令和2年度春期講習 ~13日目~

一足早く本日をもって中学校1年生の春期講習が終了します。

男子のみという独特の空気感の中、
この十数日だけでも確かな成長を感じられた講習となりました。

小学生から中学生へとステージが変わるため、
勉強内容が難しくなることはもちろんですが、
これまでとは考え方を改めなければいけないことを随所に伝えてきたつもりです。

その最たるものが、
テストへの意識です。

中学生になると年に4回の定期テストが実施されます。
自分の点数、順位が数字としてはっきりと表れ、
そのたびに修正し、改善していくことになります。

ですので点数にはこだわりを持って、
準備期間にしっかりと準備をしていかなければいけません。

そんな彼ら全員が苦戦していたのが英単語です。

当初の予定では91問の単語テストを実施する予定でした。
正確には「実施したがあまりの結果に数回に分けることにした」です。

テスト範囲は春期講習初日に告知し、
そこから10日間もの勉強する期間がありました。

単純計算で一日約9個ほど覚えていけば間に合うものです。

単語練習をするときのノートの使い方、
効率の良い練習方法、
そうしたことを授業でも伝え、
いざテストをやってみると結果は悲惨なものでした。
(最高点数で39点、平均点は29点でした)

この時でしょうか、初めて彼らに厳しい口調で語りかけたのは。

そこから目の色が変わりました。
ある生徒は時間前に登塾して教室で勉強をするようになりました。

これも大きな成長だと私は思います。

自宅では誘惑が多くて集中できない、
勉強しなければいけない空間に身を置いて練習する、
そういうことに気付いて行動に移すことができたのは、
すごく大きな成長です。

こうして順調に、
曜日→月→数字の英単語テストをクリアしていきました。

そして明日から通常授業が始まる4月7日までにやっておいてほしいことは、
正負の数の計算演習です。

今回の春期講習では、
加法、減法、乗法、除法、
それらを順番に授業でやっていきました。

授業中も、宿題でも、
解き直しを含めてようやく形にはなってきたものの、
覚えたばかりの知識なので時間が忘れてしまうことは必然です。

ですので、この休塾期間を通して一通り復習をしてください。
やっておいてほしいことは、
授業で解いた問題をもう一度解くことだけです。

ただし、丸付けはしっかりとしましょう。
そして間違った問題は自分の書いた途中式をチェックしてどこが間違えているかを明らかにし、
そのうえで解き直しをしてください。

これをやるとやらないとでは授業での理解度がまるで変ってきます。

これから中学校では新しいことをどんどん習っていきます。
授業では理解できたつもりでも、
テストでは点数が取れないと言うことになってしまわないように、
早くからこのサイクルを習慣づけることが大切です。

講習の最後にも伝えましたが、
必ずやっておくようにしてくださいね。

ということで残すは1日、
中学校2年生、3年生の最終日のみです。

張り切っていきましょう٩( ”ω” )و