段階を踏んで

何かができるようになるためには、
それなりのステップが必要になります。

例えば学校ワークの演習方法についてです。

まず一回目は何も見ずに解くようにします。
この際、間違えた問題にはしっかりと×をつけること、
勘で正解することが無いような答えの書きかたをすること、
そして丸付けを丁寧にすることです。

この一番最後が最も大切で、
合っているという意識で見るのではなく、
どこか間違っていないかという視点から丸付けをするようにしましょう。

そして分からなかった問題、間違えた問題は、
ワークの解説を読みます。そして教科書で調べます。

それでもピンとこない場合には迷わず先生に質問しましょう。

そしてすぐに解き直しをします。
自分の足りない知識や解き方を補充して、
もう一度同じ問題が出てきたときに正解できるかどうかを確かめましょう。

また、時間を空けて再度解き直すことも必要です。
例えば翌日に同じ問題をもう一度解きます。
記憶に残っている部分は多いので、
きっとスピードも速くなっているはずです。

一週間後にもう一度解いてみたり、
間違えた問題(テキストにスラッシュが入っているはずです)を解いてみたり、
とにかく何度も何度も解き直すことで、
記憶に深く残るはずです。

そしてこれは勉強に限ったことではありません。
塾のサイクルとしても応用できますね。

1年生の場合は、
◇金曜日⇒一斉指導
◇土曜日or日曜日⇒一斉指導の復習(当日残りや解き直し、反復等)
◇月曜日(火曜日)⇒自学指導
◇水曜日⇒宿題
◇木曜日⇒週間テスト対策
のように、どの曜日に何をやるのかをはっきりと決めてしまいましょう。

これをベースとしてしっかり固めてしまうことで、
やり忘れを防ぐこともできるはずです。

授業だけで劇的な改善が見られるほど、
勉強は甘いものではありません。

むしろ授業をきっかけにして、
どれだけ自分自身で反復して定着させられているのか、
それがテスト結果に大きく影響します。

焦るのではなく、まずは一つずつです。
習慣の定着が最優先になるので、
もう少し意識して毎日を過ごしてみましょうね。