そして次へ・・・

3年生は実力テストと模試の結果が返却されましたね。
おそらく今日全てそろうと思いますが、
まずは実力テストについてです。

塾内平均でおそらく20点弱上がってきているので、
全体平均も上がるでしょう。

塾生の努力が結果になったのは非常に嬉しいことですが、
ここで油断してしまっては元も子もありません。
(そういう意味で何人かの生徒にはくぎを刺しておきました汗)

すぐにテスト直しノートに取り掛かってください。

今は定期テスト直前ですから、やらなければいけないことがたくさんあることは重々承知しています。
ですが、鉄は熱いうちに打てと言うように、
時間が空けばあくほどその効率は悪くなってしまいます。

だから少しずつでも良いのでやりましょう。

昨日テスト結果を出しに来てくれた時にある生徒にこんな話をしました。

「おぉ!頑張ったじゃん!
どうしたの?本気出したの?」

「いや・・・、はい・・・。」

「おっけーおっけー、
油断しないでこの調子で頑張るんだよ。

ところで約束したアレ、やってる?
何番までいったの?」

「いや、あの・・・、
30番くらいです・・・。」

「うーん、最初に一緒に考えた計画から大きくずれてるね。
あのね、せっかく今こうやっていい波が来てるんだから、
もう一回気を引き締め直そうよ。

定期テストの勉強で忙しいのは分かるけど、
同時に受験勉強も進めなきゃいけないよね?

だったらアレはキミの弱点を克服するうえで絶対に必要だし、
まずそこから固めていかないといけないからさ、
1日5個を目標に設定してたけど、
1日1個でも良いから必ず毎日やること。

とにかくやらない日を作らないで、
習慣にしてしまうこと。

登塾したら必ずそれから始めるようにしよう。」

“アレ”とは歴史年号の勉強を指します。
彼女は勉強合宿の準備テスト、再テスト、再々テストでも思うような結果を残すことができませんでした。

それはただ数字を覚えようとしていたからです。

数字と出来事は出てきても、
それが何なのかを説明することは出来ませんでした。

これでは入試で使える知識にはなっていません。

なので年号を覚えるよりも、
出来事を覚えるよりも、
まずそれがどういう内容なのかを教科書や資料集を使って調べ、
専用のノートにまとめていこうという作戦です。

冬休み前までを期限として、
そこから逆算して一か月、一週間、そして一日の目標を決定していきました。

最近の自学の様子を見ていても、
思ったように進めることができていなさそうだったので、
改めて作戦を練り直しました。

ココからまた始めていきましょうね。

そして模試についてです。

前回の全中模試とは異なり、本番レベル模試を受験しました。
難易度、平均点、志望校判定、
どれもが異なるのでその受け取り方にも注意が必要です。

春の保護者会や三者面談時にもお伝えしていますが、
10月、11月、1月の三回の受験で、
志望校判定B以上を複数回取ることが一つの目安になってきます。

ただ、点数や順位、判定にだけ目を向けるのではありません。
実力テストも同様ですが、
まず自分は何ができていないのかを把握しましょう。

例えば、
◇漢文の返り点の付け方が分かっていなかった
◇電気分解の仕組みを理解していない
◇確率の解き方が安定していない
◇英問英答の答え方が全く違っている
等です。

そしてテスト直しを通して、
次に同様の問題が出てきたとき、
(それが入試本番の可能性もありますね)
同じような間違いをせずに、確実に正解できるよう補充する、
これが受験勉強です。

同時に二つのテストが返却されて、
定期テストが目前に迫っているという状況ですが、
後回しにすることなく今できることをしっかりとやっていきましょうね。