次につなげるために

昨日は一週間ぶりに2年生の一斉指導日だったので、
定期テストの結果が全て判明しました。
(順位や平均点は今日配布されるそうです)

基本的に生徒たちは私へ答案を提出しに来てくれるのですが、
答案用紙と一緒にほぼ全員がテスト直しノートを提出してくれます。

多い生徒だと全教科、
少なくても1~2教科は提出してくれます。

もちろんテスト前最後のHRではすぐに作成するように伝えていますが、
それをここまで徹底できること、
当たり前のように取り掛かれる姿勢こそが、
この学年の強さだと私は思います。

この時点でテスト直しノートに取り掛かっていないとすれば、
それはあまりにも意識が低すぎます。

そして答案を提出してくれる生徒たちの様子ですが、
納得した表情をしているのは本当にごくわずかでした。

ほとんどの生徒は悔しさを浮かべ、
中には顔が引きつっている生徒もいました。

これを次にどう活かすかです。

もちろん前回と比較して結果出た生徒はいます。
教科ごとにそれぞれ前回から大きく修正してくれた生徒もいます。

これからじっくりと答案と問題を見ることになりますが、
私が見た限りでは、
◇取りこぼしが減らない
◇テスト範囲を網羅しきれていない
という点が気になりました。

前者についてですが、
例えば数学では上位から、
100
100
100
100
99
97
97
94
94
93
93
90
英語は、
100
99
96
95
95
95
94
93
93
となっています。

そして彼らは口々に言います。
「もっと取れました・・・」

普段からみなさんの勉強を見ている私もそう思います。
このテストの難易度であれば、
半数以上は100点を取ってきても驚きません。

ですが、結果は上記の通りです。

ではなぜ満点を取りきれないのか、
なぜ自分が正解できたであろう問題を間違えてしまうのか、
それは全て普段の勉強から出てくるものです。

例えばノートやテキストの使用ルールを守ることができていない、
宿題ノートの添削ではいつも同じことを書かれている、
授業中に話を聞いていないことが多い、
そうした部分が大事な場面でどうしても出てきてしまいます。

テストのときだけではなく、
普段からやれることを徹底する、
これに尽きます。

ここでまた気持ちを新たに勉強に取り組む姿勢を見直してみてください。

それから後者についてですが、
大きく結果に響いてしまったのが国語です。

特に、
「敬語」「品詞」についての失点が多くありました。
また「積み上げ」の反復が不十分だったために、
いつもよりも点数を大きく下げてしまった生徒もいました。

テスト範囲を見て、
出ると分かっているものについては直前だけでなく、
一度早めに着手したうえで自分の理解度を確かめるべきです。

またこれはどの中学校もどの学年にも当てはまりますが、
積み上げプリントは徹底的にやりこむべきです。

そうした面で国語に対する意識不足が出てしまいました。

ただこれはもう終わったことです。
大切なのはこれを受け止めて、
次に同じことを繰り返さないために行動することです。

思い出せば夏休み明けの定期テストで、
ものすごく悔しい思いをした生徒がいました。

整理するのこそ時間が掛かりましたが、
彼女はそれをしっかりと自分の中で受け止め、
対策期間中も誰よりも必死に手を動かし、
それで今回はしっかりと結果を出しました。

またある生徒は、
社会が前回あまりにも足を引っ張ってしまったため、
今回の対策期間はワークを5周したそうです。
そしてそれがしっかりと結果に表れています。

誰もが失敗はするはずです。
ただそこから目を背けてしまうのか、
それともしっかりと胸に刻んで同じことをしないように行動するのか、
分かれ目はそこにあります。

今回のテスト結果を受けて、
思うところがあるのであれば、
まずはそれを必ず記録してください。

そしてテスト前だけではなく、
普段の勉強から意識してみてください。

そうすることで結果は必ず変わってきます。

次回定期テストは2月中旬です。
まずは自分が今やるべきことをしっかりとやっていきましょうね。