無事故で終わった〇〇の〇〇? ※語呂合わせです

昨日の続きです。

再テストの結果が二極化したというところまで書きましたね。

その結果が顕著だったのは、『歴史年号』です。

合宿時にやったテストは50問、
再テストでは80問、
出題範囲は同じですが問題は変えています。

正答率の推移を並べてみます。
再テスト対象者は11名です。
◇86%→79%
◇76%→59%
◇70%→44%
◇86%→76%
◇44%→43%
◇30%→75%
◇32%→18%
◇52%→46%
◇42%→21%
◇20%→13%
※1名欠席の為、未受験です。

問題数は増えていますが、社会科担当のK先生に特に出題頻度が高いものを抜粋してもらいました。
正答率が下がっている生徒は、単純に勉強不足です。
もしくは正答率が横ばいの生徒は、
そもそも勉強の仕方に問題がある可能性が高いです。

再テスト対象者はほとんどが歴史苦手の生徒ですから、
年号と出来事だけをそのまま覚えようとしていても、
その場では頭に残るかもしれませんが、時間が経つとスパッと忘れてしまいます。

ですがこれらはすべて入試本番の為にやっているわけですから、
それではせっかくの勉強に掛けた時間が無駄になってしまいます。

ではどうしなければいけないのか。
例えば、
『645年 大化の改新』とあったとします。

大化とはなんでしょうか?
改新とはなんでしょうか?

そもそも何をした(何が起こった)出来事でしょうか?

こういうところに疑問を持ち、教科書を使って調べるところから勉強しましょう。

すると何人かの登場人物が浮かび上がります。
☆中大兄皇子
☆中臣鎌足(藤原鎌足)
★蘇我蝦夷
★蘇我入鹿

彼らは誰でしょうか?
良い人?悪い人?

そして彼らは戦います。

なぜ?
どっちが勝ったの?
その結果どうなったの?

そうやって歴史は背景やストーリーを調べていくと、
ただ勉強するよりも何倍も面白くなります。
(歴史漫画はおススメです!)


時間は掛かりますが、
それでも絶対に記憶に残りやすくなりますし、
すなわち入試でも使える知識として残ります。

実は昨年、同様に歴史年号に苦戦している生徒がいました。
そんな彼らが一つの解決策として見出したのが「年号部」の発足です。

週に二日か三日、一回約10個の年号を覚えるために、
教科書や資料集等を駆使してその出来事を調べ、周辺知識をまとめ、
それぞれが勉強したノートを持ち寄って最後に口頭形式で競い合うというものです。

ゲーム形式と言うこともあってか、部員たちはその勉強にのめりこみ、
実力テストにも結果として確実に表れてきました。
部員の実力テストでの点数推移TOP3は、
A君 20点→31点→42点
B君 69点→71点→83点
C君 51点→72点→80点
といった具合でした。

実力テストが終わった当日に、
「今日のテストどうだった?」と聞くと、
「いや、歴史がいつもよりわかりました!」
「年号部でやったのばっちり出ました!」
等と最初に歴史の話が出てくるようになりました。

あんなにも苦手意識を持っていた社会に対して、
自分から進んで勉強しようという意識の変化が見られたことが何よりも大きかったと思います。

話を戻しますね。
実は今日、再テストの結果があまりにも良くない生徒4人には私の思うところを全て伝えました。
そして彼らの連休中の過ごし方も聞きました。

結果を受け止めて、何をしなければいけないのかを考えて、
明日一人ずつ伝えに来るように言いました。

まずは意識を変えること。
やらされている勉強ではいつまで経っても結果は変わりません。

変えよう、変わろう、
そう心に強く決めて、行動に移しましょう。

それに気づけたのであれば、
それだけでも結果以上に意味のある再テストになります。

ここからまた、変わっていきましょうね。