一週間

ある生徒のお話です。

4月26日(月)の授業では英作文をやりました。
問題数は7問、解いてもらった後にあらゆる角度から解説をしました。

そして次回週間テストにはこれと全く同じ問題7問だけを出すので、
しっかりと勉強してくるようにと伝えました。

そしてGWを挟んだ5月10日(月)、
いざ週間テストを実施して見ると合格者はわずかに二名だけです。

そのとき彼女の点数は0点でした。

合格点数に達していない生徒は一週間後に再テストを実施することを伝え、
そして5月17日(月)、再テストの結果も0点でした。

私の中で既に怒りを通り越し、
冷静になぜそうなったのかを一緒に確認しました。

話を聞いてみると、
明らかに勉強不足であることが分かります。

翌日もう一度再テストを実施するので、
授業ノートに何度も解いて、解き直して、
何も見ないで出来る状態になるまで勉強するよう伝えました。

そして昨日5月18日(火)、
テスト前にノートを見ると5回ほど練習していました。
勉強時間は1時間弱です。

本人が大丈夫と言い張るので、
テストをやってみると結果は7点中6点でした。
went to bed を went bed と書いている間違いです。
採点直後に聞いてみるとすぐに出てきたので、
それで良しとしました。

さて、何が良くて、何が良くなかったのでしょうか。

まず、週間テストを受けるにあたって、
一斉指導時に伝えているテスト範囲を勉強しているかどうかです。

テキストを見るだけでなく、
直前に答えを暗記するのでなく、
必ずノートに書いて練習するべきなんです。

数学と英語、二教科あわせても1時間程度の量を、
一週間の中で勉強するのです。

時間的には余裕があるので、
やっていないというのはもはや理由になりません。

そしてこのテスト勉強は、
同じ問題を複数回解いてください。

そうすることでより一層定着が見込めます。

苦手教科であれば3回、4回と解くことで、
週間テストはもちろんですが、
日々の勉強、学校の授業、定期テストにもつながってくるはずです。

まず一斉指導の翌日には必ず一回目を解き、
週間テスト前日にもう一度解く、
これだけでも大きく変わるはずです。

やらなきゃやらなきゃと思っているうちにテスト当日になって慌てるのでなく、
サイクルとして〇曜日に必ずやると決めてしまうことで、
より効果的な勉強になります。

実は昨日、
1年生数名が宿題をやっていなかったため居残りとなりました。

宿題内容は「当日残り」です。
自学指導時に解き終わらなかった問題を、
宿題として出しています。

やるのを忘れていたとは言いますが、
残ったものがあるのであれば、
それは必ず翌日に取り組むようにしましょう。

それだけで記憶が新しいうちにやることができるので、
勉強の効率も変わってくるはずです。

一年生の一週間のサイクル例を書いてみます。
金曜日:一斉指導
土曜日:週間テスト範囲練習(1回目)
日曜日:
月曜日:自学指導
火曜日:自学指導当日残り及び宿題
水曜日:
木曜日:週間テスト範囲(2回目)
※月曜日に自学指導が入っているケースです。

このようにいつ何をやるのかを決めてしまうことで、
重い腰を上げる、慌てて取り組むということが無くなります。

やるからには結果に繋げられるように、
塾の授業を受けるだけでなく、
その全てを利用して自分を高められるように、
一週間の過ごし方を見直してみましょうね。