読んで解くということ
昨日、3年生からは冬期講習を振り返っての日誌を提出してもらいました。
その中でも目を引かれたのが、
「勉強がおもしろくなってきた」というものです。
それも複数名。
普段は数学と英語の授業をメインにしていますが、
講習中は基本的に5教科の指導に切り替えます。
3年生は受験直前ということもあるので、
私が5教科全ての教科を担当しました。
毎年のことですが、
冬期講習の国語の授業を通して何かをつかむ生徒がすごく多いです。
私は読解問題の解き方を主に教えます。
書いている内容うんぬんかんぬんではなく、
あくまでも「解き方」がメインです。
入試に出題されるのは「読解問題」なので、
時間内に読んで「解く」力が求められます。
英語の長文でもそうですが、
本文内容をすべて理解することができなくても、
問題を解くことは究極的に言えばできます。
それらを、テストの過去問を使って解説しました。
全部で6回、
解くのに一コマ、解説に一コマ、
ほぼ毎日それを続けた結果、
国語の問題を解くことに対する視点が180度変わったと話す生徒もいました。
これまで最も印象的だったのが、
17期生のKさんです。
根がすごく真面目な生徒で、
言われたことは120%で返してくれるような模範生でした。
そんな彼女は、
冬期講習の国語の授業できっかけをつかみ、
最終的には国語が一番好きな教科、面白い教科だと断言していました。
この冬休みという時期だからこそ、
受験生は必死になって勉強するので、
効果は抜群だと思います。
ただ、大切なのはここからです。
何かをつかんだのであれば、
冬休みが終わった後もそれを継続しなければいけません。
読解力は継続して練習するからこそ、
安定してくるものです。
冬休みだけの授業で、気付きで終わらずに、
本番が来るその時までコツコツ積み重ねましょうね。