません。
塾のテキストにも同様の問題が載っており、授業でも扱いました。

なんでもかんでも「分かりません」と聞くのは良くありませんが、
考えたり調べたりしても分からなければ先生に聞くことも大切な勉強方法の一つです。

彼とは今日、話し合いをします。

こうやって少しずつ勉強の方法を改善・修正していけるのも、
対策講習だからこそじっくりできることの一つです。

テストまであと2日、
とことん勉強と向き合っていきましょうね。