ルーティーン

今日は勝平中生が実力テストに挑みました。
山王中生は一昨日でしたね。

ここからは1,2年生同様に定期テストに向けて全力を注ぐことになります。

が、それだけをやっていればよいというわけではありません。
入試に向けた受験勉強、つまりは自分の弱点補充にも同時に努めなければいけません。

良く生徒にはこう聞かれます。

「先生、定期と実テはどっちが優先ですか?」

うん、私はいつもこう答えます。

「どっちもでしょ?!」

それを聞いた生徒は一瞬困った表情を浮かべますが、
私にとってこれが本音です。

10:0という発想にするのではなく、
9:1でも8:2でもいいので、
定期テストだけの勉強にならないようにしようという意味です。

今まで定期テスト前と言えば、
それに全力を注いできたわけですからもしかしたら戸惑うかもしれません。

ですが、それを見越して早めからワーク演習を中心に取り組むようにいってきましたね?
そして素直なみんなはその通りにやってきていたはずです。

おそらく学校ワークの一周目完成は過去最高に早かった生徒が多かったのではないでしょうか。
特別なことはしていません、縦ではなく横にのばしただけです。

ではなぜそういうことをするように言ってきたのか、
それがこの質問に対する答えです。

もちろん今回の定期テストの内容も入試に出題される可能性は有ります。
だからこそしっかりとやっておかなくてはいけません。

特に公民なんかがそうですね。
ここで中途半端にやって、あとでしっかりやるということは時間的にできません。

だから今がっつり勉強して、入試で使えるレベルまで持っていく必要があります。
(学校の授業、本っ当に大切にしてください!)

それと並行して、自分の弱点補充をしていかなければいけません。

今実際に生徒が取り組んでいるものとして、
◇歴史(地理)の学校ワーク再演習
◇年号暗記とその出来事についてのノートまとめ
◇国語の読解演習(全国高校入試正解)
◇文法特訓の直し及び再演習
◇週末課題の直し及び再演習
◇数学の塾テキスト演習(OS)
等があります。

これらをやっている生徒には次の点に注意するようにも言っています。
◆気分でやるのではなく、一週間にやる曜日と時間を決める
◆どのくらいの期間でやり切るのかを決め、そこから逆算して月、週のノルマを決める
◆終わらなければ居残りをしたり、土曜や日曜に必ず追いつくための努力をする

終わりの見えないマラソンほど辛いことはありません。
ですのでラップタイムを刻むという意味で、
目標を細かく設定することが大切です。

つまり上記のような勉強を習慣化するためにも、
曜日、時間、ページ数を決めて、
ルーティーンとして自分の生活の中に染み込ませてください。

朝起きたら顔を洗って歯を磨きますよね?
お昼になったらご飯を食べますよね?
寝る前にはパジャマに着替えますよね?

それと同じです。

火曜日の17時半になったら歴史のワークをやる、
木曜日の17時は前日の週末課題の直しと解き直しをやる
土曜日の10時から国語の説明文を2題解く、
そういうふうに習慣化させます。

そしてそれを達成できない場合は、
何かを犠牲にしてもやり切るという強い意志が必要です。

これを後回しにしてしまうと効果は薄れますし、
その分自分の最終的な目標から遠ざかっているということを肝に銘じてください。

今までと同じことをやっていては何も結果は変わりません。
ココから一歩でも二歩でも前に進むためには、
過去の自分を超える必要があります。

そのためには何かを我慢して、何かを犠牲にして、
そうやって歯を食いしばって努力する必要があります。

それが受験です。

完全にスイッチが入って、
目標に向かって走り続ける生徒が増えてきましたが、
まだまだ気持ちの部分で甘い生徒もいます。

もう一度言いますね。

今までと同じことをやっていては、結果は変わりません。
どこかで我慢をして、その分を勉強に注いでください。

実は昨日も一人、私にきついことを言われた生徒がいました。
まずはその考え方から修正していく必要があったので、敢えて厳しく言いました。

自分の立っている位置を冷静に見極めて、
今、何をするべきかを考えて行動していきましょう。

あと4か月です。

目標を達成するためにも、
今を全力で過ごしましょうね。