平成28年度春講習12日目
おはようございます、春期講習12日目です。
最高の天気でのスタート、気持ちよいですね。
講習最終日は明日ですが、道場部は昨日で終了。
小学5・6年生部は本日が最終日ですし、中学生も新1年生以外は今日が授業最終日です。
あっという間に駆け抜けてきた感じですが、
まずは最高の締めくくりに出来るように…今日もしっかりと頑張って貰おうと思います。
さて、ちょっと昨日の話を。
単語テストの話に終始してしまっていたので。
新中学1年生部についてですが、昨日から正負の四則計算に入りました。
で、ここでもやはり出てしまうのは、
「過程が全然違うのに、答えだけは合っている」という現象です。
単元的にやむを得ない面があるのですが、
本人は全く悪気が無いのに、答えが「合ってしまう」ことが多々あります。
例えば、
-3-(-4)
=-3-4
=+1
こんな感じです。
これ、本当ならば…
-3-(-4)
=-3+4
=+1
となるはずなのに…
これを、こっちが見逃してしまうと、気付かぬ間に大きな躓きを作ってしまいます。
だって、生徒自身「自分は出来ている」という認識でいるのに、実際は分かっていない、出来ていないわけですから…
厄介なのは、答えが「合ってしまっている」ということなんです。
※この現象は、春期講習内でもかなり多発していました。そして、これは言い方も考えないと「なんで合ってるのにごちゃごちゃ言われるんだ?」なんて思われかねませんし(笑)。まぁ、「復習していないから出来ていないだけ」、「話を聞いていないから同じ間違えを繰り返す」という場合には、そんなん関係なくバコバコ言いますが。
上の例で言えば、完全に加法ルールが入っていないわけですが、
やはり「現状何が分かっていないから、何をしなければならない」ということをしっかりと指導していかなければなりません。
特にこのタイミングの1年生は。
で、こういう勉強を通して、
数学は絶対に解説を読む、答えが合っていてもそれは「たまたま」の可能性が有る
ってことを知っていかなければならないと思います。
話を戻すと、四則計算に入った今のタイミングで大きな差が出てきました。
これは、
◆必要な最低限の演習量を確保しているか?
◆加減法、乗除法のルールがしっかりと入っているか?
◆分からない問題はちゃんと解説を読み、それでも不明な問題は質問しながら日々進められているか?
この3つによって生じています。
何度も何度も毎日毎日言っていますが、
あとは自分がどういう意識で勉強に向かえるか?です。
先述の通り、勉強面に関して子どもたちが気付けない問題に気づき、指摘するのは僕らの仕事です。
※こういうことは、講師研修で事前に教えても、実際の指導に入ってから直ぐに実践できない講師もいます。〇だという事実だけを切り取って、「出来ていました」という報告が上がってくる講師もいるので…そういう意味でも、やはり「講師の質」というのは指導において大きな差が出るのだと思います。もっと自分も指導力を磨かないと…
でも、実際に練習し、考え、絡まった糸もほどいていくのは自分自身です。
こっちがほどいたつもりで、実際に生徒が自分でほどけなければ意味が無いわけですから…
と、いうことで間もなく講習最終日の授業開始です。
おし…がんばろ!