令和2年度春期講習 ~10日目~

昨日、2年生は国語の授業で文法を扱いました。

単語・文節分けと品詞について、
復習内容の問題でしたが定着度はかなりまばらでしたね。

だからこそ思い出しが、復習が必須です。

頭上に天の川がひろがり星が光っていました。

これを文節と単語に分けるという問題を解説していた時です。
(中3生の皆さん、もちろんいけますね?)

まずは文節分けからです。
頭上に/天の川が/ひろがり/星が/光って/いました。
文節数は六です。

次に単語分けです。
頭上・に/天の川・が/ひろがり/星・が/光っ・て/い・まし・た。
単語数は十二です。

ここで確認したかったのは最後の文節の単語分けです。
◇文節の中に必ず自立語が一つあること
◇付属語は文節の中にないこともある、2つ以上あることもある
◇用言に意味を加えるのは助動詞
これらを授業の最初に確認しています。

そしてこの単語分けは、
定期テスト②の対策講習時に授業をしています。
実戦問題での直しもやっているはずです。

「最後の文節は単語が3つになるんだけど説明できる?」

「『まし』と『た』はなんで2つになるの?」

国語便覧を使いながら説明していると、
過去の記憶がよみがえってきたのかある生徒がこう言いました。

「あ!テストでトイストーリーのやつだ!」

この何気ない発言、私は素晴らしいと思います。
過去のテストで出題されている問題が頭に入っているということは、
それほどテストに対して真剣に取り組んでいた証拠だからです。

実際にテストでは、
今日は映画館で『トイ・ストーリー』を見た。
という単語分けの問題が出題されていました。

先日の3年生の国語の授業でも同様ですが、
忘れていることは決して悪いことではありません。

人間は忘れる動物ですからね。

ただそれを良しとせずに、
思い出すための努力を怠らないようにしてください。

勉強においては特にそうです。

何度も何度も繰り返すことでそれが染み込みます。
バスケットのシュートもそう、
野球のピッチングもそう、
サッカーのインサイドキックもそう、
ラグビーのスクリューパスもそうです。

何千、何万と繰り返すことで体が反応するようになります。
その状態を勉強でも目指しましょう。

忘れていることに気が付いた、
それだけでも収穫ですが、
それを活かすためにはその後の行動ですよ。

まずは昨日の今日、ここが勝負です。