家庭学習ノートじゃなきゃダメですか?

ついさっき…

3年生と「家庭学習」についての話になりました。というか、「家庭学習」ノートについて。

そもそも…

「家庭学習」の目的って何なんでしょうか?

ノートのサイズが大切なのでしょうか?

提出することが大切なのでしょうか?(←いや、提出することは大切ですが(笑)

勉強の中で色々な力を育んだり、生徒と教師がコミュニケーションをとったりとその目的は多岐にわたると思います。

が、やはり「正しい勉強法でその教科の理解を深め、学力を伸ばす」ことが一番だと僕は思っています。

とするならば…

学校側から細かな狙いやその期待される効果を子どもたちに説明し、更にその内容のチェックも毎回できるのでない限り…

そのやり方もノートも人ぞれぞれで良いんじゃないんでしょうか?

余談ですが、

良く言われる「秋田式」という勉強法やノート法…

何度かこのブログでも取り上げましたし、キャンパスNEWSではシリーズ化して書きましたが、結論から言えば…

確立された、体系化された「秋田式勉強法」等とは存在しないと思います。あくまで僕はですが。

家庭学習の関連書籍を読んでも、結果的にその共通点やどの点で優れ、それが学力調査の結果に繋がっているのかは全く分かりませんでした。

帯には「学力調査第1位」とは書かれているのに、その勉強法について具体的な手法は記載されていないし、

家庭学習に関しても「ノート例」だけががんがん紹介されているだけ…

結果、「秋田式家庭学習」と「学力調査」の因果関係については全く触れられていないんです。

話を戻すと、そういう「因」を探し求め、それを中学の現場でフィードバックしているというのなら分かります。

でも、そうでないのならば…

ノートのサイズは問題なんでしょうか?

そして、もう一つ…

塾の宿題、なんで家庭学習にしてはいけないんでしょうか?

ズルをしてるわけじゃない。

ちゃんと自身の学力を引き上げようと必死に勉強している。

でも、塾の宿題はダメ…

(正確にはとにかく塾のノートはダメなのかもしれませんが)

勿論、塾に通っていない子もいるし、通えない子もいる…

それは分かります。でも…それと家庭学習は話が別じゃないでしょうか?

言い方を変えれば、通いたくなくても通い、宿題もやりたくないけど頑張ってやってる子だっています。

本当に公平性を考えるのであれば…そういう視点もあってしかるべきなんじゃないかと僕は思います。

この時期…

中学生の負担は大きいです。

第一原因は部活です。それは断言です。体力的にも厳しい中で勉強もがんばろうと思っているのであれば、

そしてそれを実践しているのであれば…

その姿勢に対しての評価もあってよいんじゃないか…って、

僕はそう思います。