第2回
今日は3年生が第2回の月間テストを実施します。
範囲はテキストで3単元、「ヨーロッパ・アフリカ」「南北アメリカ・オセアニア」「古墳時代~平安時代」です。
ページ数にすると18ページ分です。
テスト範囲は春休み明けに全4回分を告知しています。
GW明けからは第2回に向けてテスト勉強に取り組むよう伝えてきました。
これによって授業日に何を勉強したらよいのかが明確になっている生徒も多く、
受験勉強のスタートとしては上々だったと思います。
ただ勉強している時に、
机の上に教科書が出ていない生徒がチラホラ見られましたので、
その点については何度も何度も声を掛けていかなければいけません。
また昨日ある生徒の勉強の様子を見ていて、
解き直しが解答書写になっていたので厳しく注意しました。
たとえばこんな問題がありました。
中大兄皇子と中臣鎌足らが、蘇我氏を倒し、「政治の改革」を進めた。
「政治の改革」の内容として、正しいものを選びなさい。
ア それまで皇族や豪族が支配していた土地と人民を、国が直接支配することにした。
イ 仏教や儒教の考え方を取り入れて、十七条の憲法をつくった。
ウ 政治から仏教の勢力を取り除くため、都を京都に移した。
エ 家柄にとらわれず、才能や鉱石のある人物を役人に取り立てようとした。
まずここでいう「政治の改革」とは何でしょうか?
アを何というでしょうか?
イやエを行った人物は誰でしょうか。
ウは何年のことで、出来た都は何というでしょうか?
こうやってなぜその選択肢が答えになるのか、
またほかの選択肢はどうなのか、
そういうことをしていくのが「選択肢の吟味」という勉強法です。
この生徒はノートに正しい記号を赤ペンで書き、
あろうことか解き直しでその記号をただ写して青マルをつけていました。
これは勉強ではありません、「勉強もどき」と呼ばれる完全な作業です。
長い時間を塾で過ごそうが、
ノートをたくさん埋めようが、
それだけでテストで点数を取ることは絶対にできません。
やるのであれば意味のある勉強をしなければいけないので、
そういうことを厳しく伝えると、
その後は黙々と取り組んでいるようでした。
帰り際に口頭でチェックした時も、
しっかり答えられるようになっていました。
これをこの日だけで終わらせるのではなく、
継続して勉強の質を上げられるようにして良ければいいですね。
ということで今日は2回目の月間テストです。
前回のテスト結果を振り返ると、
9割越えが3名、8割越えが5名いました。
これがさらに増えていることを期待しますし、
特に前回悔しい思いをしたはずの生徒たちは、
今回こそ結果につながる勉強をしてきたと信じています。
後日結果については書いていきますね。