そうやってオリジナルになっていく
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ここ数日、授業のことばかり書いていましたが、実は書きたいことはそれ以外にも多々あるのですが、
今日は受験生の自学に関して。
毎年、国語に課題を抱える子が少なくないわけですが、
去年その克服に力を注いていたのが「さき&ここな」でした。
特にさきの要約ノートは13期生に見せた時にも衝撃だったようで、
そこからもえちゃんが定期的に添削を開始、最近はこーたも提出&添削を始めました。
で、昨日…
新たにかいが提出を開始しましたが、こんな感じです…
いや、素直に凄いと思います。
「せんせー、これやってみたんで添削おねがいしまーす!」
なんて軽いノリで来ましたが、
授業後落ち着いてから添削を開始してビックリ…
おいおい、完全にオリジナルになってるじゃないですか!
と。
要約をやって、語句調べをして、更に自分なりに文法内容も工夫して取り入れていました。
本文から抜き出して、文節区切り、単語区切り、更には品詞分類まで。
文節も間違えがありましたし、
※1文節に自立語が1つという鉄の掟が守られていませんでした。「ね切り」や「さ切り」は危険です…
単語も同様です。
当然品詞分類も間違えがありました。
でも、良いんです、それで。
そういう間違いに気づけたのは、
自分が勉強の新たな一歩を踏み出したから
です。
私なんて「間違えサイコー!」って思ってますからね、本気で。
※3回目、4回目も改善する気がない間違えには鉄槌を下しますが(笑)
そして、この発想力です。
恐らく彼は、自分の国語力の向上を本気で考えたのだと思います。
そして、これまでの状況を振り返って、
国語文法に危機感を覚えていて、
その克服のために必要なのが何か?
そう考えた時に、今回のような方法に至ったのだと思います。
素晴らしいですね。
今年の3年生はこれまでに比べ添削依頼の動き出しも早いです。
そして、そういう動き出しをしている子は、
やはり今秋実施している国理社の課題テストでもそれなりの結果を出しています。
※これに関しては明日にでも書こうと思っていますが、2・3年生共にクラス毎の点数差があまりにあり過ぎます。同じ問題、同じ範囲、同じテストまでの猶予期間がありながら、Sクラスは両学年ほぼ全員が3教科合格か落としても1教科という状況の中で、Aクラスは3教科全て不合格が当たり前のようになっています。部活も同じ、通っている学校も塾も同じ。でも、この差はなぜ生まれるのか?今までも何度も何度も言ってきましたが「当たり前基準の違い」と「やるべきことをやっているか」だけです。今一度考えるべきだと思います。
「本気の努力」は他のことにも波及していきます。
時期的に大変ではありますが、
それでも1つ1つの勉強を大切にして、
先輩たちの勉強を参考にして、良いと思うものは真似して、必要ならそれにオリジナリティを加えて、
そうして一歩ずつ前進して欲しいと思います。
頑張れ、受験生!