受験生としての一年
昨日から3年生の通常授業が再開しました。
大変ありがたいことに3年生は定員いっぱいでのスタートとなり、
教室にもすごく活気があります。
同じ教室で勉強する仲間がいることで、
刺激をもらい、また時には刺激を与え、
この一年間を一緒に頑張っていこうと思います。
授業では春休みの復習を兼ねて、
単元テストを実施しました。
春期講習では3年生内容の予習を進めましたが、その確認です。
数学の乗法公式や因数分解は、
これから先ずっと使っていくものです。
問題を見た瞬間に手が動くようになるまで、
何度も何度も反復して練習していく必要があります。
春期講習は毎日授業があり、
一つの単元につき二日連続で勉強することができていたので、
スラスラと解くことができていました。
ですが5日ぶりに問題を解いてみると、
結果は明らかに二極化していました。
100点満点のテストを5枚解き、
平均で90点を超えていたのがわずかに2名、
80点を超えていたのがさらに3名、
50点を下回っていたのが4名という状況です。
春休み以降全く復習してないとなると、
新たに勉強した内容なので忘れてしまうことはごく当たり前のことです。
人間の脳は覚えることも忘れることもできるので、
反復をしなければどんどん記憶からなくなっていきます。
この数日間の間に、
テキストにチェックがついている問題をもう一度解いたり、
苦手だったページの再演習をしていたり、
そういうことができていれば結果は大きく変わっていたはずです。
まずは昨日の点数を見て、
そういうことに気付き、今後同じようなことを繰り返さないための行動をすることができれば、
それはそれで大いにプラスです。
また受験生としての一年間がスタートしたので、
ここから夏休みまでの過ごし方も伝えました。
まだあまり自覚はないかもしれません、
さらには中総体まで部活動が忙しいかもしれません、
そんな中で何をしていくべきなのか、
入試日は決まっているわけですから、
その日数は着実に減っていきます。
少しでも自分のプラスになるようにするために、
この3か月間で何をどう勉強するのが良いのか、
先輩方の経験も踏まえて話をしました。
すごく良い表情で聞いてくれていたので、
ここから行動に移してくれるでしょう。
無理をしましょうということではありません。
でも確実に一歩目を踏み出すことが大切です。
目標を決め、これだけはやると決めたことをやり通しましょう。
これから受験生としての濃い一年間が始まります。
たくさんの仲間と一緒に、
最後は笑顔で終われるよう悔いのない日々を過ごしていきましょうね。