単元テスト

中学生は授業で新単元を学習した後、
一週間後には「単元テスト」を実施します。

一斉指導で導入、自学指導で演習、翌一斉指導までに宿題を終えることで、
同じ単元を3回勉強したことになります。

これによってはじめて単元テストで点数を取ることができるという仕組みです。

得点や平均点、合否(80点以上合格)は月に一度連絡ファイルに得点表を同封していますので、
保護者の皆様も確認できるようになっています。

クラス平均が80点を毎回超えられるように、
授業ではもちろんのこと、
当日残りや解き直しの実施ができているかもノートを確認します。

春期講習中は新単元を毎日授業でやっていたので、
講習最終日、または講習明け初回授業時にまとめて単元テストを実施しました。

例えば3年生の数学では、
全5単元中、クラス平均が80点を超えているものはわずかに2つのみでした。

特に「やや複雑な因数分解」は計算単元なのですが、
合格者は約半数、中には0点も複数名います。

計算問題は「分かる」だけでは安定した点数にはなりません。
何度も練習し、問題を見た瞬間に手が動くという状態まで持っていくことで、
時間にも余裕ができるので見直しや解き直しもできるようになります。

また不合格の場合には、
直しを確認した後に再テストを実施します。

この再テストは全く同じ問題を使いますので、
満点を取ることが絶対です。

そうでなければ、
いざ定期テストや入試で同じ問題が出てきたときに解くことができず、
悔しい思いをすることになるからです。

ですのでテストが返却されたらまずは、
自分がなえ間違えたのかを考えます。
その上でノートにしっかりとまとめて、解き直しをします。

さらには再テストまでの期間、
何度か解き直しをすることで初めてそれが可能になります。

こうしたサイクルを普段から作ることができれば、
定期テストにもつながることになりますし、
テスト勉強の質も大きく上がってきます。

新年度だからこそ、
土台をしっかり作ることができるようにしていきましょうね。