テスト直しノートは自分の為に

先週1年生に、初めての「テスト直しノート」について話をしました。

中学校に入って初めての定期テスト。

そして初めてのテスト直しです。

テストが返ってくると、点数ばかりに目が行きがちですが、本当に大切なのはその後です。

テスト直しノートは、ただ答えを書き写すためのノートではありません。

自分が間違えた問題と向き合うためのノートです。

「なぜこの答えになるのか。」

「なぜ自分はその答えを書いてしまったのか。」

そこを一つずつ考えながら進めていきます。

もちろん、間違えた問題だけではありません。

正解はしたけれど、自信がなかった問題。

なんとなく勘で合っていた問題。

そういった問題も分析すると、自分の弱点がよく見えてきます。

私はよく、「自分だけの解説書を作るつもりでやってみよう」と話しています。

市販の参考書には、自分がどこで迷ったのかは書かれていません。

でも、自分で作るテスト直しノートには、自分だけがつまずいたポイントや考え方を残すことができます。

だからこそ、何度も見返す価値があります。

昨日もテスト直しを進めている中で、

「なんでこんな答えを書いたんだろう……。」

「なるほど、こうやって考えるのか!」

そんな声が聞こえてきました。

表情を見ていても、新しい発見があったことがよく伝わってきます。

すごく良い表情でした。

勉強は、「知らなかったことを知る」ことも大切ですが、「自分の間違いに気付く」ことも同じくらい大切です。

その気付きこそが成長のきっかけになります。

1・2年生は、年間3回の定期テストがあります。

つまり、テスト直しをする機会も3回あります。

一方、3年生になると事情は大きく変わります。

定期テストに加えて、実力テストが年間8回。

さらに模試も年間4回あります。

それだけ多くのテストを受け、そのたびに復習していくことになります。

だからこそ、1・2年生の今のうちに、テスト直しのやり方を身に付けておくことがとても大切なのです。

今やっていることは、単に今回のテストのためだけではありません。

未来の自分のための練習でもあります。

最初から完璧にできる必要はありません。

でも、一回一回のテスト直しを丁寧に積み重ねていけば、必ず上達します。

そして、その積み重ねが受験勉強になったとき、大きな武器になります。

テストは受けて終わりではありません。

テスト直しまで終えて、一つの勉強です。

せっかく時間をかけて受けたテストです。

その経験を一度きりで終わらせるのは、あまりにももったいないことです。

妥協せず、一問一問と向き合い、自分だけの解説書を完成させていきましょうね。

その一冊一冊が、きっと未来の自分を助けてくれる財産になります。