勉強合宿2019の振り返り

合宿から帰ってきて親御さんのお迎えを生徒と一緒に待っていたところTSお母様より
「先生、また痩せた??」。・゚・(゚`ω´゚)・゚・。(笑)
他の先生方が「ご飯がおいしくて食べ過ぎて、2キロ太った…」と口を揃えて言っていたのに、
私はというと2キロ痩せていました。おかしいな?大器先生なんか、合宿行く前はあったアゴがなくなってたっていうのに…
私はこのまま本当にガイコツになってしまうのでしょうか💀

2日目の夜、夜食を食べようと買ってきたカップラーメン(焼きそばバ○ーン)を開け、ポットのお湯を……ジャー(が出る音)
お湯沸いてないやんけ!仕方ない、お湯沸くまでシャワー浴びたろ……
戻ってきて待ち受けていたのは沸いてないお湯(正味20分経過)。くっそー腹が減って死にそうだ……
やっと沸いた!急いでお湯を切ろう!ザパッ(麺が全部出る音
あ”ぁ”っ🤬と思って救出するべく箸を探………箸?箸………
持ってきてねぇ\(-o-)/※生まれて初めて手でやきそばを食べました。そういう文化もアリマス。
そんな平和だった2019勉強合宿を総括したいと思います。

◆10/4(金) 1日目◆
日程の兼ね合いで今年は初めてサンルーラル大潟という会場で合宿を行うことに。
それにより行きは送迎バスでの移動となりました。
私は2時間半ほど早く自家用車で出発し、会場のセッティングを担当していたのでバス内のようすは直接見ていませんが、
どうやらソワソワしまくっていたようですね。(笑)
これはこれで生徒にとっては良い思い出の材料だし、同乗した学生講師にとっても良い経験になるんじゃないかな。
なんてことを思ったのでした。来年はバスにも乗ってみたいけど、今年の2年生(来年の3年生)はこれでもかと賑やかになりそうだ(苦笑)。

 

(画像カリパク)

着いてはさっそくチェックインし(どたばたしてゴメンね)待ちかねた夕食を。
夕食に関しては講師陣が生徒以上に楽しみにしていたのですが(笑)結果、大満足でした。
バイキング形式だったので毎年挙がってしまう「食べ残し問題」も無く、それぞれのグループが楽しんで食事をしてくれていたように思います。
この日の夕食でも、次の日の食事の時もそうでしたが、3Bクラスの女子グループでは、Rなが他中の生徒を積極的に巻き込んでくれ、
少数派の中学校の子が孤立しないように配慮している様子には感心しました。
元々周りに気を配れる優しい子だとは感じていましたが、子どもたちのこういう一面を見られるととても嬉しい気分になります。

夕食後は準備テストを実施しました。この日に向けて万全の準備をして臨めた子、不安を残しながら会場に乗り込んだ子、
状況は様々ですが、いずれにしろ溜めてきた知識の完成度を数値化することができました。
テスト直後、講師で手分けして採点をし、採点結果(完成度)はプロジェクターを使って公表しました。
完成度下位の子たちは自覚に、上位の子はさらなるモチベーションに繋げて貰うためです。
結果的に90%以上仕上がっている生徒は7名のみ(勝平I・K/泉T・N/泉S・K/泉F・H/勝平H・S/泉T・R/泉S・H)。
この結果を受けて準備テストのリベンジ(再テスト)をやるのはすでに告知済みですので、キチンと自分の課題と向き合ってほしいです。
ちなみに…90%以上仕上がっている子は「動き出しの早さ」と「作戦を立てていた」ということが共通していました。
動き出しの早さ自体は完成度80%を超えている子たちは軒並み早かったですが、作戦の有無は1つ壁を作ったような感じを受けました。
(慣用句は量が膨大だから最初の2週間でじっくり時間をかけて覚える、歴史は普段からやってて自信があるから後回し、…など。)
リベンジにチャレンジする生徒はまず作戦を立てるところから、じっくり考えて下さいね。

◆10/5(土) 2日目◆
朝は外へ出て散歩がてら清掃活動を行う予定でしたが、荒天のため(あとサンルーラル大潟さん、綺麗すぎて掃除するところはおろかゴミも落ちて無かった…)急遽ラジオ体操に変更。
15期生の素直さ(ノリの良さ?)を再確認しました(笑)。
そして…ここからは怒涛の9コマ授業。途中、昼食休憩、夕食兼入浴休憩、そして座談会を挟みましたが。
私が今年の合宿で担当したのは大きく分けて「Sクラス 理社英SP」と「A1/A2 理科 物質の質量 計算特訓」の2種類。

前者はSクラスのみの特設授業で、理科は秋田県歴代入試問題から難問を、社会は実力・模試の記述問題を、
英語は「あるテキスト」の難問を、それぞれ抜粋したり改訂したりして1つのテキストにまとめたものを使用し、文字通り「チャレンジ」して貰いました。
どの教科でも共通しているのは、土台となる知識だけでなく、その一つ一つの問題に対する見識みたいなものも高いレベルで必要であるということです。
例えば…社会の記述問題では、自分の頭にストックされていること(=知識)だけでもそれらしい答えは書けますが、
「図表から読み取れること」が絡んでくると出題者の意図を汲み取らなければなりません。
また、語句指定がある場合はその言葉を正しく使う能力も必要です(←これ、中学生の平均能力が年々下がってきている気がする…このままだと長期的にみて本当にマズイ)。
SPの教科自体は3教科でコマ数は2コマずつでしたが、「総合的な力を試す」ことができたのではと。
Sクラスの皆はテキスト大切に使ってね。作るのめっちゃ大変だったから!!(笑)

後者は毎年苦戦必至の「化学変化と物質の質量」から計算問題スペシャルをテキスト化。練習・反復時間も含めて70分×4コマの授業でしたが今年はこの辺のコマ数は丁度良かったかな~
生徒はというと、正直勝平教室のモチベの高さに泉教室の生徒が圧倒されていたように思います。もちろん、一部の集団を切り取って見たときに…ですが。
例えば泉教室A君、K君、Hさん、K君、S君は3コマ目の終わりあたりから“計算問題を諦めて暗記でとれるところを繰り返している”のに対して、
勝平教室のO君、Aさん、Nさん、K君、Iさんは”答えではなく過程に目を向け、最後までなぜその解き方になるかを諦めずに考えて”いました。
同じキャンパスとは言え他人の芝のような見え方をしている、違う教室の先生が担当の授業だからいつもより頑張っている、だけなのかもしれませんが…
特にA2クラス泉教室の男子には体たらくっぷりを感じざるを得ませんでした。
(まずなんでそんなに眠そうにしてんのや…アドレナリンどこいった!)
いつになったら本気になるのか、いや、本気になりたいとは思っているのでしょうが、
自分の置かれている状況のマズさの本質が“分かれない”のでしょう。
自分の当たり前基準の低さに気づきましょう。一刻も早く…

~ 座 談 会 ~
合宿での恒例行事となっている座談会。14期生からは「えーちゃん」「ピッカ」「あやめ」「ゆーじん」「ひびき」に来てもらい、
高校受験・受験勉強の体験談を記憶の限りで話して貰いました。
まずは卒塾生の皆…
「こういう質問するよリスト」を1枚渡しただけでしたが、どの子も座談会に向けてもの凄い準備をしてくれました。
高校生活も忙しいだろうに、後輩たちの為に有難う。
去年は13期生が14期生のために猛烈な準備をして臨んでくれたので、こういうのを伝統って言うのか~と思いつつ。
運営者としても君たちの元先生としても、とても頼もしく感じました。

(画像カリパク)
卒塾生(14期生)の話を受けて、一番影響を与えたのは「シエスタ」でしょうか?
10~15分程度の仮眠を取ってから登塾する作戦です。
実際私も生徒が集まってくる前の時間帯に車で10分仮眠を取ることは少なくないです。
(稼働時間が長いと、19~20時くらいに強烈な眠気が襲ってくるので^^;)
おかげで仕事の能率は猛烈に上がっていると思います。

ただ、「仮眠」を1時間も2時間も取っていると効果半減どころか逆効果です。
スッキリ起きれない(眠気が残る)、頭痛がする、体内時計が狂って夜眠れなくなるほか、
(本当かどうか分かりませんが)認知症や心筋梗塞のリスクも高まるとか何とか…
「できるだけ多く寝たい」のは人間の欲求のうちの一つですが、
あくまでシエスタする目的は体調を整えて集中力を向上させたり覚える能率を上げたりすることです。
欲求を満たすためではありません😅ので、節度ある睡眠時間(?)を取るように心がけて下さい。
シエスタの適切な時間は卒塾生も言っていましたが、15~20分程度ですよ。

◆10/6(土) 3日目◆
~ レ ク ~
諸事情により体育館ではなく外の大駐車場を貸して頂き、レクリエーションを行うことになりましたが、
(コケたときのリスクを除けば)これはこれで日差しをたっぷり浴びれて良かったな~と思いました。
人間、陽の光を浴びないとどんどん暗い気持ちになってしまいますからね!(陽の光浴びるの大好き人間)

競技内容は「長縄跳び」「ガチリレー(ただのリレー)」「ミッションリレー(仮名)」の3つ。
長縄見てて、運動できる子が意外と多いことを初めて知りました。いや、長縄って運動センス必要じゃないですか。入るタイミングの取り方とか、跳ぶんじゃなくて跨ぐんだとか…
私は縄に入って出られる気が全くしませんでした(笑)。いや、イメージ自体はできるんですが、身体が思うとおりに動かないだろうという(笑)。
ちなみに余談ですが年々ス○ッチャを楽しめなくなってきました。この間は1時間半ぐらいビリヤードやってマッサージチェアに撃沈しました。
ガチリレーはただのガチリレーでした。ターンでアキレス腱切る子とか出なくて良かった(←笑えない)。
やっぱ足速い子ってカッコいいな~と思いました。小さい頃なんか足速いだけでモテモテですもんね。
運動部所属だったのに、走る時ボヨンボヨンって効果音が聞こえてきそうな子もいましたが🤣
そして、「見てる方が楽しいから」という理由で(笑)毎年やっているミッションリレー。

・コーンまで走って筋トレ10回して戻ってくる、風船を1個ずつ膨らませて持って帰る
  

・好きな先生とツーショット撮って戻ってくる、コーラ(250ml)をおいしくいただいてゴール
  

個人的に面白かったのは、
・「風船を膨らませる」で風船が微動だにしないS
・「筋トレ」で(簡単なやつにすれば良いのに)ジャンプスクワットを選んだストイックけんちゃん&りんた
・「筋トレ」で(簡単なやつにすれば良いのに)逆立ち腕立て伏せを選んだキン肉マンひなた
・「好きな先生と自撮り」で萌々香先生のところへ一直線のR♂(笑)
総じて、準備体操もちゃんとまじめにやってくれたし、集合もそんなにだらだらせずで、
今年の3年生は与えられたことを自分たちなりに楽しむことができるまじめな集団だな~と思いました。
講師側としては改善点の多いレクリエーションタイムでもあったので、こちらは来年に活かしていきましょう。
来年はキャラ的にすごいことになりそうだな(笑)。

授業開始から完成テストまでは本当にあっという間で…
アレ、ガッシュクッテコンナニミジカカッタッケ
10期生の時は2泊の睡眠時間合計1時間、11期生の時は姉の結婚式と日程が被ったおかげでドタバタと移動が入り、
12期生の時は授業中立ったまま(眠気で)気絶し、13期生の時は…何かあったっけか(笑)。
少し前は合宿といえば寿命と引き換えに生徒を前進させられるくらいの認識でしたが、
体力的な耐性が付いたのか、単なる慣れか、年々あっという間に2泊3日が過ぎるように感じてきました。
前者は確実にあり得ないので、慣れと、自分自身キャパ的なものが成長したんだろうとは思います。
というのは自分自身の感想ですが、3日目は眠気と闘っている子が2日目よりも多かったですね。
疲労や睡眠負債もあったかもしれません。そんな中気愛でやるべきことに向き合えた子には、本当に乾杯したいです。

講評では完成テストの猛ダッシュ丸付けからのMVP決定、各賞授賞式などを行いました。
途中、採点間違いでMVPが入れ替わりかけたり(結果的に入れ替わらなかったのですが)、計算式に当てはめようとパソコンを見ると電源が落ちていたりでかなり焦りましたが(苦笑)、
他の先生方のサポートもあって何とか時間内に結果発表を行うことができました。
MVPはF・H。準備テストでは4位で、準備テスト1位だったI・Kとは1%差。
そして完成テスト(ほぼ全問正解)で追いぬく形で、合計点数でトップに躍り出ました。
総合2位のI・Kとの差は実に0.36%。もしあと1問正誤が動けば、順位が入れ替わるような僅差での勝負でした。
「あと1問」をリアルに経験してきた分、何とも言えない複雑な気持ちになりましたが、このこと自体は本当に高校受験でもあり得ることなので、
I・Kにとっては凄くいい経験になったのではと思います(というか、そう望みます)。
伊藤先生曰く、「相当に悔しかったらしく今は努力を惜しまず燃えに燃えている」とのこと。
心の底から悔しいって思えるのは本当に素晴らしいですよね。
いずれにせよ、F・HもI・Kも…3位以下を4%(テスト点数にして11点程度)以上突き放す圧倒的な結果でした。
この先も圧倒的な努力を継続して下さい。
総括といっても全員が同じ総括はできないので上記は全員にあてはまることではありませんが、
間違いなく全員にあてはまるのは
大切なのは
合宿終了後、つまり今
これらの経験を活かして
努力を続けられるか
ってことですよね。
受験生になった、って言っても学年が上がったから勝手に受験生になるんじゃありません。
時期が来たから、勝手にヤル気が出てきて、勝手に色々なことができるようになるわけではありません。
合宿を経たからゲームみたいにレベルアップして、次の日から色んなことができるようになってる、なんてことはないのです。
48時間みっちり頑張ったからってその後48時間サボったらチャラです。
合宿で得たのは頑張り方。必要なのは、その先、頑張ること。
です。素晴らしい結果を残せた子はさらなる飛躍を、うまいこと跳べなかった子は跳躍のための助走を。
それぞれ思い切りジャンプする踏みきりのタイミングは違っても、全員が高く遠くへ跳べるように頑張りましょう!

ってことで、やっっっっっと書き終わった!(笑)
勉強合宿2019@サンルーラル大潟 ver15期生の総括みたいなものでした。