新年度初めだからこそ、中1だからこそ

まずは…

連日、宿題残りや追試、その他連休課題の残り等で居残りとなる生徒がおり、そのご送迎にご協力を頂いております保護者様には大変なご負担をお願いしております。

申し訳ございません。

4月も最終週になりましたので、ちょっと今の現状等を思いつくままに書いてみようと思います。

※私の中では、塾生に向けて書いていきます。来週はGW休塾もあるので、普段授業では何度も言っていますが、ここに「残る」形で記したいので。

まず、どの学年にも共通して言えるのが、1つ1つの確認テスト等の合格率と宿題等への取り組みの姿勢にかなりの相関性が出ています。

これは「能力」的な差ではなく、です。

例えば、一昨日の中3授業の最初に前回内容(因数分解基礎計算)の確認小テストを行いましたが、

12点満点で最高点は満点の3名。

最低点は0点。

今月は同様の記事を何度か書いていますが、この結果の差には何の不思議もありません。

だって、12点の生徒は、まずは個別の宿題への取り組みの姿勢が良いですし、

授業内で言われた指示(最低限の復習内容等)もちゃんと聞き、それを実践しています。

対して、0点の生徒は、前回一斉で使用したページ以降、因数分解の復習をした形跡が全くありません。

勿論、能力差が全く関係ないとは言いません。

1回で出来る子もいれば5回で出来るようになる子もいる…

それは当たり前です。

でも…

それ以前に、全くやっていないのだから出来るようになるわけがないのです。

加えて、今やっている内容は「やれば出来る」単元ばかりです。

先述の因数分解の小テストも、出題は計算のみしていて、少なくとも今キャンパスに在籍している3年生には、あの単元を練習しても出来ないという子はいません。

なのに、出来ない…

何度も言いますが、

やってないんだから出来るようにならなくて当然!

なんです。

忙しい、つかれている…そんなん君の周りの中学生だって、親御さんだって同じです。

君の食事を作って、洗濯をして、掃除をして、身の回りのあれこれをしてくれるお母さんやお父さんが疲れてないと思いますか?

居残りで遅い時間にお迎えに来てくれる保護者さんが眠くないと思いますか?

君の親御さんは、君らに教育を受けさせ、社会で生きていける大人になってほしいと思って必死にサポートしています。

それを責任であり、義務だと分かっているからです。

対して、自分はどうでしょうか?

部活で疲れているから、勉強できない…

見たいテレビがあるから、あとで勉強するから…

今ラインやってるから、ちょっと待ってよ…

で、結局宿題を後回しにして、期限までに終わらずに居残りになる…

これ、塾に通わせてもらうことによって生じるはずの「責任」を全く果たしていませんよね。

分かっている。

分かってはいる。

でも、出来ない…

いい加減、そこから脱却しましょう。

ちゃんと計画を立てて、宿題や自分の勉強に取り組みましょう。

どの学年にも共通しているのは、「今だからこそ」です。

学年が上がり、新学期を迎え、気持ちも新たに新年度をスタートしました。

今、このタイミングでしっかりとしたリズムを作れるかどうかは、これからの自身の学習を大きく左右します。

時間が無い…

んなことはないはずです。

じゃあ、携帯機器一切触ってませんか?

LINEやYOUTUBE、メール…こういったことに費やす時間も一切ないんですか?

僕は、何もすべてを犠牲にして勉強だけしなさいとは思っていません。

※受験生で、志望校までに現状かなり距離がある子は別です。そういう子は全てを勉強に懸けないと、届くはずのものも届きません。好きなことやって、自分で大した努力もせずに、「塾に行ってるから大丈夫でしょ!」なんて思っているのであれば、それは大きな勘違いです。無理です。無理…

絶対に無理!

ただ、最低限出された宿題はやらなければいけないですし、自分の生活の中の優先順位でもそれは上位に置かなければなりません。

先述の3年生だけでなく、本当にどの学年を見ても連休課題テスト、授業ごとの小テスト、単語テスト…

こういったテストへの取り組みの差が、意識の差がそのまま結果に直結しています。

今ですよ、今。

今しっかりとしたリズムを作って、学習に取り組みましょう。

ちなみに、この時期の中学生が学校外での生活で時間を費やすべき行為TOP3は、

◆勉強

◆自主練

◆睡眠

この3つだと思っています。

数日前にも書きましたが、中学生はここからの一か月半で体力的な成長もありますし、一気に伸びる子が結構出ます。

加えて、特に団体競技の場合には春季大会の結果を踏まえて、指導者が配置を変えることにより、

今まではサブ扱いだった選手がいきなり試合に起用され、レギュラーに定着されることだって少なくないでしょう。

でも、そういう準備(起用されるに値する技術)が無ければ、日々の練習でもそれを示せなければ、それはノーチャンスでしょう。

特に3年生…

種目ごとに出場できる選手数には限りがあります。

だから、結果的に総体での出場が叶わない子もいるかもしれません。

でも、「最後までやり抜いた」という事実は、思い出は確かに残ります。

「あの時もっとちゃんとやっておけば」という思い出になるのと、

「あん時は頑張ったけど、だめだったな~」っていう思い出なら、自分にとっての財産は確実に後者でしょう。

時間が取り戻せません。

中総体まではあと1か月半…

そして、年度1回目の定期試験はその数日後に行われます。

LINEしている時間があるなら、走りましょう。

YOUTUBE見てる時間があるなら、勉強しましょう。

全ての結果は、自分の取り組みによってもたらされます。

今を大切にして下さい。

そして、もう一点…

連日1年生の居残りも続いています。

恐らく、保護者様も「何も1年生のこの時期にそこまでやらなくても…」とお思いの保護者様もいらっしゃるかもしれません。

※いや、大半の保護者様がそうお思いかもしれません(苦笑)

ただ、私はこの時期がいかに大切かということも経験上痛いほどに分かっております。

◆やるべきこと(宿題や復習)は、ちゃんとやる。

 小学生の頃にはやっていたはずの家庭学習…習慣化していたはずなのに、その姿が家庭で見れなくなり始める生徒が出てくるのもこの時期です。学校では、家庭学習を提出しない子もいるでしょうし、「お前そんなん真面目にやってんの?」なんてことを言う子もいるかもしれません。そういう「新しい価値観」が同級生によってもたらされる可能性が少なくないのです。勿論、それは本人にとってプラスなものもあるでしょうが、こと勉強においては、マイナスに働くことが少なくありません。
 塾の宿題についても同様です。「やらなくても何とかなる」とか「この塾は宿題を誤魔化してもバレない」、「別に宿題をやっていかなくても、『困ったな…次はちゃんとやってくるんだぞ!』程度で済む」なんて中学生に思われた日には、その子は完全に歩みを止めます(大半の中学生は)。やるべきことはやらなければならない…これは絶対に植え付けさせたい認識・当たり前基準です

◆今の時期にやっている内容は、全ての教科の土台である。

 まだ追試を経て合格に至っていない子が2名いる計算テストもそうですが、正負の計算や基礎単語の記憶、英文における主語と動詞に関しての理解と等は、中学3年間の英語と数学の土台です。ここがしっかりと身についていないと、今後学習が進むたびに穴となって表面化してきます。現状、加減法、乗除法、四則計算という3パターンで符号のルールが混在することも未だ複数の生徒で見られます。が、ここにきて大分、大分改善されてきました。なぜか?それは、相当数の問題数をこなし、その中で何度も符号のルールを繰り返すことでしっかりと力が蓄えられてきているからです。だって、そうですよ…一発目で合格した子ですら、春休みから1000問以上解いてきたわけですから(ちなみに、1000問というのは「スゴっ!」と思われるかもしれませんが、大した量ではありません)。でも、やはりここは個人差で、「符号のルールが混在する」だったり「足し算引き算でのミスが出てしまう」という、その子の弱点がどうしても追試でも出てしまいます。50問あるテストですから…しかも、その中には入試問題(ちょっと複雑な四則計算)も入っているわけですから。ただ、それを何度もなってきた…これによって、「中学入学後いきなり数学で躓き、その後完全に数学嫌いになってしまう可能性が有った子」も、その状況は脱せられたかなと思います。

塾生には何度も言っていますが、今大変だということは、その分今後の自分の為になるということです。

あとで楽するため…

安易にそうは言えませんが、でも大変なことほど力になるというのは事実です。

筋力トレーニング然り。

野球の素振り然り。

サッカーのリフティング然り。

計算練習然りです。

基礎というのは、それほど大変であり、そこが強固であるほどその後の伸び幅も大きくなるはずです。

ということで、1年生…

今だからこそ、しっかりと頑張りましょう。

保護者様方…

多大なるご迷惑をお掛けしますが、何卒、何卒宜しくお願い致します。