目的を持って

いつものようにニュースをチェックしていると、
こんな記事が目に飛び込んできました。

BB秋田にJ2ライセンス 今季2位以内で昇格

実はこう見えて私、大のサッカー好きです。
あ、サッカー部に所属していたことはありません(汗)

思えば小学校のころ、実家の隣がすぐにグラウンドだったので、
よく近所の友達や弟と一緒にサッカーをしていました。
高校の球技大会では得点王になったこともありました。
20代の頃はフットサルをたまにやっていたり、
大人になってもサッカーゲームをやったりもします。
今でも海外サッカーのニュースは毎日チェックしていますしね。

そんなサッカー好きの私を燃え上がらせたこのニュース。

ブラウブリッツの試合は一度も見に行ったりしたことはありませんが、
きっとその熱量はものすごいと思います。

2017年にJ3で優勝した時には、
秋田県民として非常に興奮したことを覚えています。

頑張れ、BB!

「BB秋田」の画像検索結果

さて、昨日は生徒たちとたくさん話をしました。
模試の結果について、
志望校について、
勉強方法について、
授業の受け方について、
休み時間の過ごし方について、
その内容は様々です。

そんな中である生徒と話したことが今でも気になっています。

非常に愛想の良い生徒で、
教室に入ってくるときは必ず大きな声であいさつをしてくれます。
休み時間には大好きな部活の話をしてくれることもあります。

そんな彼が、昨日の授業後には元気がないように見えました。
私は2年生の一斉指導に入っていたので直接授業をしたわけではなかったので、
K先生に様子を聞きました。

数学ではすごく調子が良かったが、
英語では相当に苦戦していた、
そういう報告を受けました。

英語の内容は『三人称単数現在のs』です。
確かに今までよりも難しく、なぜそうなるのかという理解が必須です。

この単元は中学校1年生の山場の一つともいえる単元ですし、
ここが揺らいでしまうと中学校英語の土台が大きく崩れます。

彼に理由を聞いてみると、
いつもであればしっかりとそれが言えるのですが、
昨日はずっと黙ったままでした。

勉強ができるようになりたい、
その想いは毎日一緒に過ごしている中でしっかりと伝わっています。

しかし自分の思った通りににいかない、
そんな葛藤もあるでしょう。

そうした状況の中でもなんとか足掻くからこそ、
今以上にきっと成長できるはずなんです。

ここで妥協は絶対にしてほしくないし、
させたくはありません。

それが当たり前となってしまうことを私は止めなければいけませんし、
ここをないがしろにしてしまったことで後で後悔してきた生徒を見てきているので、
何が何でも理解してから前に進む必要があるんです。

なので昨日は一旦帰宅してもらい、
今日自宅でもう一度その内容を勉強し直し、
土曜日に登塾して私が直接確認するという約束をしました。

理解度には個人差があります。
ですがそれを理由に、自分基準で考えてしまうと差は埋まりません。

現状に満足していないのであれば、
今までの習慣、時間の使い方を変え、もう少し自分に負荷を掛けて、
そうやって何かを変えていかなければ現状のままです。

自分一人では分からないことがあっても、
それを教えるために私たちがいますし、
今のペースが正しいのかどうか分からなくても、
それを確認できる最高の仲間たちが周りにはいます。

例えば定期テストの順位も、入試での合否も、
それは自分がどれだけ頑張ったのかという絶対量ではなく、
周りと比較してどうなのかという相対的な比較になってきます。

例えば一日5時間勉強したからと言って順位が5番上がるわけではありませんし、
一週間で40時間勉強したからと言って点数が40点上がるわけではありません。

勉強はよくゴールが分からないマラソンに例えられるように、
時にはあきらめたくなるようなことがあるかもしれません。

ただそれでもきつい中で、辛い中で頑張るからこそ、
得られるものも大きいのです。

自分に負けないこと。

心の中にいる弱い自分に打ち克てるように、
この経験すらも糧にして自分を磨いていきましょうね。