令和2年度夏期講習 ~24日目~
期限を設定することには意味があります。
2年生の英語教科書重要表現の確認テストを8月18日に実施しました。
範囲と日程の告知は夏期講習が始まってすぐにしていましたし、
お盆休塾期間が5日間あったため準備をするのには十分な時間がありました。
全73問、合格点数が65点としました。
が、合格者はわずか4名のみです。
そのうち数名はテスト当日にその重要表現の勉強すらしていません。
(最終確認を少しだけはしていたかもしれません)
私はその姿を見て安心しました。
「きっともう仕上がってるんだろうなぁ。」
一方、心配な生徒ほどテスト直前まで必死に勉強をしています。
もちろん直前に勉強することが良くないわけではありませんが、
それでもその姿には少し不安を覚えました。
その予感は的中し、
正答率が半分を切ってしまった生徒は約3分の1もいました。
この重要表現の暗記は、
テストの点数に大きく影響します。
ですので4日後の昨日に再テストを設定し、実施しました。
特に点数が良くなかった、勉強が不十分だった生徒は呼び出し、
点数を取れなかった理由と、再テストまでの勉強の仕方について確認しました。
その結果、
4点から73点まで点数が一気に上がった生徒もいます。
彼の勉強を見ていると、
問題用紙は書き込みでしっかりと汚れ、
すごく真剣に、たくさん勉強したであろう跡が見られました。
点数を報告したときの笑顔はそれはもう晴れがましく、
本人もすごく満足そうにしていました。
まだ心配が残るのは再テストでも結果を残せなかった生徒です。
そしてもっと心配なのは、
何を考えたのかテストを延期してほしいと私に申請してきた生徒です。
久しぶりに声を荒げてしまいそうになりましたが、
もう再テストはやらなくてよいということと、
冷静に私の考えていることを伝えました。
(その後、本人からやらせてほしいと伝えてきたので今日実施予定です)
冒頭に戻りますが、
期限を設定しているのには意味があります。
特にテスト直前の場合には、
この時期にやらなければいけないことがあります。
また自分一人ではどうしても後回しになってしまいそうなことでも、
期限を決めることでペースメイクすることもできます。
ですので決められた期限を守って勉強を進めることは、
テスト勉強をするうえではすごく大切なことです。
これは1年生にも当てはまります。
2日間のお休みの間に、
実戦問題の直しノートを4教科完成させるように伝えていましたが、
提出されたのはわずかに2名です。
ノートが全く進んでいないという生徒も数名いました。
やっていない人がいる、
悲しくなるのでそんな言い訳をしないでください。
それが理由には絶対になり得ません。
やるやらないを自分たちの感覚で決めてはいけません。
期限を設定している、
それだけでやらなければいけない理由には十分なはずです。
周りがどうとかそういうことでは決してありません。
テストで結果を出すためには、必ず理由があります。
その一つが期限を守るということです。
そういうこともテスト勉強を通して学んでいきましょうね。