丸付けにも成長のチャンスはあります

テスト勉強もいよいよ終盤ですね。

教室では、みんなが黙々と問題演習に取り組んでいます。

静かな空間の中で、ノートを開いて手を動かしている姿を見ると、いよいよテストが近づいてきたことを感じます。

そんな中、私は授業中や自習時間に、生徒たちのノートをできるだけ注意深く見るようにしています。

どこまで進んだか。

どんな問題を間違えているか。

もちろんそれも見ています。

ですが、実は特に見ていることがあります。

それが「丸付けのタイミング」です。

教室で勉強していると、丸付けを後回しにしている生徒はほとんどいません。

解いたらすぐ確認する。

間違えたらその場で直す。

自然とそういう流れになっています。

ところが、家庭学習や宿題では意外と多いんです。

「丸付けだけ終わっていません」

こういう状態です。

本人としては、もう勉強したつもりになっています。

でも、私は少し違う考えです。

丸付けをしていないということは、勉強が完了していないのと同じです。

なぜなら、どこができていて、どこができていないかがわからないからです。

わからないところが明らかになっていない。

できていない部分に気づいていない。

それでは成長につながりません。

勉強の目的は、できないことをできるようにすることです。

もし確認をしないまま終えてしまえば、次も同じ間違いをする可能性があります。

だから私は、解くことよりも、その後の丸付けや解き直しを大切にしています。

そして、丸付けを見ていると気になることがあります。

漢字が間違っているのに丸を付けているケースです。

今回のテスト範囲でもよく見られます。

例えば、

「徳川網吉」

「徴動ねじ」

惜しいです。

でも、テストでは正解になりません。

ほかにも、新潟県の「潟」。

熊本県の「熊」。

こういう漢字の細かな違いで失点することがあります。

勉強中に自分で見逃してしまうと、本番でも同じことが起こります。

ここで意識してほしいことがあります。

丸付けをするときに、

「たぶん合っている」

という感覚で見るのか。

それとも、

「どこかに間違いはないかな」

という感覚で見るのか。

この差はとても大きいです。

前者は確認作業です。

後者は成長するための作業です。

テスト前だからこそ、答えだけを見るのではなく、自分の弱点を探しにいく意識を持ってみてください。

一つでも直せるところはないか。

一つでも改善できるところはないか。

そんな気持ちで勉強すると、同じ時間でも中身が変わります。

解いて終わりではありません。

丸付けをして、直して、次にできるようになって初めて勉強です。

最後まで丁寧に進めていきましょうね。