春期講習2021 ~8日目~

昨日新年度のガイドブックを配布しました。
作成を始めたのが2月ですから、約二か月間掛けて作成しました。

昨年度の振り返りをしつつ、
良いものはそのまま継続し、良くないものはバージョンアップをし、
生徒のみんなが通塾を通して成長できるよう、
新年度も全力で進んでいきたいと思います。

ガイドブックの内容について不明点が御座いましたら、
いつでもご連絡下さいますようお願い致しますm(__)m

さて、講習では恒例となったサヨナラテストについて書きます。
中学生は授業終了と同時に毎日小テスト(サヨナラテスト)を実施しています。

数学は基礎計算、英語は教科書単語、
範囲は時間割に告知してある通りです。

最終日には上位の生徒を表彰するのですが、
これが良い刺激になっているようです。

3年生は言わずもがなバチバチに競い合っている良い関係性なので、
(といっても全員が同じ小学校出身なのですごく仲良しです)
ライバルが何点取っているのかを常に意識しているようです。

2年生も人数が増えたことによって競争意識が強まり、
1年生も初めてながら周りの点数に大きくリアクションするようになってきました。

良い空気ですよ、本当に。

テストの点数を意識するということは、
小学生よりも中学生、中学生よりも高校生と、
学年が上がるにつれて強く意識しなければいけないことでもあります。

特に新中1はこれから中学校で初めて定期テストがあります。
点数に対する意識を高めることは、
テスト勉強のモチベーションにもなります。
毎日実施するこのテストで少しでも意識を高めていきましょうね。

そしてこのテストの受け方についてです。
計算テストは10分で行いますが、
時間が足りないということはほとんどありません。
そういう難易度のテストです。

では時間が余った時にはどうするのか。

3年生はこれがしっかりと出来上がっています。
誰一人タイマーが鳴るまでペンを置いたり、
顔を上げたり手を止めたりすることはありません。

一通り解き終わったら何をするかというと、
プリントを裏返してもう一度解き直します。

見直しではありません、解き直しです。

この理由は、
ただ見るだけでは正解しているという先入観があるので、
間違いがあった場合にそれを見つけにくいためです。

なので頭をリセットしてもう一度解き直します。
それで答えが一致するようであれば、
それは正解しているか、そもそも解き方が分かっていないかのどちらかです。

これを残り時間数に応じて、
解き直す問題を判断していきます。

残り時間が5分であればもう一度全ての問題を解き直し、
残り時間が3分であれば計算が複雑な問題を解き直し、
残り時間が1分であれば絶対に間違うはずのないであろう簡単な問題を解き直します。

そうやって問題の取捨選択をする力や、
テスト中に解き直しをするという意識を強めていきます。

効果は絶大です。

解けるということを確認するためのテストではありません。
(もちろん解けない問題があったのであれば即解けるようにしましょう)
解き直しを含めた計算問題の解き方、時間の使い方を鍛えるためのものです。

気持ち一つで大きく有効性が変わるので、
全員が意識できるようにしていきましょうね。