気にする必要はない

今週10日から公立高校への願書提出期間が始まります。
一次締め切りは15日、そこから志願先変更期間を経て、
最終締め切りは21日となります。

この期間は「倍率」が出ます。
自分の受験する高校は高いとか低いとかで、
受験生は一喜一憂するときも少なくありませんが、
私は倍率はそれほど気にしません。

極端に高い(普通高校で1.5を超える)場合はまた話は変わってきますが、
毎年高校によってそれほど大きな変化はありません。

それから校内テストとは違い、
同じ学力層の生徒が集まっていることを忘れてはいけません。

極端に高い生徒も、極端に低い生徒もいないということです。
ですのでどんな数字が出たとしても、
ボーダーラインを一点でも多く超えるために、
やるべきことに全く変化はないということです。

昨年の倍率が低かったから・・・、
前期の倍率が高かったから・・・、
〇〇部が全国大会に行ったから・・・、
制服が変わったから・・・、
そんなことを考えていても倍率が変わるわけではありません。
予想に気持ちを揺さぶられて、勉強に身が入らないようなことがあってはいけません。

倍率はいずれにせよその日が来たら確定します。
今やることは一点でも多く取るための勉強をすることです。

そのうえで受験生には、
昨日までで志望校の最終確認をしました。

この時期に大切なことは覚悟を決めることです。
自分の置かれている状況を冷静に受け止めて、
そしてこの一か月を死に物狂いで勉強に打ち込むことです。

決して大げさではなく、
入試本番では1点2点でも順位が大きく変わります。

つまりそれだけでも合否が分かれます。

本当に一問が大切です。

もはやミスという言葉で片づけることはできません。
分かっていたけども間違えてしまった、
それも含めて全て実力として受け止めなければいけません。

そのためにも、
新しいことに手を広げるのではなく、
今までやってきたことが確実に点数にできるのかどうか、
そこに重きを置いてください。

テストの解き直しはマストです。
年号下敷き、連語下敷き、不規則動詞、数学週末課題、
一度覚えたはずのことを忘れてしまってはいませんか?

隙間時間の使い方は十分ですか?

休み時間を10分だとして、
一日20分、一か月だと600分、つまり10時間です。

言いたいことは分かりますね?

貪欲に、可能性を少しでも広げるために、
時間を大切に使う時期に入っています。

後悔の無いようにやり切りましょうね。